ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

朝日歌壇5月28日

2023年05月29日 16時38分09秒 | 短歌

佐佐木幸綱選

メールにて徴兵をする時代まで開いてしまったこの戦争は  東京都 十亀弘史

 ウクライナ戦争で、プーチンがこのような徴兵を始めてしまったのです。ひどい話ですよね。彼はいつまでこの戦争を続けるのか、もう相当旗色が悪くなってきているのに。侵略戦争を始めたのはプーチンなんですから、彼に正義はありませんよ。この歌は永田和宏氏も選んでいます。

高野公彦選

マイナンバーカードが電子徴兵に使われるかもしれない未来  観音寺市 篠原俊則

特養に空きができたと知るたびに知らぬ誰かの死を漠と知る  横浜市 太田克宏

 一首目、先ほどの歌が日本にも適用されたらと思うと背筋が寒くなります。マイナポイントと騒いでいる割にシステムが問題があるのか、それ以前の入力にミスがあるのか、とんでもないことが起こっていますよね。いくらポイントがつくといっても、信用できないものは信用できませんよ。二首目、考えればそういうことだとわかりますが、それで入れるようになるというのが、なんだか悲しいですよね。とはいえ、ずっと生きているのも苦しい社会ではあります。

永田和宏選

犯人になる前の人物が通り過ぎゆく防犯カメラ        横浜市 山田知明

 なるほど、そういう見方があるのかと新鮮に感じました。

馬場あき子選

まっぷたつにキャベツを切れば断面のアルツハイマーらしき空白 松阪市 こやまはつみ

戦争はこうして静かに忍び寄る学術会議への人事介入      観音寺市 篠原俊則

 一首目、たしかにキャベツの断面は脳みたいに思えます。アルツハイマー脳に見えるかもですね。二首目、政府のやり方は本当に気持ち悪いものがあります。そもそも憲法だって、国民を守るための物なのに、戦争放棄を変えたくて仕方ないわけですよね。徴兵ったって、その財源はどこにあるのか?そもそも、少子化対策を男ばかりで考えていること自体、絶対に間違っていますよ。ジェンダー平等じゃない日本に少子化を止める力があるわけないじゃない。

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