TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

第4回 みちのく潮風トレイル その1

2021年11月11日 | Weblog
今回は「牡鹿半島南部→北部」を歩きました。

今週は第一週の水曜日が祝日でしたので、第二第四水曜日が連休となりました。

このところの火曜日、僕の遊び場はあまり天気がよろしくないのです。
今週も火曜日は雨がらみの天気でした。

おかげさまで仕事も忙しく、お出かけの下調べがまったく出来ずという嬉しさです。
そして寝坊の新記録11時半を達成。

寝坊してみて感じたこと…。
・一日がとても短い
・長く寝ても疲れが取れるわけではない
・やる気が無くなっていく
・食事が二度で済む
・翌日の準備が無いというリラックス感
・そしてなんとも言えない敗北感

つまり、いい事は少ないようです。
さらに二週続けるとクセになってきて、悪魔がささやくようになってきます。

これではいかん。
歩かないせいで腰も痛いし、身体の動きも悪い。おまけに腹が出る出る。

ということで今回のルートはこちら↓


地図をパッと見ただけでもわかる通り、ここからの北上ルートはリアス式海岸で、歩くことよりもアクセスが大変です。

いつものように前夜発。
前日に調べ抜ぬいて位置関係や踏破方法を決めていきます。
結局6時間かけてやっと今回歩くルートを決めることが出来ました。
今日歩くところだけではなく、次歩きやすいところまで調べておく必要もありました。


現地到着は5時間車で走って午前1時30分。
ここにはまだ雨雲がかかっていて、結構な降り方でした。

今夜のねぐらは「御番所公園」の駐車場です。ここは「牡鹿半島」の突端です。

5時に目覚ましをかけて寝ましたが、またもやアラームが鳴らず。
仕事日用のアラームが鳴り、かろうじて50分遅れの起床となりました。

雨は上がっていて、目の前にどーんと海に浮かぶ金華山がそびえていました。

この金華山も再来週には渡航出来る予定を組んでいます。


「おしか御番所公園」にマイカーをデポしてスタートしたのが6時30分です。

急ぐ訳でもないので、ゆっくり行くとしますか。

と、この時までは鮎川港を周回してくる山道と大六天山の2箇所を歩いて終わるつもりで来ていました。

つまりヒル区間をこの季節に歩いてしまおうという計画です。

まずは雨で足元が濡れるのを嫌って、舗装路を鮎川港まで歩くことにしました。
これがのちに今日の行程を変更する事になるとは思いもしませんでした。

鮎川港を左手に美しい色を携えた海を見つめながら先へ先へ進んで行きました。


海岸沿いには簡易な建物しかなく、すべて津波にさらわれた事が想像できました。

GPSのルートに従ってしばらく進んだ時、ルートを確認するため地図を開きました。

愕然としました。

なんと周回するための道はとうに通り過ぎていました。
かなり進んでいたことに対して失敗の念が激しく僕を襲います。

さあどうする。


ここまで来て戻るのは時間的にも労力的にも苦しくなります。

プレハブの商店がありました。
『ボランティアの皆さんありがとう。見ててください小渕浜の底力』と書いてありました。

やはりこの道は今まで歩いてきたほかのトレイルとは気持ちが違いました。
この道を歩き終えた時、僕は何を感じ何を思うのだろうか。


バスはここまででした。
バスを使って戻るという方法も考えましたが、時間が合いません。

『決めた。このままこの鬼門でもあるルートを歩いてしまおう』

鬼門というのは、このルートが鮎川港に島を巡ってたどり着いたところから始まるからです。
つまり僕の短い休みではこのルートをスルーハイク出来ないのです。

夜間に車で移動することでスタート時間を早く設定できる利点にくらべ、電車で移動するとどうしても出発の時間が遅れることになります。
歩ききれないのです。

こうなったら浦宿駅まで行ってやろう。
マイカーに戻るには最悪タクシー使うしかないな。


歩きながらバスが使えるか、浦宿駅までの所要時間の算出をしていきます。

もう一つ問題が···。
地図が無い部分があります。
車には入っていますが、手元には無い。
もともとここを歩くつもりではなかったからです。

スマホにみちのく潮風トレイルのホームページから手元にない部分の地図をダウンロードします。

そしてバス路線はありませんでした。
この時点でタクシー決定です。
やはり駅まで行かないとタクシーは捕まらないでしょう。
呼ぶにしても距離があり過ぎます。

果たして浦宿駅にタクシーは常駐しているのだろうか···。
不安を抱えたまま運を天に任せひたすら歩きます。


その2へ続きます。

コメント
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