ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

朝日歌壇2月6日

2022年02月06日 16時16分45秒 | 短歌

永田和宏選

東(ひんがし)に小三治のなく西(かみがた)に仁鶴なき世を陽はのぼりくる
                              福岡市 佐々辺のえ
ウイルスが地位協定に守られて堂々と入る基地から町へ     山口市 平野充好

 一首目、落語界の重鎮が世を去り、寂しくなりました。小三治さんは、とべZOOのピースが大好きだったとか。そうそう、ピースのぬいぐるみを抱いている小三治さん、私も!とうれしくなりました。仁鶴さんは、大昔、私が中学の修学旅行で、同じ新幹線に乗っていて大騒ぎしたものでした。二首目、本当に悔しいですよね。沖縄がかわいそうで。私も、横田基地の近くに住んでいますから、他人事ではありません。この歌は、馬場あき子さんも選んでいます。

馬場あき子選

凍る庭くちばしのような新芽あり土割り春を待つチューリップ  加古川市 長山理賀子

基地からの感染拡大抗議すらできない国に我らは生きる     観音寺市 篠原俊則

 一首目、とてもいい歌だなあと感心しました。くちばしのような新芽が、素敵です。二首目、私も同じ気持ちです。日本はまるでアメリカの植民地ですよ!

佐佐木幸綱選

初雪に凍てつき門扉開けられず乗り越えて出る塀の高さよ    栃木県 富田洋司

 そうそう、私も経験あります。八王子にいた頃のドカ雪で、ひどい目に合いました。

高野公彦選

被爆の惨知る国なれど核の傘必要といいて署名せぬ国      アメリカ 大竹幾久子

お借りした地球を返し礼言うて銀河鉄道に乗って逝きたし    諏訪市 矢崎義人

 一首目、本当に情けない国ですよ、日本は。核廃絶にどうして政府が賛成しないのか、腹が立ちます。それこそ、アメリカの植民地だからか?二首目、地球を人類がぼろぼろにしちゃったけど、少しはきれいにして返さないといけないですね。

 

 

 

 

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