貴船口で車両は通行止めになっていて、ここでタクシーを下車しこれから
先は徒歩です。
その昔、鞍馬へ行った時に火祭りの跡を見たことがありますが、鞍馬方面は
それ以来です。
◆貴船口からお旅所へ至る道
鞍馬街道です。道の真ん中に焚火の跡があり、まだ火の気があります。
ここから鞍馬寺の仁王門にかけて、行列は途中の松明群を糾合しながら
登って行きます。我々がお旅所へ到着したのが良いタイミングで、丁度
松明行列がスタートする直前です。
◆お旅所のお供え
上部が青くけむっているのは、松明、篝火の煙です。天狗のお面も
供えられています。
◆ 同 その2
下部には、お赤飯や野菜が供えられています。
◆お旅所前の広場
松明を持った下帯姿の男衆は、”揃いも揃ってまさかのクリカラ
モンモン?”と思いましたがそんな訳はなくて、紛らわしい模様の
シャツのようなものを羽織っているようです。
◆松明行列のスタート
白装束の人を先頭に松明軍団が進みます。
観光客もそれに合せて写真を撮りながら、両側を付いて行きます。
◆ 同 その2
先頭の人が持つ竿にも天狗のお面が取り付けられています。
場所が、鞍馬山だけに、天狗のお面も全く違和感を感じません。
◆もうもうたる煙
行列が持つ大小の松明と、道の両側の民家で燃やされる篝火で
ものすごい煙です。
油断していると、人間の燻製ができそうです。
◆大松明
画面中央と右側の方が担いでいるのが、竹で木を囲んで縛り上げた
大松明です。
画の右外でも、火がついて燃えています。
時々消えるので、付いている人が松明や民家の篝火から火を移して
再点火します。
◆大太鼓
列の後ろの方では、台車に乗せた大太鼓を打ちながら進んで行きます。
左の女性は”火祭氏子”と書いた襷をかけています。
◆大篝火
気をつけないと、近づき過ぎると髪の毛を焦がしてしまうかも。
火の粉も盛大に飛んでいますから。
仁王門まで行列について行こうかとも思ったのですが、足も疲れて
きたので程々の所で引き返し、タクシーを降りた貴船口の集合場所
まで戻ることにしました。ホントによく歩いた一日でした。