独特の香りから逃れるがごとく、テーブルを移動した僕ら。
いそいそと食事の支度を始めます。
今日のメニューはアルファ米と豚汁、もう一品は弟分が作ることになっています。
豚汁は乾燥しいたけとゴボウ、ニンジンも乾燥ものがあると思っていたら在庫切れでした。なのでネギとニンジンは野菜室からカットしたものを持って来ました。豚バラ肉は味噌に包んでと思いましたが、妻の一言でインスタント味噌汁の味噌になりました。バラ肉は水を凍らせたプラスチック水筒に貼り付けて持って来ました。
作ってみると、やはりニンジンは乾燥野菜の方がいいです。ニンジンが柔らかくなるまでに時間がかかるようで、ちょっとガリガリしました。馬になった気分です。ま、馬の背を歩いてきた僕らにはピッタリかもしれませんね。
弟分が作ってくれたのはひよこ豆のトマトソース煮でした。ガッンと効いた塩分が汗をかいた僕らには効き目がありました。
いただきまーす。
すると小屋を修理していたのか、上からトタン板が降って来たり木材をノコギリで切ったおがくずが風に乗って吹き付けて来たり、脇を歩く登山者のしぶきを浴びたり、軽いのもは飛んでいったり、さらには僕のヘルメットまで転がっていく始末でした。
極めつけとしては、食べ終わる頃にはアルファ米が冷飯になっていた事でした。
それでも滅多に昼ごはんではやらない調理が出来て楽しかったです。これも弟分が一緒に登ってくれたから気分が盛り上がったのですね。
今年は一人で登ることが少ないですね。一人が好きな僕だけど、誰かと登る山もやっぱり楽しいかな。
14時までに準備が整えば宝剣岳を廻って下山すると決めていましたが、なんとか行けそうです。
ヘルメットを被る人はいませんでした。でも、ここはあった方がよろしいと思います。落石が多発する岩質ではないかもしれませんが、何が起こるかわかりませんし、ちょっと振り向いたらゴチンときたときに笑って済ませられそうだし、何よりも安心感が違います。それと、弟分連れて何かあったらと考えるとやっぱり被って良かったと思います。
楽しそうに岩稜を乗り越えていく弟分は『やばっ、楽しい』と。
良い経験と思い出になってくれると嬉しいですね。
僕は一度宝剣岳には登っているけれど、その時はガスがかかってしまってここの高度感を楽しむ事ができなかったのです。ですからリベンジ感ありました。
無事に極楽平までたどり着き、ここから千畳敷駅まで一気に降下して行きます。
日が傾き宝剣のシルエットが千畳敷カールに映り込みます。楽しい一日をありがとうございます。
弟分は丸太で仕切った階段が苦手と言っていましたが、それも度重なる山行でいずれモノにするでしょう。
痛みが出た膝も楽しんで山に来ることを重ねれば強くなります。僕もそうでしたから。
さてさーて、次は風呂だ。
ロープウェイとバスを再び乗り継いで菅の台バスセンターに戻ります。
バスの中では居眠りしてしまいました。
弟分はその間に温泉と蕎麦屋の下調べをしてくれたようです。
一番近くの『こまくさの湯』に入りました。あとで僕の車のナビにはマークが付いることに気がつきました。以前はここで入ったんだな。いいお湯だったのかな?マークしてあるなんて…。早く気付けば良かったかな。
風呂上りのあとはもちろん蕎麦でしょう。なぜか山→温泉→蕎麦のルーティンは不滅です。多くの登山者もおそらくそうでしょう。
弟分が調べてくれた蕎麦屋は駒ヶ根のインターを越えてしばらく進みました。
蕎麦屋というよりは和風のバーのような店内でした。でも僕はその辺はあまり求めていません。つまり何でもよいのです。残念なものもあるから良いものに当たったときに喜びがあるというお気楽な考えです。残念も楽しむことが大切です…ってね。
僕は十割そばと駒ヶ根名物?のソースカツ丼のセットを頼みました。
激しくおすすめメニューになっていたのと、ソースカツ丼がミニだったのが決め手でした。
やがて運ばれてきたそばとカツ丼は光輝いて見えました。(よっぽど蕎麦が食べたかったのでしょうね)
『まずはお塩で食べてみて下さい』と言われました。なるほど…蕎麦の甘味と香りを味わえと。
やってみると、うんなかなかいける。蕎麦に塩かぁ。
ちょっとだけ盛られた塩が半分になったところで七味唐辛子を塩に混ぜてみました。これもいい。もうちょっと食べてみたかったけど、塩くれと言うのも図々しいかなと思った瞬間、弟分は『塩をもう少し下さーい』と。気に入ったらしいです。
ソースカツ丼は独特の甘味がソースにあって、そばの塩っけと相反して益々美味しく感じました。
美味しかったです。
また中央アルプスに来たら寄りたいな。
弟分に『また中央アルプスに来なきゃならないんだけど』と言ったら『もちろん僕も来ます』と言ってくれました。
『なごみ』という蕎麦屋でした。
食後そこで弟分と別れました。
もちろん帰り道は睡魔が容赦なく訪れ、パーキングエリアに入るもののなぜかトラックなどの大型車がものすごく停まっていて普通車のスペースも埋め尽くしていました。
いくつもいくつもパーキングエリアに入りましたが同じ状況でした。なんでかなぁ。
だいぶ来たところで、マイカーのベットにやっと身を沈めるることが出来ました。あぁ…気持ちいい~。
