元旦の新聞をようやくじっくり読むことができました。心に残った記事のハンナ・アーレントの引用をここに残したいと思います。
アーレントは「孤独と寂しさな違う」と言っています。孤独とは、私が自分自身と一緒にいること。自分と一緒にいられない人が寂しさを感じ、一緒にいてくれる他者を求める。だから、自己と対話できない。孤独にならなければ、人はものを考えられない。孤独こそ、現代社会で失われているものです。
名言ですね。孤独としっかり向き合う必要があるのです。一人の時間が、人を成長させると私は思います。
ところで、無職の私は正月も平日もないのですが、この正月の時期はテレビはピンキリです。人をそろえるだけのお手軽バラエティーにはうんざり。スポーツの臨場感は、他では味わえないものです。昨日と今日の箱根駅伝、もう手に汗握り、往路復路の選手リストをプリントアウトして、フルネームで応援していました。やっぱり、母校は最後に襷をつなげなかった・・、あと5秒だったのに。14位は、がんばったと思います。また、予選会になりますが、来年も絶対に出てくださいね。私にも母校愛があったんだと、再認識してますから。
昨夜の、都庁爆破テロのドラマは、なかなかのものでした。そのあと、別の局での「忘却のサチコ」を見ました。高畑充希が主役の、グルメのドラマ、かなり面白かったです。実は孤独のグルメもせっせと見ていたので、女性でもありなんだ、彼女もおいしそうに食べる!とはまってしまいました。続編も見たいですね。グルメと言えば、元旦に近所の神社に初もうでに行きました。戌年なので犬を連れてお参りする人が多く、面白かったです。底の神社で甘酒を飲み、そして味噌ポテトというのを買って帰りました。秩父の名物とのこと。おいしかったです。B級グルメですね。
そして今日は、「君の名は。」を見ました。絵が繊細で立体感があり、素晴らしかったし、ストーリーもびっくりなものでした。時空を超えて、SF的ですよね。還暦にしてラストは涙流してしまいましたわ。久しぶりに感動アニメを見ました。
生きていれば、こうして感動したり喜んだり、いろいろできるものなのに。人生はつらいこともあるけれど、小さな喜びはあちこちにあるし、「君の名は。」は、でっかい喜びでした。
お雑煮はもう飽きてしまったので、中身をグラタンにして食べました。正月料理は3日であきます。来年は、おせちも買うのやめようと思います。あれって、カロリー高いでものね(酒飲むからですけど)。自己管理をしながら、おいしいものも食べるのって、難しい。おせちで太って、びっくりしましたもの。