再来年の改元について、考えてみました。というのも、古文書の勉強をしていると、当然元号を調べますので・・。
小渕さんが官房長官の時に、例の「平成」の元号発表がありましたが、あのとき、他にも候補が二つあったそうです。でも、当然、それは選ばれないことになっていたそうな・・。ん?そうです、元号の省略のアルファベットが、重複することはできないから。
明治のM、大正のT、昭和のS、そして平成のH、これは使われることはないのです。では、頭文字は何になるのか。
A、B、C、D、E、G、I、J、K、N、O、P、R、U、W、Y
その中で、D、I、P、R、U、W、Yは、今までにほとんど出てこなかったので、ありえないのではと思います。
江戸時代にこれらの中で出てきているのは、安、永、延、元、文、寛、嘉、享、慶、弘、貞(じょう)です。それ以前では、応、建、康、長などがあります。
いろいろ想像してみると、面白いですね。
ちなみに昔、こういう元号が存在したのかとびっくりしたのが、延長(923年~930年)、永久(1113年~1118年)です。
昔は、天皇が変わる都度に改元したというわけではありませんでした。この慣習は、明治からのことです。
漢字は、面白いですね。