知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『書物も、ウェブ情報も、悲観論が多い中で、明るい未来を探したい』—人間が団結して、AIと戦わず、管理・統制・共存しなければと祈念—

2021-01-31 11:05:31 | 人間・人類

『書物も、ウェブ情報も、悲観論が多い中で、明るい未来を探したい 1』

—人間が団結して、AIと戦わず、管理・統制・共存しなければと祈念—

 

 新年早々ですが、第5次中東戦争が勃発しかねない様相です。 先哲の書物や、他の情報・知識から情勢を理解している関係国のリーダー達の正しい判断で、戦争が回避・抑止されると信じています。

 

  書物のジャンルはいろいろありますが、人文書や実用書等には、『世の中を良くする効力』をいろいろ期待したいものです。 書物・ウェブ情報での政治への影響も難しいようです。 身近な例ですが、政治を通して、世の中を良くしたいことの難しさを、日本の二人の作家がこのように、書いていたように記憶してます。

 

 先ずは、『複合汚染』(レイチェル・カーソン著『沈黙の春』の日本版に例えられる名著)の著者・有吉佐和子氏です。 著書『日本の島々、昔と今』の取材を通じて知った、内航船舶燃料価格問題に関しては、『自分も少しは知られた作家ですが、政治には全く影響を与えられなかったことが判りました』と。

 ウキぺデイアから引用

 余談で今回のテーマとは関係ありません。 有吉佐和子氏の中国訪問時の当時の周恩来首相との会話です。和服を好み、外国訪問時には華やかな和装でしばしば周囲の注目を集めた。 国交回復前の中国に日本の作家団として招待されたときにも、派手な服装の自粛をすすめられたにもかかわらず、華やかな着物で訪問して歓迎され、周恩来首相に『今日の私の着物の柄が牡丹(中国の国花)でなくて残念です』と言ったところ、首相から『牡丹はあなた自身ですね』と返されていると。 ウィットに富んだ、社会派小説作家と周首相でした。

 

 次に、『ウェブで政治を動かす!』の著者・津田大介氏です。 この本の中で言っています。 『どんな良いツールと実力も持っていても、個人自身が政治活動団体・グループに属して、その中で実力、信用・実績・地盤(派閥)を持たないと政治は、なかなか動かせない』と。

 

 最近は、世界中で、表記のテーマのように未来に、不安と逼塞感でいっぱいです。特に日本は心配です。 最近、並行読みしている3人の学者・作家の数冊の本ですが、かなりタフな本ばかリですが,今回のテーマの理解に近づけるか、今後も頑張ってみたいと思っています。

 

カール・フォン・クラウゼヴィッツ氏1780-7-1183111-16

プロイセン王国の軍人軍事学者、最終階級は少将。 彼の死後1832年に発表された『戦争論』で、戦略、戦闘、戦術の研究領域において重要な業績を示した。特記すべき業績としては絶対的戦争、政治的交渉の延長としての戦争概念、摩擦、戦場の霧・重心・軍事的天才・防御優位性・攻勢極限点・勝敗分岐点などがある。

 今は古典と言われ、かのヒットラーも読んでいた『戦争論』。 意外な驚きは、この本のお陰で多くの戦争が回避・抑止されたとも言われている。 この本については、ウェブ情報の中で、ここまで評価されている。

  

 『同時代の研究としてジョミニの『戦争概論』があるが、これは普遍的な戦争の勝利法があると論じたものであり、戦争論とはその内容が大きく異なる。ジョミニの研究は実践的であり、後の軍事学に多岐に渡る影響を及ぼしたと評価されているが、一方でクラウゼヴィッツの研究は哲学的であったことからより分析的な軍事学に寄与し、政治研究にも影響を及ぼした。また『孫子』と対比されることがあるが、抽象性・観念論的な概念的な理解を中心とするクラウゼヴィッツの手法は、現在の政治学・安全保障・軍事・戦争研究においても幅広くその価値を認められる原因であり、その点が孫子とは大きく異なる』と。

現在の最も懸念される、核戦争・サイバー戦争も抑止・回避できるかに、ついても興味津々です。

 

