昨夜は年2回の恒例、ヴァイオリン弟子仲間3人の新年会でした。それで、おとといは一日中、パンを焼いていたのでした。
私は自家製パンをいつも持って行き、ほかの役目は「ワイン」。今回は、去年の秋に近所の酒屋で見つけた南アフリカのワインでラベルが弦楽器なのがおしゃれで、これに決めました。味もなかなかです。でも、ラベルにはブラームスとあるのに、ワインの世界ではなぜか「ブラハム」。これって、おかしいよね。
宴会の前には決まって楽器で合奏です。永遠のテーマ曲が、パッヘルベルのカノン。会場となるTさんだけは、師匠の元でずっと個人レッスンを続けていますが、Sさんと私はすっかりご無沙汰。私も合奏団やカルテットをやめてしまったので、Sさんと同じ、普段は滅多に楽器を練習しません。今回は、カノンと別に、Tさんとバッハのドッペルを練習するために久h渋りに一夜漬けみたいな練習をしただけ。常日頃、楽器の練習をしないと、本当に音程が不確かになるのです。情けないですね。
とはいえ、年に2回しか会わないので、練習前についついおしゃべり。今回は、SさんがDVDで見たという映画「約束の旅路」の話で、2時間も聞き入ってしまいました。
そんなこんなでカノンは、危ない旅路ながらも一応3人そろって曲が終わり、まあよかった!ってことに。そのうち、全曲本当に美しい響きでうっとりということもあるでしょうから。そして、ドッペルを練習しました。この曲は、ヴァイオリンをはじめて割りと速いうちに、ポジションもヴィヴらーともほとんど倣っていないうちからみな教わった記憶があるのです。あのころ、よく弾けていたよねと不思議です。特に3楽章はかなり難しくて・・・。Tさんと私が合奏していると、Sさんも昔とても好きだったということで今度はTさんが料理にかかりっきりになってからSさんと私で練習しました。Sさんは全くといっていいほど遠ざかっていたのに、好きだったからけっこう覚えていてなかなかでした。カノンと同じように、次回からこれをみんなで演奏しようということになりました。やはり、バッハはいいですよ。私は特に2楽章を弾きたいのですが・・・。
さて、宴会はTさんの料理を毎回楽しみにしているのですが、今回はNHK「きょうの料理」を参考にしたそうです。それと、キューピーマヨネーズの工場見学(あの、たらこのキューピーがお出迎えしたそうです)をしてその時にゲットしたたれを使った鶏の煮込みがものすごくおいしかったです。Sさんの知り合いにもキューピーの社員がいて、とてもいい会社だそうです。なんでも、従業員の親に会社からお歳暮が送られるとか・・。従業員思いのいい会社、珍しいかぎりです。
野菜中心の楽しい食事でした。Tさんはアルコールだめなので、Sさんと私がワインを飲みました。ワインにあうという、サツマイモとりんごの煮物もとても美味。それに、ハスと赤インゲン豆のシンプル料理もワインに合いました。さらに、一人分の土鍋で出てきたのが、さば一夜干しと大根、レモンの蒸し物。さばの一夜干しはレシピではそのまま使うそうですが、生臭さを心配してあぶってみたそうです。これがかなりいけましたよ。そのうえ、にんにくとにらを入れない餃子も作ってくれて、これもおいしかった。餃子が出るというので私は家からエビス500ミリリットル缶も持参しました。
私からのお土産は、例の金平糖袋。ようやく、作り方に慣れました。さらにもう一つ、作ってみようかな。
あっという間に10時になり、慌てて帰宅しました。八王子に帰るのは、ちょっと時間がかかります。次回は夏の宴会。それまで、バッハも練習しなくちゃ。というわけで、ヴァイオリンはまだ触るのですが、ヴィオラはすっかりご無沙汰。残念です。あまり放置すると、ケースの中で虫がわくこともあるそうな・・。気をつけなくちゃ。