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茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

みちのく潮風トレイル 第15回その2 (階上駅~階上岳)

2023年10月18日 | Weblog
2日目。
今日は階上岳(はしかみだけ)という地元の人達が良く登る山に階上駅から周回するように登ります。

昨夜は21時には寝れたので、ここ数ヶ月で一番長い睡眠をとる事ができました。
起床は5時。
昨夜は寒さで目が覚めたので、一つ厚めのシュラフに身を包むことにしました
リミット-5℃のシュラフでちょうど良かったです。

朝食はタコとブロッコリーのバジルサラダと、歩きながらのミニコロッケパン1個です。
リポビタンDも飲んでおきました。


昨夜のうちに「階上駅」に入りました。
ここの駐車場を起点に周回します。

長時間の駐車が可能かどうか、みちのく潮風トレイルのコミュニティで訪ねました。
『私も階上駅に停めて周回しましたよ』という情報をいただいて、ここで車泊しスタートすることにしました。
教えて下さったメンバーの方、ありがとうございました。


併設のトイレを利用させていただき、スタートする頃には明るくなりました。
6時前にはスタートすることができました。
ちょうど列車が入って来たところです。
明日は乗りますね。


登山口までは数時間のロードです。
澄み渡る空。
風も昨日よりは落ち着き、良い一日になりそうです。
ただ、ほぼ海から登るので大変なのかなと身構えています。
たぶんあの一番奥の山か、見えないさらにその奥が階上岳になるのではないかな?


途中、蕎麦畑がありました。
秋蕎麦は収穫されたので何もありませんでしたが、あの小さく可憐な花はとても綺麗ですね。
出来れば見たかったな。


バス停は雪国らしく小さな小屋が併設されています。
新潟もそうでした。
あと少し経つとここも白い世界になるのでしょうね。


行き交う車も少なく静かです。
いつものように僕の読書タイムとなりました。
読書と言っても、オーディブル(朗読アプリ)で読んでもらうんですけどね。
おかげで長い時間を心地よく過ごさせていただいてます。

今回は一穂ミチさんの「光のとこにいてね」を聴いています。
幼少時代から数回の再会をする物語ですが、大人(親)の言動や生活環境に翻弄されるストーリーで、幼少~思春期~大人になってからの心の移ろいを考えさせられる物語です。
自分も親として大人として適切な言葉をかけてあげられているかを見つめ直すよい機会になりました。
子供に対してだけではなく、お客様に対して、妻に対しても当てはまり、まだまだ学ぶことは多そうです。

さて、画像は紅葉? したイチョウですが、まだ緑が多いにも関わらず一部は枯葉状態になっています。
猛暑、降雨、気温の移り変わりによって色づき方に影響が出てしまいます。
間違いなく、今年は概ね良くないです。


だいぶ登山口に近づいてきたところです。
大きなカツラの木がありました。
「秋季の落葉は綿飴のような甘い香りがします」と解説板に記してありました。
どうりでそんな香りが時々してたなぁと思いました。気持ちが和らぐ香りでした。


「フォレストピア階上」という施設です。
ひとつの目安としていました。
去年立てた計画では、この辺りで一晩明かそうと考えていましたが、ちょっと見た感じで敵地は見つかりませんでした。


フォレストピアの正面にはトイレと大きな駐車場があるので、歩き方によってはここで車泊するというのもありですね。


登山口はまだ奥ですが、舗装路をまたぐように山道がルートになっています。
ようやく近づいてきた感じになりました。


怪しげなトンネルを抜けます。


鳥谷部登山口です。
バイオトイレがありました。
少し休憩しました。


正面には駐車場があり、車泊出来そうですが斜めになっています。


東北大学大学院の地震・地殻変動観測所がありました。
こんな場所を使うんですね。

登山道は緩やかで、山頂直下を除けば楽な方だと思います。それでも10kmほど歩いてきた僕は、歳上のご婦人に先を譲る羽目になりました。
ま、登り弱いですから仕方がないです。