ジャレド・メイスン・ダイアモンド1937-9-10~)と、著書

アメリカ合衆国の進化生物学者、生理学者、生物地理学、ノンフィクション作家。 現在、カルフォルニア大学ロサンゼルス校(ULCA)社会科学部地理学科の教授。 人類とその歴史(自然破壊と戦争)とその未来についての多くの著書集。 昔は、小さな島規模(自然破壊と内戦)であったが、今の、地球規模の自然破壊を救えるかを問われている。

 

『銃・病原菌・鉄、13000年にわたる人類史の謎(上・下)』

なぜスペイン人(ユーラシア大陸の白人)は銃・病原菌・鉄を、いち早く持てたのか。 この問いに対して、人類の生誕から論理を展開していくという本になっています。 結論は、
❶たまたま住んだ場所が大量の人を養うことができる栽培に適した植物を育てやすい場所だった

たまたま住んだ場所に家畜化しやすい動物が住んでいた
❸大陸が横つながりで緯度が近い(環境が似通っている)
 つまり白人が銃・病原菌・鉄をいち早く持てたのは遺伝子の優劣ではなく環境要因であった  

 

『文明崩壊滅亡と存続の命運を分けるもの(上・下)』

中米のマヤ、北米のアナサジ、東ポリネシアのイースター島、グリーンランドのノルウェー人入植地、かつて隆盛を極めていた社会はなぜ崩壊し消滅してしまったのか。数々の文明崩壊の実例を検証し、共通するパターンを導き出していく。 歴史上から消滅した社会が陥った恐るべき共通の崩壊要因とは?人類の謎といわれた古代、中世社会が辿った滅亡への道を解明する。

古代、中世社会が辿った環境破壊と戦争による滅亡が、島単位のように、ローカル規模から、地球規模になっていると警告している。

 

『昨日までの世界文明の源流と人類の未来(上・下)』

テーマは「昨日までの世界」の叡智(えいち)をいま一度たどり直し、現代の工業化社会に生かすことができないかを模索すること

 

ユヴァル・ノア・ハラリ1976224日~)と、著書

イスラエルの歴史学者。 ヘブライ大学歴史学部の終身雇用教授。 著書では自由意志、意識知能について検証している。 

 

『サピエンス全史:文明の構造と人類の幸福』

人類(ホモ・サピエンス)は空想的虚構をベースとした3つの革命(認知革命、農業革命、科学革命)により、現在の発展へと至りました。 ここで人類はAIと共存して輝かしい未来を継続できるかと問うています。

 

『ホモ・デウス:テクノロジーとサピエンスの未来』

ベストセラーの『サピエンス全史』に続く物語で、人類は神性を追求するが故、「データの神」に駆逐される未来を記載されております。

 

印象的な場面を引用しておきます。

人間至上主義が世界観を神中心のものから人間中心に変えることで、神を主役から外した。 データ至上主義が世界観を人間中心からデータ中心に変えることで、人間を主役から外すかもしれない。

 

21 Lessons for the 21st Century

『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』に続いて出版された新作はその名も『21 Lessons for the 21st Century』。 前2作で「過去」と「未来」を描いたハラリが「現代」の問題に取り組もうとするこの一冊のなかでは、これまで彼が取り組んできた「文明史」と「近代史」がせめぎあっている。 そこにはさまざまな発想が脈略なく利用される「現代」というものの複雑さが表れているのかもしれない。 今日の重大な課題や選択は何か? 私たちは何に注意を向けるべきか? 子供たちに何を教えるべきか?」と問いかけます。 AIと人類の関係の将来を心配して、『21 Lessons for the 21st Century で人類を救おうとしています。

 

SFの世界になりますが、人間が団結して、ビッグデータ・AIと戦わず、管理・統制ができれば、明るい未来が期待できるでしょうか、今後も見ていきたいと思っています。

                      (20200109纏め、20210131追補、#138)

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『希望と期待より、既にそこにある問題・課題群 (土地のこと)』―「ああ、こういう問題もあったのかというふうに感じているだけ』ではだめ―

