ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

退院しました

2024年09月27日 20時50分55秒 | 日常

 ハッチは5日間入院していました。3種類の検査結果は、結局エイズ発症以外の病気を見つけることができず、エイズの免疫不全で、骨髄で血液を作れなくなってしまって、入院中もステロイドや点駅、鼻からの栄養を試みたけれど、数値がよくならず、悪化の一途ということで、家で静かに看取ることにしたのです。

 彼氏が車で送ってくれました。犬派の彼も、すっかりハッチと仲良くなったのですが、ハッチの余命が来月で亡くなるかもしれないということで、ショックを受けています。

 帰宅後、ちょっとふらついた足取りでクローゼットの奥に入り込み、音がしたと思ったら、いつもは下に置いてある衣装ケースの上にいるのに、奥のすきまにすっぽりと落ちてじっとしていました。あえてそこに居たいようでしたが、引っ張り出すのが大変なので、衣装ケースをずらして奥に入れなくしました。

 今度は電子ピアノと円形衣裳掛けの間の、壁際に寝そべっています。5日間の入院に、私は面会に行かなかったし、ハッチにとってはとんでもなく苦痛だったのでしょう、相当に恨まれているようで、近づいてきません。横になっているハッチにいくら声を掛けてもこちらを見てくれない・・・。思い余って引っ張り出して足を伸ばした上にのせたら、ようやくじっとしてくれました。永遠にこうしていたいと思ったけれど、10分くらいしたら、ハッチは足の上から降りてまた壁際に横になってしまいました。もう、ご飯は食べなくてもいいとのことで、せめて水だけはちょっと無理でも飲ませたほうがいいけれど、あまり無理はしないようにとのことでした。

 2014年7月に福島の三春シェルターからハッチを引き取って、10年でした、一緒にいたのは。もっともっと長生きしてほしいのに、本当に残念です。エイズキャリアとわかっていたけれど、いざとなると、本当にショックです。

 元気なころのハッチ

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