ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

朝日歌壇6月11日

2023年06月12日 16時31分31秒 | 短歌

永田和宏選

デニソワもネアンデルタールも皆消えたホモ・サピエンスは自ら崖に  福島県 添田敏夫

 デニソワという言葉、初めて知りました。なんでもアジアの旧人類絶滅種だとか。デニソワという名前は、シベリアの洞窟の名前から。ウクライナ戦争を引き起こしたのもロシアだし、もしかしてこの戦争で核兵器が使われたら、いよいよホモサピエンスが絶滅することになるのかもしれませんよ。

馬場あき子選

五キロで踏むと爆発する地雷ゆゑ四キロの犬ウクライナを救う     京都市 森谷弘志

 あのダムの破壊で水没した地域にも地雷があるから、とんでもなく厄介なことになっているそうです。人を殺すためだけの地雷、人だけではないですね、動くものなら人以外でも動物も殺されます。4キロの犬ならということですが、大変、うちのハッチ(飼い猫)は5キロあるから地雷にやられちゃう!もう戦争を早く終わらせてください!こんなこと、どうして許されるのか全然わかりません。くたばれ、プーチン!!!

佐佐木幸綱選

竹製の三十センチ物差のかすれた目盛り父の手触り       稲沢市 山田真人

 たいていの家には昔は、竹製の物差がありました。何回かの引っ越しの度にそれは消えてなくなってしまいました。残念ですね・・・。

高野公彦選

献立と短歌(うた)を交互に考えつつスーパーへ向かう夕暮れの道 川越市 津村みゆき

 主婦ですねえ。献立も短歌も日常の中で考えるというのは。短歌はふとしたときに浮かんでくるものですから、いつもアンテナを張っていないと。それぞれの感性と個性、大切にしたいです。献立も大事ですが、それは食材の何を買ってどう使い切るかというちょっとしたパズル、短歌ももしかして、言葉のパズルなのかも。ともに楽しまなくては、つまらないですよね。

 

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