2021-01-30 22:12:24 | 政治・経済

 『希望と期待より、既にそこにある問題・課題群 (土地のこと)』

  ―「所有者不明土地(宅地と山林)問題」に見る土地制度の課題―

―「ああ、こういう問題もあったのかというふうに感じているだけ』ではだめ―

表題については、悲観的に思い込まず、常々、人々の叡智で解決できると信じています。 最近は、老若男女を問わず、特に広義(物心両面か、精神面だけの場合も)の『弱者』には現状の閉塞感と将来への不安感があります。 問題・課題群を、識っている場合と、感じている場合がありそうですが、どちらも『我がこと、とはせず、無関心でいる常態が』最も心配な点です。

 

 最近読んだ本に、『土地はだれのものか』研究会著の『土地はだれのものか-人口減少時代に問う』ありました。 ここでも問題・課題群がありますが、何故、手が打てないのか、考えてしまいます。

 

 この本の目次だけでも、問題・課題群の深刻さが解ります。

 

第1章 世界最速で深刻化する日本のマンション老朽化問題

    644万戸のストックの行方

    最大の背景は、戦後の大都市の人口激増と、その受け皿がマンション

    今後は大都市で高齢化が本格化する 

 現代は江戸時代の『五人組』などの制度もなく『コミュニティー』造りも、維持も下手

 老朽化マンションの大修復も建て替えも大変

 

第2章 土地が見捨てられる?

    『所有者不明土地問題』に見る土地制度の課題

    相続後の不動産登記は『義務』でなく『任意』

    『負の資産』を費用と時間をかけて登記するか

 『なんでも先送り』で、将来、手間・暇という多額の税金が必要、対策を決める人の都合で『任意』

  でほっておかれる現実、このような事態は世界のどこにあるか、『所有者不明土地問題』はさらに、

  拡大し続けているし、これが山林も同様で、水源にまでおよぶ、亡国の買い占めに戦々恐々

 

第3章 狭隘道路や私道紛争が無くならないわけ

    元凶の『土地所有権』のメスを

 4m道路規制が遅れたために、4m未満の道路が沢山残り、狭隘道路問題が拡大している、ごく最近も

 ニュースに

 

第4章 今日的課題の底流(1)

    人口動態&都市の構造変化が問題を加速させる

 これはインドネシアのジャカルタでも同様ですが、高齢化問題は、日本に比べ、まだ先

 

第5章 今日的課題の底流(2)

    法曹界内部から見た、日本の法制度の歪みと限界

 マンションの建て替えについての法整備の遅れ、万事が万事先送り

 

第6章 縮減時代の土地所有と都市計画はどうあるべきか

    都市計画の歴史から紐解く

 都市計画は、中国をまねた古代、城を中心の区割り・街づくりの中世、以前の日本列島改造論は幹線だけ、

 で街の道路までは及ばず、為政者には、常に全国を俯瞰して欲しい

 

第7章 近代的土地所有権をつくり上げた明治時代

    その功績と実態

 江戸時代の領主の小作農から、百姓の持地にした大改革は見事、ヨーロッパで、武力や、国家の買い上げ、

 支給等で実現

 

第8章 異次元社会・江戸時代に見るユニークな土地所有 

    持ち主は多元、持ち方は重層

 土地も百姓も、領主のものであった時代は、今よりも確実に保護

 

第9章 ドイツはどうやって秩序ある都市をつくったのか

    その都市計画と建築・開発秩序

 ドイツは何度か行ったことがあるが、建物の高さや壁、屋根の色彩、形状等が統一され、市街地と

 非市街地・田園景観がはっきりと

 

第10章  アメリカの縮減3都市の苦悩と戦略

     デトロイト、ヤングスタウン、フリントの取り組み

 デトロイトの発展とその後の経緯が、これからの日本の都市で

 

対談≫農地再考 農地の所有権問題は、『集落』の存在抜きには語れない

         

 この本のあとがきに言っています。

ちょうど近眼の人間がメガネを外していたらぼんやりしか見えなかった世界が、メガネをかけると隅々までクリアに見えるのと同様に、この本を読まれて、ああ、こういう問題もあったのかというふうに感じていただければ、この本の作成に携わった者としては、うれしく思う。』とありました。

 

 横浜市鶴見区住んでいますが、一部の地域には、救急車も消防車も通れないようなで狭隘道路で、一方通行が多く、引っ越してきた当時は、車の運転で、迷い込むと大変な事態になりました。 自分の遅れの心配ではなく他人様に大変なご迷惑をかけてしまいました。 表題のこと、『希望と期待より、既にそこにある問題・課題群』をさらに調べてみたいと思っています。

                 (20191109 纏め、20210130追補、#132)

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『100m走とスプリンター 3(ルイス vs ボルト vs ハキーム vs 桐生)』―ハキームの『トップスピードと、それに達する距離』が現時点では、不明―

2021-01-30 17:34:24 | スポーツ

100mとスプリンター 3(ルイス vs ボルト vs ハキーム vs 桐生)

―ハキームの『トップスピードと、それに達する距離』が現時点では、不明―

 カール・ルイスは、偉大な、長い選手寿命を維持したアスリート、オリンピックの陸上競技100m、200m、4×100mリレーの3冠を3大会連続(北京、ロンドン、リオデジャネイロ)で達成。

 

伝説のスプリンターともいえる、カール・ルイスと最近では、最強のウサイン・ボルトに、日本期待のサニブラウン・アブデル・ハキーム、桐生祥秀の4人のアスリートを比較してみました。 

 

カール・ルイ

ウサイン・ボルト

サニブラウン・アブデル・ハキーム

桐生 祥秀

生年月日

196171

現在57

1986831

現在32

199936

現在20

19951215

現在23

身長・体重

188cm88kg

196cm94kg

188cm74kg

175cm70kg

足のサイズ 右

28.4cm

31.0cm 

30.0cm

24.5cm

      左

28.7cm

31.0cm

30.0cm

24.5cm

自己ベスト100m

9861991年)

9582009年)

997(2019)

998(2017)

200m

19751983年)

19192009年)

2008(2019)

2041(2012)

トップスピードと

12.05m/s 

12.27m/s 

???? m/s

11.65m/s

それに達する位置

40m附近

60m附近

?? m附近

45m附近

平均ストライド

232cm43stride

244cm41stride

224cm(44stride)

211cm(47stride)

ルイスの、100m自己ベストは30の記録、200m22歳の記録。       

ボルトの、100m自己ベストは23歳の記録、200m23歳の記録。

ハキーム、100m自己ベストは20歳の記録、200m20歳の記録

桐生祥秀100m自己ベストは23歳の記録、200m17歳の記録。

 

ハキームの記録を現時点でルイス、ボルトの記録と比較したいが;

肝心のハキームの『トップスピードと、それに達する距離』が現時点では、解りませんので、今回は比較ができませんでした。 ハキームの『トップスピードと、それに達する距離』現在、改善途上ですので、楽しみに待っています。

                                                                                (20190609纏め、20210130追補、#101)

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『九十九里浜は本当に後退している? その理由は』 ―各所に消波堤が造られ、「太東岬」と「屏風ヶ浦」砂の供給がなくなってー

2021-01-30 16:46:52 | 地球・火山・地震・津波

『九十九里浜は本当に後退している? その理由は』

―各所に消波堤が造られ、「太東岬」と「屏風ヶ浦」砂の供給がなくなってー

先日、旭市三川に帰郷しました。 会食の席で、この地で生まれ育った方々、三人が皆同じ意見でした。 『九十九里浜の後退は、利根川河口の堰堤で利根川の土砂が九十九里に廻ってこないのが主因だ』と

 

九十九里浜に拘泥するのは、九十九里浜の内陸の農家に生まれ、育った自分を『海好き』にしてくれたのが九十九里浜でした。 どのくらい『海好き』かですが、のっけから、余談・自慢話で恐縮です。

 

❶小学校高学年の頃は、網本の息子と『澪・離岸流』に乗って1㎞程沖合の蛸釣り船まで泳ぎました。 時速は8㎞位になり、快感でした。

 

❷中学生時代は、銚子漁港の停泊中の船底くぐりの潜りをやりました。 最深の竜骨部に達したら、体を反転させて、水中の船腹に向き合って、手足を使い這い上がり、船腹に張り付くのを避けました。

 

❸高校時代には、大原港から太東岬まで約7㎞の遠泳、半ばで、地元の漁船に乗った監視員に捕まり未遂でした。 上の地図の、最下部のほぼ中央に大原港の突堤、その少し上に太東岬が見えます。 

 