いよいよ山頂が近づいてきた感じです。


鳥居の奥は狭く平になっていて、こんな感じでした。


はい、山頂です。
おー、これは良い眺めですね。
青森県の太平洋側の地形がよく分かります。


少し霞んでいますが、この眺望に満足しました。


先行の方がお一人腰掛けていました。
『こんにちは。あの奥に見える山はどこですか?』と聞くと『八甲田山系だと思いますよ』と教えて下さいました。
確かに言われてみればあの尖った形は八甲田大岳のようです。
スキーで登った事を思い出します。

『良いところですね』というと『町民が一番登ってくる山ですよ』と。
『初めて来たのですが、満足しました』と言いました。

ここで桃のシロップ漬けを食べました。
山で食べるフルーツ、夏は冷やして持ってくると本当に美味しいです。でも今日はそこまで冷えてなくても美味しかったです。

ささっ、下山体制に入ります。
別ルートで下山していきます。
たぶんこちら側は静かなのでしょう。


大開平(おおびらきたい)休憩所を通ります。


階上岳大開平。


ちょっと降りると駐車場がありました。
ここまで車で来れるんですね。なーんだ。
でも、ここから先は駐車場らしきものが地図にないので、おそらく静かな下山になりそうです。


お?
笹っぱらみたいな色だけど、なんだ?


牧場でした。


ここまで来ると登山者はいなくなり、観光目的の人がちらほら居る程度でした。
50CCのスクーターに乗ったおじさんに『この先はいけるの?』と聞かれました。
『僕も初めて来たのではっきりとは言えませんが、(地図を見て)砂利道が続くようですね。でも轍があるから行けると思いますよ』と答えておきました。

だいぶ先でそのバイクに追い越されました。
『行ってみますね』と言っていました。
道は水溜まりや泥でしたが、なんとか行けたんじゃないですかね。


その先は往路で麓から見たあのアンテナがある稜線を進みました。
アンテナは間近で見るととても大きかったです。


山道は一旦舗装路に出ます。
バイクのおじさんはここから舗装路をたどって帰って行ったと思います。
なんとか通れて良かったですね。


その舗装路は意外と長く、腰掛けられそうなところはありませんでした。
仕方がないので、道路脇にたまに出てくるスペースにペタンとやってやりました。
どこでも休憩するの得意ですから。


再びオフロードになりました。
落ち葉の道となります。


「灯明堂跡」とありましたが、激坂なのとルートから外れているのでパスしてしまいました。
後で調べるとかなり古い建立物があるようでした。


昔の和尚さんのお墓がありました。
初めて聞くお名前でしたが、こんなところにあるなんて。


と思ったらここに住んでいたのですね。
どうやって建物たてたのかなぁ。奥深い感じですし、お店屋さん無いし。生活していたなんてすごい。


木漏れ日差すこんな道もいいですね。
お? 鳥居があるぞ。


山栗の道って感じかな。
ものすごい量が落ちてました。


突然お堂が現れました。
そうか「寺下観音」に着いたんですね。


ここは少し見どころがありそうでしたが、疲労感には勝てず目を動かすだけでした。


寺下観音を出ると、大銀杏が現れました。


画角に入りません大きいです。
色づくのはもう少し先のようです。


ルート上に蕎麦屋?
ちょっと覗いてみます。


蕎麦屋確定。
営業中ののぼりあり。
あまりお腹空いていないけれど、入ってみることにしました。


びっくり!
ジャスの演奏しながら蕎麦andバーみたいな洒落た店内にびっくりしました。
お昼はもちろん演奏は無しです。

ステージの写真撮ったら肝心の蕎麦の写真撮り忘れました。
お味は90点ぐらいいったかなー。
美味しかったのは素敵な店内だったというのも含めてでしょうか⋯。


さらに大物が。


天然記念物に指定された大銀杏です。
これは本当に大きかった。
町内最古の老木。


さらにだいぶ歩いて三陸道を越えるとゴールはもうすぐです。


階上駅到着です。
今日も良く歩きました。
鬼門のコースと思っていましたが、実際は許容範囲のコースでした。


歩行距離 28.9km
所要時間 8時間45分
累計登坂標高差 +1054m
46,600歩




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