ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

自白を前提の勾留って

2019年01月22日 22時00分38秒 | 社会

 もちろん、犯罪は許せないことです。でも、その犯人がもし、冤罪だったら?先日、NHKあさイチに冤罪で160日も勾留された元厚労省官僚の村木厚子さんが登場しました。よくがんばったと思います。そして最近始まったドラマが弁護士ものが多くて、勾留が身近に感じられます。

 ゴーン氏はなかなか保釈されません。たとえ罪を犯したとはいえ、クリスマスも新年も家族と一緒にいられなかったのは、本当に気の毒です。その罪も、殺人とか絶対に許せない犯罪というものでもない・・。そして、勾留中の取り調べて、自白を引き出そうとしているわけですよね・・。

 自白って、必要なのでしょうか?本当に決定的な証拠があれば、自白なんかなくてもいいのではないでしょうか?早く裁判を始めて、保釈すればいいだけじゃあないのか?まず、自白を前提にしているという制度がおかしいと思うのです。

 痴漢冤罪の映画「それでも僕はやっていない」は、だれにも起こり得ることです。誰にでも容疑者になって突然、拘留ということがあるのです。おかしいと思いませんか?私はぞっとします。まるで戦前の特高警察みたいじゃないですか。冤罪で拷問死に至った人も多かったと思います。さかのぼれば、江戸時代だってそうです。ひどい拷問を受けて、きっと罪もない人が死罪だったり島流しにあったりしたのではないでしょうか?

 そもそも「自白」を強いるという制度が間違っています。思い込み捜査しているんじゃないでしょうか?犯罪を犯すのは絶対にいけないことです。でも、テレビのワイドショーやマスコミ報道のせいで、もしかしたら私たちは本島はそうじゃない人を、犯人だと思い込んでいた、なんてこともないとはいえません。

 オウム真理教の犯罪は許せるものではありません。それでも、あっという間に死刑囚の死刑が執行されてしまいました。見えていなかった真実がまだあったような気がします。

 罪と向き合う、それは罪を犯した人がしなくてはいけないことですが、無実だったら?

 中国でカナダ人だったでしょうか、麻薬を運んだ罪が軽すぎると、裁判やり直しで死刑になりました。これも怖いことです。人の命って、重いはずなのに。

 かつて私は死刑に対して反対をしていました。今は、わかりません。でも、国として校正プログラムをしっかりしなくてはいけないのに、特に性犯罪の再犯率が高いのは悲しい現実です。男性は女性をモノとしか見ていないんじゃないでしょうか?許せないことです。例の「やれる女子大学生の大学ランキング」なんて、本当に腹が立つ。女性は「抱かれたい大学ランキング」なんて全く考えませんよ相手を人として見ているからです。抱かれたい芸能人とかは(相手は抱きたいと思っていないでしょうが)よくランキングがありましたが。

 まず、そういう意識の違いを徹底的にはっきりさせて、人権教育を行うべきなのです。人から殴られることがどんなに怖いか、暴力を受けることがどんなにつらいか・・。力で押さえつけるほうは、それが正しいと思っているのでしょうか?日本の男女の格差はこういうことをしっかり議論しない限り、なくならないでしょう。女性の活躍なんて、言葉だけのうわすべり、実態が全くないのは、ごまかし政治の象徴ですね。サイテーですよ。

 

コメント
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