気が早い話しですが 冬のお酒の内容がほぼ決まりましたのでご案内いたします。
当店では
「〆張鶴」「金鶴」「大黒正宗」 三蔵の冬季限定酒をおすすめしております。
入荷順に言いますと
【その一】全4回の蔵出し
新潟県北の銘酒・〆張鶴(しめはりつる)
・しぼりたて生原酒 1.8L 2,800円・720ml 1,350円(税込)
アルコール度数20度とは思えない口当たりの良さで長年愛され続けているお酒です。58歳の私がハタチくらいのころから当店の冬の人気商品でしたからね。
蔵出しの日を厳密に決めて 4回に分けて限定出荷するところに蔵元の生真面目さが現れています。
さらに この裏貼りの文言も合わせて考えると、
あぁそういうことか・・・ となるんですね。わざわざ4回に分けて出荷するのは瓶詰め後できるだけ早くお客さんに飲んでもらいたいという気持ちが込められいるのです。
なのでこのお酒だけ 当店では全量予約制でお客さんにご案内しております。可能な限り早くお客さんにお渡しするにはこれしかないと思いまして。
とは言え、お客さんが いつ・どのように飲むかはお客さんの自由ですからね。当店の常連さんの中にはこのお酒を半年以上、時には何年もとっておいてから飲む人も少なくないですし、そういう楽しみ方を私もよくやります。
そうやって同じお酒の変わっていくさまを知ると 他のいろんなお酒を飲んだときにその先の変わりようが予測できるようになって楽しいんですよ。まさに習うより慣れろですな。
【その二】12月上旬入荷予定
全量佐渡産米使用の島酒・金鶴(きんつる)
・純米活性にごり酒 生(風和) 1.8L 3,000円・720ml 1,550円・300ml 650円(税込)
・純米しぼりたて 生(風和) 1.8L 2,850円・720ml 1,450円(税込)
・本醸造しぼりたて 生 1.8L 2,200円・720ml 1,100円(税込)
*風和 (かぜやわらか)は 金鶴の純米酒ブランドです。
どれもおすすめですが、今日は「にごり酒」のお話しを。
このように王冠の真ん中に穴が開いています。
活性酒ですので瓶の中で まだゆっくりと発酵が継続していて、それにより生じた炭酸ガスを抜くために設けられている穴なんですね。
お酒は簡単に漏れない構造になっていますが 瓶を横にするとジワジワと滴ってきますのでお取り扱いは立てたままでお願いします。
また 栓を開けた瞬間に瓶内のガス圧でお酒が勢いよく噴き出すことがありますので、一気に栓を開けず 小出しにガスを抜きながら開けてください。
「そう言われて用心してたけど 思ったほど勢い強くなかったよ」
ということもあります。蓋にも個体差がありますので予めご了承いただけたら幸いです。
金鶴 風和(純米)活性にごり 2023
なにかと気を遣うお酒ですが それ以上の価値はありますのでリピーターも多い一品です。
まだ飲んだことがない人は ぜひこの冬にどうぞ!
【その三】12月上旬入荷予定
日本酒の本場 兵庫〈灘〉の本格派清酒・大黒正宗(だいこくまさむね)
・吟醸しぼりたて (生原酒) 1.8L 3,190円・720ml 1,590円(税込)
江戸時代から日本酒醸造に最適と言われてきた「灘の宮水」が湧く地にて 銘酒を醸し続けている老舗蔵です。
お酒の8割は水ですからね、水質の違いは大きいですわ。栓を開けてからの変化のおだやかさなどはまさしく宮水によるものだと思います。芯が強い灘酒の新鮮な出来立て風味と、少しずつ変わっていくその味わい・・・オツですねぇ。
また もともと熟成の妙を味わえるのが「大黒正宗」の素晴らしさ、栓を開けなければどんどん良い方向に熟してまろやかさが増し、より美味しさが深まっていきます。
ちなみに昨年から大黒正宗は製造日が表示されなくなりました。安心して熟成感を楽しんでいただくには製造日表示は要らないとの判断でしょう。前にも当ブログに書きましたが 同じ醸造酒に分類されているワインは昔から製造日表示が無いのが一般的でしたから驚くことではないと思います。
その点は〆張鶴と対極、でもそれが個性ですから面白いんですよね。それぞれの酒蔵さんのポリシーが伝わってきます。
ご案内のチラシはただいま製作中です。
ちょっと画質が悪い原本を貼り付けましたのでよろしければご覧ください。↓
maitasake.com/2024siborifo.html
皆さんのご予約をお待ちしております。
それでは本日も日本酒で乾杯!(^o^)丿
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます