タイトルの内容の夢を見て、今朝目が覚めました。
日本は、というよりも、人類は、男性社会のまま20世紀を迎えました。植民地のカースト制度よりも、人種差別よりも、女性差別のほうが、とても根が深かったのです。
思えば、還暦すぎた私の今までの経験でも、男女共学の教育期間はそれほど感じなかったのですが、社会に出てからは強烈な男尊女卑に驚いたものでした。女性は単にお茶くみ要員でしかないのは、女性が社会に出た時代(おそらく大正時代あたりか?)から当然のように思われていたのです。男女が平等である職種って、公務員や教員くらいだったのではないでしょうか?
そうともしらず、東京都の教員試験に二次で落ちた私は、急遽大学の就職課に相談して、民間の企業に就職しました。まあ、そこから社会の男尊女卑に直面したのでした。
ハニートラップとかって言われますが、まず、そういう誘惑に乗らない男性は、この世に存在するのでしょうか?日本の社会では、聖職者(こちらもかなり怪しい立場ではありますね、聖職者の性犯罪は法王も手を焼いている状態です)でない限り、引っかかるものだと思われます。なぜか?男性は、「据え膳食わねば」に象徴されるルールがあるからです。ま、ばかですよね。それに乗るのが、男のプライドなのか??
日本に限らず、東アジアに限らず、地球規模で第二次大戦前までは当たり前のように、女性は激しい性被害を受けてきました。おそらく、人種差別よりもその歴史は根深いものがあると思います。なぜなのか?
子供を産むということは、命がけのことなんですよ?それなのに、だれでもいいからと性犯罪を犯す男がうじゃうじゃいる現実。全く許しがたいことです。下半身をコントロールできない男性は、社会に存在する価値がないと私は思います。
そして、夢の話に戻ります。性教育は、人権教育なのです。寝た子を起こすなんて、とんでもないことです。同じ人類として、よきパートナーとしてこの社会を生きていくために、きちんと性教育を受けて、女性の権利をきちんと守ってほしいです。
女性だって、好きじゃない相手とだれが付き合うか??ハニートラップなんて、させるほうも悪いし、引っかかるほうも悪い。下半身をコントロールできない男は、政治家になる資格はないのです。そんなこと制御できなくて、政治家になれる?ふざけんなですよ。いや、社会に生きていくうえで、当然の義務なんですよ、コントロールするのは。
なぜ、そんな夢を見たのか?おそらく、私が子供の頃からずっと違和感を持っていた課題だったからです。もしかしたrら父もハニートラップに引っかかる男性だったのかもしれません。母は、異常なまでの嫉妬を持つ女性でした。そんな両親の血を受け継いだけれど、なんとかアンダーコントロールしてきましたよ。戦後民主主義の高揚の時代に社会に出た両親のもとに生まれた次女の私の小学生時代のランドセルは「黄色」でした。ほかの誰も、そんな色を選んでいませんでした。私は肩身が狭かった。でも、今になって、両親の思いがわかりました。男とか女とかそういう分け方に育ってほしくないからって、そういうことだったのです。黄色いランドセルを背負った私は、社会に出てから男尊女卑の世の中に憤り、ジェンダーに興味を持ち、今に至っています。
ようやく、親の意図が分かった気がしました。
従軍慰安婦問題は、アジアに限ったこととじゃないかもしれません。終戦直前の旧ソ連の性暴力も、歴史に埋もれたままの状態です。常に、女性は危険にさらされているのです。
これからは、そういうことはあってはならないことは当然のことですが、もっとよりよい社会にするために、世界中の女性が連帯するべきではないのか?
父がアマチュア画家だったこともあり、子供のころから絵画が好きでした。父の持っていた本で、今も持っているのは洲之内氏の美術エッセーの本ですが、読み始めてひっかかるところがあり、やめてしまいました。それは、彼が新潟だったかな、戦前に行った話で、当時、旅館には娼婦がいて、彼もその女性と寝たという話があり、それから幻滅してしまったのでした。習慣だからと、そういうことを当たり前のようにしてしまうってことが、私には許せませんでした。
それが歴史なんだと思いますが、それは、許されざる歴史なのです。当然のようにそういう境遇を受け入れる女性がいたのは仕方がないといえますか?当然のようにそれを受け入れる男性を、女性のあなたは許せますか?
これからは、そうであってはいけません。
据え膳、食うな!と私は言いたい。誰でもいいからと、欲情するな、それは犯罪なのだから、
男女のそういう歴史はこれからもっと解明されなくてはいけないことです。男尊女卑は改めるべきだし、女性活躍なんて言って、全然そうなっていない社会に私は本当に幻滅しています。女性も男性も、変わるべきなのです。
結婚したからって、ただでやれると思うなよ!同意のない性行為は犯罪です。まずは、性教育をもっと徹底してやってほしいし、その背景には、きちんと人権教育がなくてはならないのです。男女の性に関する意識の乖離をなんとかしなくてはいけません。
そんな夢を見て、今朝は早くに目が覚めました。