胸がきゅんとなる彼女のこの曲。私はずっとタイトルを「教室の窓」だと思っていました。「窓」でした。この曲を聴くと、母校の都立墨田川高校の教室の窓を思い浮かべます。
窓/谷山浩子 1977年
作詞作曲: 谷山浩子
教室の窓から見る秋は
いつも不思議に光ってた
北向きの窓のすリガラス
ギリシャの海も見えた
思い出せばもう夢の中
午後の陽射しにまどろめば
遠いアコーディオンのすすり泣く
光と影の世界
やさしい時代を置き去りに
やがて街へとび出した僕には
教室の窓がもう見えない
夢の行き場がどこにもない
授業をひとりでぬけ出して
空き部屋の窓から空を見た
幾億年もの時の彼方
空翔ける船を見た
思い出せばもう夢の中
一枚の窓のそのむこうに
見しらぬあしたがふるえていた
きらめきふるえていた
いくつも街を歩くうちに
いつか外の世界は狭くなる
教室の窓がもう見えない
夢の行き場がどこにもない
やさしい時代を置き去りに
やがて街へとび出した僕には
教室の窓がもう見えない
夢の行き場がどこにもない
夢の行き場がどこにもない
切なくなる曲です。
そういえば、今日の「定年時代」という、購読新聞と一緒に入っていた小さな新聞。して右傾の老人介護付きマンションンの入居費が、億を超えていたのです。今どきのお年寄りはお金持ちなんですね!といっても、二極化しているようですが。お金があるのなら、振り込め詐欺にあっても仕方ないんじゃないかと思ってしまいます。世代間の所得格差がすごくなっているんでしょうね。若い人の閉塞感はもうどうしようもない気がします。
高度経済成長時代の、上り坂の「お金がなくてがむしゃらに働いた」というのと、今の下り坂の「お金がなくてがむしゃらに働いている」というのは、全然違う気がします。金を票を持っている年寄りは永遠に優遇ざれ続け、彼らに私たちは奴隷のように使役され続けるのでしょうか?
年寄りも、若いやつも、大嫌いだ。わがままで自分勝手で。ああいう職場にいると、よくわかる。就学前の子供を大騒ぎさせて平気でいる母親。窓口に携帯を見ながら無言で書類を出す母親。
こんな世の中じゃあ、私の帽子は絶対に出で来ないよね。