今月から、朝ドラも新しくなりました。そして、BSプレミアムの再放送朝ドラも「おしん」ということで、両方をしっかり見るようにしています。
まんぷくは、本当に面白かったです。私は特に、すずさんが大好きでした。それに、普段はインスタントラーメンは食べないけれど、あのドラマを見たら無性にラーメンが食べたくなりました。そして、何十年ぶりかでカップヌードルも食べました!
朝ドラは見るけれど、残念ながら大河ドラマは見ていません。やはり、大河としては時代設定が今回はまずかったのではないかと思います。オリンピックだからでしょうけれど、もっと昔の時代の方がよかったのでは?日本人は戦国時代や幕末が好きですから。私は古文書を勉強しているので、江戸時代がいいとは思いいますが、八王子市民が推す「千人同心」は、ちょっと無理でしょう。
若冲や北斎など、絵師をめぐるものを大河でやってほしいなあ。それとも、地味に芭蕉?やはり、無理がありますねえ、プレバトじゃあないんだから。
先日は歴史秘話ヒストリアで、信長が天下統一を望んではいなかったという話に興味を持ちました。確かに、校正になって脚色された話が多いのは事実です。真実を見極めるのは、本当に難しいです。ほんのちょっとの先の戦争中のことだって、日本と韓国では考え方や見方が違う。でも、事実は一つなのに。
今朝の新聞の「折々のことば」は、ホルヘ・ルイス・ボルヘスの「夜が心地よいのは、記憶と同じように、退屈な細部を消してしまうからだ」でした。記憶は自分の都合のいいように脚色されてしまうということです。このボルヘスというアルゼンチンの作家、私は存じ上げなくて、確かウンベルト・エーコの「薔薇の名前」に登場した名前だったので、中世の人かと勘違いしていました。エーコの彼へのオマージュだったようでした。
そうそう、来年の大河は(決まっているでしょうね、きっと)、万葉集のエピソードにすればいいのに。令和と新元号が決まったことだし。