といっても、私は60歳ですから。先日、保険会社から見直しを提案されて、資料を送ってもらいました。そこで、検討をしたのですが、パンフレットやいろんな資料を読みこなす能力が、すでにありません。こういうものを瞬時に理解できる能力って、誰もが持ち合わせてはいないと思います。義母と娘のブルースの元キャリアウーマンの義母くらいじゃないかと、私は思いました。
以前は、担当者が多雨寝てきてくれて、いろいろ提案してくれたのですが、今は資料を送ってそれを検討してからの電話での申し込み書の記入のサポートくらいなのでしょうか?
正直、今持っている保険との違いが分からず、それほどのメリットがないと私は判断しました。通院の保険も金額が高くなるだけだし、今回メリットとうたっているところも、それほどでもないのでは、と思いました。さんざん悩んだ挙句、今まで通りでいいのではと、自分の年齢の猶予期間を聴いたところ、担当者は「わかりました、もういいです」のような返答でした。
だいたい、60年代の女性に、読みこなすのが不可能な資料を送り付けて、それを理解しろっていうことの方が無理なんじゃあないかと思いますよ。保険というものは、年齢が高くなるほど、金額も高くなる。いいと言われても、今までよりも高くなるようなものを、単純にいいとは思えません。そもそも、保険って、いったい、何?
日本の医療保険が一応、充実している社会にあって、民間の保険の何がいいのか?まず、医療保険で「高額医療なんたらかんたら」というのがあります。これは、医療費が高額になったときに、限度額をその人の所得に合わせて「これ以上は請求しません」というものです。実にありがたい制度です。でも、これは純粋に医療費ですから、差額ベッド代は別。そしてこの差額ベッド代は、医療機関によって、じつにピンキリ。個室じゃなくても2万近く取る病院もあります。
そもそも、民間の保険会社で日額いくらというのは、この差額ベッド代を賄うためのようなものですよ。通院に出るって言ったって、日額5千円で最長30日って、15万ですよ。なんだよー、っていうのが私の感想です。
夫は会社勤めの頃に団体でがん保険に入っていました。退職後は増額になっても続けていたので、正直、ありがたかったです。
でも、この先の未来で、保険会社も大幅な見直しをするべきなのではないでしょうか?100年寿命といって久しいのに、保険料金表には85歳までしかない。いつ死ぬかなんて、誰もわからない。結局は、裕福な人しか高齢者は民間の保険に入れないってことなんですかね。
まあ、いつの時代も、ころっと死ぬのが一番の幸せかな?最後まで、健康でいたいものだとつくづく思いました。特に、一人暮らしの人間は、切実ですよ・・・。
60過ぎたら、上手い話に乗るな、ですね。世の中、そんなに甘くない。ずっと払い続けることを考えたら、見直して、ゼロにしたっていいのかもしれません。どーせ、人はみんな死ぬのですから。