昨夜のBSプレミアムのドラマ「定年オヤジ改造計画」を録画しておいたので、さっきまで見ていました。郷ひろみの熱演、いいですねえ!夫源病というのも初めて知りましたが、子どもが成人して独立した後、夫婦がうまくいかなくなるというのもわかる気がします。男性は、定年後も仕事のことばかり、そしてプライドも高く、家事や料理を手伝わない、よくないことです。
このドラマで、ジェンダーロールという言葉を知りました。男は外で仕事して、女は専業主婦で家事育児をするのが当然という意識です。いまさら、こんなこと平気で言う人は、もう絶滅しなくてはいけないはずですよね。でも、実際の日本の社会では今も根強いのです。だから、ジェンダーギャップ指数がいまだに低いままなのです。特に自民党議員の考え方がひどすぎる。先日も、神道の集まりでLGBTを病気だと言った会合に多数参加していたとか。ありえませんよね。
かつて、女性は子どもを産む道具だとか言った議員がいましたっけ。本当に情けない。
家事は永遠と続く、きりのない仕事です。
そういえばですが、この前、らじるらじるでカーペンターズの番組を聴いていましたが、それでネットでいろいろ調べたら、妹のカレンが拒食症で亡くなったその原因は、直接ではないけれど、母親のジェンダーロールにあったのです。女は家庭に入るのが当然と思っていて、彼女の才能をあまり喜ばなかった。今朝の朝ドラでも、鈴木保奈美さんが毒親を演じています。子どもの自由を認めない親って、おかしいと思いませんか?それはまるで虐待ですよ。
私は、母が私が30代の時、父が40代の時に亡くなったので、逆に考えたらそれが良かったのかもしれません。結婚して子どもを生めなんて言わなかったし。夫の両親は、ひどかった。祖父母の介護がその死とともになくなったと思ったら、孫を産んだほうに懸賞金を出すという話に。もちろん、亡夫は子供ぎらいだったので、拒否でした。彼自身が、子ども時代にネグレクトだったと思います。とてもゆがんだ性格でした。かわいそうになって、結婚しちゃいました。子供を持たないことでネグレクトの連鎖を断ち切れたのはよかったです。
政府は、少子高齢化の原因を、もっと真摯に考えるべきですよ。このジェンダーロールがなくならない限り、日本という国は消滅します。それもしかたないですよね。女性は奴隷ではないのですからね!
それともう一つ、ネットで調べてショックだったのが、ビスコンティの映画「ベニスに死す」で世界の注目を集めた美少年のその後の人生。一瞬の美しさと言って、未成年が大人に消費されてしまう現実が恐ろしいです。ビスコンティがやったことは、性的虐待です。本当に許せません。
日本は刑法を早く改定すべきです。合意のない性交は犯罪だということ。女性の性行為の年齢を13歳って、ありえませんよね?その年齢を引き上げること。こんな社会だから、ジェンダーギャップ指数がひどいんですよ。女性は男性のおもちゃではないんですよ。思いだしました、燃えよドラゴンの女性の描写も、ちょっとひどかった。
時代はどんどん変わっていきます。古い考え方の男性は、消滅すべきです。早く改造しないと、本当に殺されちゃうかもですよ、配偶者に。