さっき、BSプレミアムでTOKYOディープ選多摩市を見ました。住んだことがある多摩市だから、見ようと思っていたのでした。そして、まあ驚いたことに、大学時代のクラスメートと違うクラスの知り合いの二人ともが出ていたのでした。その二人とも考古学専攻で、ともに多摩市の埋蔵文化財センターに行ったのだから当然と言えば当然。でも、一人は私が当時、一目ぼれして告白して見事、振られた相手。彼は、面影があったけれど、髪も薄くなって頭頂部はあやしいものでした。
はあー、青春は戻ってこないのはわかるけれど、現実に年月を経た姿を見るのは、うーーーん、でした。以前フェイスブックで中学時代の初恋の人が、でっぷり中年太りになっていたのよりは、ギャップは少なかったけれど、ちょっとつらいです。ま、こっちも、先日のフォトフレーム手作りした時にも実感しました。私も年取ってる!!
それでも、どっこい生きてますよ。まだまだやりたいこと、好きなことはたくさんあるもの。
多摩市は、結婚して13年住んだ土地です。第二の故郷。去年、聖地巡礼もしました。ごまこと暮らした街、原宿まで通っていた時代の街。勉強するからと机を買ってもらったのでしたっけ。よくまあ狭い団地で暮らせたと思います。そういえば、今のマンションも狭いと思っていましたが、二人で暮らしていた団地の方が狭かったのかも。
最後は棺桶なんだから、狭いところに慣れておかないとね。
年月を経るということは、いろんなものが変わってきているということです。先日、朗読の先生に、何か録音するものがあれば、自分の朗読を録音してみて聴いてみるといいと言われました。そこで、ずっと昔に通販生活で買ったソニーのMDレコーダーを取り出し、やってみました。ずいぶん昔のものなので、今は当然生産終了。もうMDレコーダーそのものがないのです。最新のものはボイスレコーダーというもので、意外と安いのにびっくり。でもMD自体はまだ売っているようなので、壊れるまで使今のものを使ってみようと思います。
それにしても、自分の声って、録音すると微妙に違って聴こえるんですね。頭蓋骨で聴いているからかなあ。サークルのメンバーは女性も声が低いので、多分私が一番高い声だと思います。いいのか悪いのか。
先日観た映画「少女は自転車に乗って」は、イスラム圏の人たちの生活が興味深かったです。ヒロインが自転車を買うお金欲しさに宗教クラブに入ってコンテストに出場します。経典の質問に答えるのと、暗誦する部門があって、その練習は朗読に通じるのかもしれません。初めは棒読みだったのが、深く理解するほどに独特のメロディーで歌うように暗誦するのです。コーランは、こういうものだったんだとはじめてわかりました。知ることが大事ですね。
朗読も、音の高低の幅はたくさんあっていいとのこと、歌うようになってもかまわないとか。同じなのかもしれません。自分の心の中に入ったときに、自然と歌うようになるのかもしれません。