おしまい。
いそいそと食事の支度を始めます。
今日のメニューはアルファ米と豚汁、もう一品は弟分が作ることになっています。
豚汁は乾燥しいたけとゴボウ、ニンジンも乾燥ものがあると思っていたら在庫切れでした。なのでネギとニンジンは野菜室からカットしたものを持って来ました。豚バラ肉は味噌に包んでと思いましたが、妻の一言でインスタント味噌汁の味噌になりました。バラ肉は水を凍らせたプラスチック水筒に貼り付けて持って来ました。
作ってみると、やはりニンジンは乾燥野菜の方がいいです。ニンジンが柔らかくなるまでに時間がかかるようで、ちょっとガリガリしました。馬になった気分です。ま、馬の背を歩いてきた僕らにはピッタリかもしれませんね。
弟分が作ってくれたのはひよこ豆のトマトソース煮でした。ガッンと効いた塩分が汗をかいた僕らには効き目がありました。
いただきまーす。
すると小屋を修理していたのか、上からトタン板が降って来たり木材をノコギリで切ったおがくずが風に乗って吹き付けて来たり、脇を歩く登山者のしぶきを浴びたり、軽いのもは飛んでいったり、さらには僕のヘルメットまで転がっていく始末でした。
極めつけとしては、食べ終わる頃にはアルファ米が冷飯になっていた事でした。
それでも滅多に昼ごはんではやらない調理が出来て楽しかったです。これも弟分が一緒に登ってくれたから気分が盛り上がったのですね。
今年は一人で登ることが少ないですね。一人が好きな僕だけど、誰かと登る山もやっぱり楽しいかな。
14時までに準備が整えば宝剣岳を廻って下山すると決めていましたが、なんとか行けそうです。
ヘルメットを被る人はいませんでした。でも、ここはあった方がよろしいと思います。落石が多発する岩質ではないかもしれませんが、何が起こるかわかりませんし、ちょっと振り向いたらゴチンときたときに笑って済ませられそうだし、何よりも安心感が違います。それと、弟分連れて何かあったらと考えるとやっぱり被って良かったと思います。
楽しそうに岩稜を乗り越えていく弟分は『やばっ、楽しい』と。
良い経験と思い出になってくれると嬉しいですね。
僕は一度宝剣岳には登っているけれど、その時はガスがかかってしまってここの高度感を楽しむ事ができなかったのです。ですからリベンジ感ありました。
無事に極楽平までたどり着き、ここから千畳敷駅まで一気に降下して行きます。
日が傾き宝剣のシルエットが千畳敷カールに映り込みます。楽しい一日をありがとうございます。
弟分は丸太で仕切った階段が苦手と言っていましたが、それも度重なる山行でいずれモノにするでしょう。
痛みが出た膝も楽しんで山に来ることを重ねれば強くなります。僕もそうでしたから。
さてさーて、次は風呂だ。
ロープウェイとバスを再び乗り継いで菅の台バスセンターに戻ります。
バスの中では居眠りしてしまいました。
弟分はその間に温泉と蕎麦屋の下調べをしてくれたようです。
一番近くの『こまくさの湯』に入りました。あとで僕の車のナビにはマークが付いることに気がつきました。以前はここで入ったんだな。いいお湯だったのかな?マークしてあるなんて…。早く気付けば良かったかな。
風呂上りのあとはもちろん蕎麦でしょう。なぜか山→温泉→蕎麦のルーティンは不滅です。多くの登山者もおそらくそうでしょう。
弟分が調べてくれた蕎麦屋は駒ヶ根のインターを越えてしばらく進みました。
蕎麦屋というよりは和風のバーのような店内でした。でも僕はその辺はあまり求めていません。つまり何でもよいのです。残念なものもあるから良いものに当たったときに喜びがあるというお気楽な考えです。残念も楽しむことが大切です…ってね。
僕は十割そばと駒ヶ根名物?のソースカツ丼のセットを頼みました。
激しくおすすめメニューになっていたのと、ソースカツ丼がミニだったのが決め手でした。
やがて運ばれてきたそばとカツ丼は光輝いて見えました。(よっぽど蕎麦が食べたかったのでしょうね)
『まずはお塩で食べてみて下さい』と言われました。なるほど…蕎麦の甘味と香りを味わえと。
やってみると、うんなかなかいける。蕎麦に塩かぁ。
ちょっとだけ盛られた塩が半分になったところで七味唐辛子を塩に混ぜてみました。これもいい。もうちょっと食べてみたかったけど、塩くれと言うのも図々しいかなと思った瞬間、弟分は『塩をもう少し下さーい』と。気に入ったらしいです。
ソースカツ丼は独特の甘味がソースにあって、そばの塩っけと相反して益々美味しく感じました。
美味しかったです。
また中央アルプスに来たら寄りたいな。
弟分に『また中央アルプスに来なきゃならないんだけど』と言ったら『もちろん僕も来ます』と言ってくれました。
『なごみ』という蕎麦屋でした。
食後そこで弟分と別れました。
もちろん帰り道は睡魔が容赦なく訪れ、パーキングエリアに入るもののなぜかトラックなどの大型車がものすごく停まっていて普通車のスペースも埋め尽くしていました。
いくつもいくつもパーキングエリアに入りましたが同じ状況でした。なんでかなぁ。
だいぶ来たところで、マイカーのベットにやっと身を沈めるることが出来ました。あぁ…気持ちいい~。
おしまい。