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しばらくビジターセンターを見学していた僕らは、ソフトクリームを食べるためにお隣の「八島山荘」に移動しました。
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いよいよ白樺湖が見えてくるというところでついに雨が降り始めました。
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白樺湖畔はクッションが効いたジョギングコースが湖を一周しています。
ビジターセンターや八島山荘には雷を避けようと避難してきた人達が数人いました。
ちなみにハイカーは僕ら2人だけです。
まずはソフトクリーム食べましょう。
E君は『あー牛乳も飲みてぇ〜』と言いました。
僕はその言葉に反応して『ソフトクリームミックスと牛乳お願いします』と言ってしまいました。
お腹大丈夫かな?
でもいいや。我慢は良くないもん。
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まずはソフトクリームをパクり。
『うめー!』
そして牛乳をゴクゴク。
『うんめー!』
だんだん寒くなってきたのでカッパに袖を通します。
八島山荘のお姉さんはハキハキしていてとても可愛いかったです。
やっぱりニコニコしている人はいいですね。
姉『どちらまで行くんですかぁー』
僕『長門牧場までですよ。でも今日の予定は白樺湖付近でテント張る予定です』
姉『えーっ、遠いですよー』
まあお散歩レベルではないけれどね。
姉『雨やむといいですね』
僕『うん、これから1時間ぐらいで雷雲は抜けるみたいですよ』
僕『いまはスマホでそういうことも分かるようになって便利になりましたね』
姉『さっきの天気予報では17時ごろから降るっていってました』
時刻は15時になろうとしています。
もう一度発雷状況を見てみると、少し好転していて雲放電レベルまでになっていました。
雨も大したことなさそうなので、暗くなる前にキャンプ場に到着するため、出発することにしました。
八島山荘のお姉さんは手を振って送り出してくれました。
湿原の木道をスピードを上げて抜けていきます。
この道「八ヶ岳山麓スーパートレイル」でも通ったな。あの時冬季閉鎖のトイレからゼブラ山へ向かう分岐に気が付かず、だいぶ先まで行ってから戻るという失態を犯しました。
でも、今回もまたやっちゃいました。
あそこの分岐はとても分かりにくいので、注意が必要です。出来れば道標欲しいですね。
何か理由があって立てられないのかもしれませんが。
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割と天気はもってくれて、降られないままゼブラ山、北の耳、南の耳を通過できました。
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いよいよ白樺湖が見えてくるというところでついに雨が降り始めました。
車山高原スキー場を過ぎた頃には気温が落ち、肌寒くなりました。
もういつ降り出してもおかしくない空の色です。
その時「焚き火ハット」のオーナーさんから着信があったことに気が付きました。
電話してみると歯医者さんから帰るところだということでした。
あと2.5kmで大門峠だということを告げておきました。
やっとこさ山を降りるビーナスライン沿いの道に差し掛かった時、本降りとなりました。
無言で歩き続ける僕ら。
ずぶ濡れになっていくしかありませんでした。
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白樺湖畔はクッションが効いたジョギングコースが湖を一周しています。
一度コースから外れキャンプ場に向かいました。
なんとか真っ暗になる前に到着できるかな?
ひたすら歩いていくと「すずらんの湯」があります。
実はここで1日の疲れを癒すためこのキャンプ場を選んだっていうことでもあります。
営業時間を確かめてギリギリだったら先に入っちゃおうと思いましたが、20時30分までに入館すればよいということで、テントを張ってから来ることにしました。
湖畔から少し山に入るとキャンプ場がありました。
到着したら連絡することになっていたので電話を入れました。
ほどなくしてオーナーさん?が出てきてくれました。
『お疲れ様でしたー』
ニコニコしながら施設の案内をしてくれたり、テントを張る準備をしてくれたりしました。
『今日は貸切なので(営業期間外だから)好きにやって下さい』とまで言ってくれました。
僕らは水場に近い場所(普段はテント張る場所じゃないですね)を選びました。
常設のテントの入口がちょうど雨よけになったり、トイレが近かったりと便利そうだったので。
でも地面は砂利が混ざった土でした。
ペグは刺さりにくいですね。
テントをちょうど張り終わった頃、完全に辺りは暗くなりました。
さーて、風呂いきますか!
歩行距離 31.1km
累計登坂標高差 +1750m
所要時間 12時間30分
その4へ続きます。
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