ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

NHK「あしたをつかめ」特集

2008年01月14日 10時30分59秒 | 芸能スポーツ

 たまたま、NHKでこの番組を見ていて、感動してしまいました。祝成人特集でした。
 仕事に就いた若者を番組で放送し、その後を追ったものでしたが、なかなか面白かったです。3年~5年も経つと、その仕事ではもうベテランになっていたり、また転職していたりと、その人の人生が垣間見られるのです。そして、放送するというのを承諾するということは、割といい職場なんじゃないかと思えるのですが、どうでしょうか?
 一番、興味を持ったのは、京都老舗割烹「菊乃井」の村田吉宏さんの元で修行している杉本君という若者。5年の辛く厳しい修業のあと、別の店に移るか考え、料理長に退職の意思を伝えた後、大将村田氏から呼び出しがあって話をしたのですが、京都の和食の重鎮吉田氏の言葉には重みがあるし、本当に優しくていい指導者だと思いました。そうです、村田氏いわく、今の若者って、どうも先を焦りすぎている。小さなところでまとまってしまうけれど、目指すところはもっと遠くに大きなものを持てというような意見で、まだ1、2年はここで修業して学んでからのほうがいい、いつかは独立して店を構えられると思うからって。そして、今そうしても、簡単に稼げるほど世の中は甘くないとのこと。
 きつい修業時代に、杉本君の同僚は次々と辞めて、ついに独りだけになったときもあるそうです。でも、そこを歯を食いしばってがんばってきた。
 逆に言えば、これだけ情報の多い今の社会で、我慢することができない若者が増えたってことかもしれません。

 でも、最初の放送で彼が造って失敗したまかない料理、先輩たちはけっこうぼろくそに言っていましたが、彼は今先輩となり、後輩に指導している姿は、優しかったなー。

 ほかのジャンルの若者のときも、後輩ができると、その世話で自分の成長していく様が見られました。そのとおりですね。

 「菊乃井」で今も修業している杉本君、きっといつか、自分の個性を生かした素敵な店を構えられると思います。その店には、私でも行かれるといいけれど・・・、がんばってね!そうそう、まだまだ学ぶことはあるはず。書道も茶道も、今後のためには勉強したほうがいいもの。つまりは日本の文化を背負っているんだから。応援してます。成人の日に、いい番組を見ました。

 みんな悩んで成長していくものです。

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