❹香港駐在時代には、深水湾(Deep Water Bay)から浅水湾(Repulse Bay)まで遠泳約4㎞は無事泳ぎ切りました。 当時シーズンオフだったのかサメには遭遇せずに済みました。 とにかく海を見るとプチ遠泳をしたくなります。

 

さて、本題に戻ります。

今まで理解していた、九十九里浜の後退理由は、次のウエブ情報です。

 

東京大学・海岸沿岸環境研究室・佐藤愼司教授は砂浜消滅の原因をこう解説する。『九十九里浜というのは「太東岬」と「屏風ヶ浦」という両側の崖が崩れ、そこの土砂が入ってきてできた浜です。かつては波で両側の崖は年間約70センチ削られ、その砂が九十九里浜に供給されていました』

ところが、各所に消波堤が造られ、砂の供給がなくなってしまったのだ。

 

その対策に、

県は今後、浸食被害を防ぐため、地元の漁業者や住民らと合意形成を図り、浜全体のバランスを考慮しながら、砂の流出を防ぐための人工岬「ヘッドランド」の設置や外部からの砂を供給する「養浜」といった対策の実施を同会議で検討。自然な海浜を可能な限り残し、実現可能な養浜量で約40メートルの砂浜幅の確保を目指すとしている。

 

利根川の土砂の九十九里浜への影響はなさそうです。 国交省のHPからです。

 

利根川の変遷に関する次の記述がある。「古来、利根川は太平洋ではなく現在の東京湾に注いでいた。現在のような流れになったのは数次にわたる瀬替えの結果で、近世初頭から行われた河川改修工事は利根川東遷事業と呼ばれ、徳川家康によって東京湾から銚子へと流れを替える工事が行われた。東遷事業の目的は、江戸を利根川の水害から守り新田開発を推進すること、舟運を開いて東北との経済交流を図ることに加えて、伊達政宗に対する防備の意味もあったと言われている。工事は徳川家康が伊奈備前守忠次に命令し、1594年の川締め切りを皮切りに60年の歳月をかけて1654年に完了した。」 この記述によれば、まず1654年以前の九十九里浜の海浜形成に対して利根川の流出土砂は寄与することはないことが明らかである.1654年以降の利根川からの土砂供給の有無に関しては、銚子半島周辺の海底地形より考察される。銚子半島北側にある鹿島灘と、南側の九十九里浜における波による地形変化の限界水深は910mとされている。これに対し、銚子半島の東部は岩礁帯であり、前面の海底はほぼ1/10勾配で水深約20mまで落ち込み、海底面には岩礁が露出している。このことは銚子半島を南北に沿岸漂砂が横切って通過することは困難なことを意味する。

 

したがって、『太東岬と屏風ヶ浦という九十九里浜両側の崖が崩れ』供給されるハズの、その土砂が、消波堤に阻まれ、供給されなくなり、九十九里浜の後退になっているという、ある意味で人災であるようです。

                   (20190330纏め、20210130追補、#094

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『合同避難訓練(参加して、解かったこと)』ー❶急病です!➡❷救急車手配を!➡❸AEDを探して!と周囲に呼びかけー

2021-01-30 13:23:41 | 地域活動

合同避難訓練(参加して、解かったこと)』

ー❶急病です!➡❷救急車手配を!➡❸AEDを探して!と周囲に呼びかけ

 

 有難いことに、後期高齢者ですが、自治会の監査役兼班長を務めさせて頂いています。 『班を代表して参加する』とは、聞こえは良いですが、実は、遅ればせながらAEDを使えるようになるのが目的でした。

ウキペデイアから引用

❶AEDとは、 先ずは、ウェブ情報です、

 自動体外式除細動器Automated External Defibrillator, AED)とは、心停止(必ずしも心静止ではない)の際に機器が自動的に心電図の解析を行い、心室細動を検出した際は除細動を行う医療機器除細動器の一つだが、動作が自動化されているので、施術者が一般市民でも使用できるよう設計されている。

 

➋救急車とAEDの手配・準備まで; 図解マニュアルでのAED操作は簡単ですが、次の初度行動がキーになりそうです。 

 

急患者を発見、患者に大声で反応を確認、心肺停止と判断したら

 

ステップ―1

急病です。お手伝いお願いします』、と周囲の人たちに、

 

ステップ―2 集まった人たちの、一人に指さして

救急車手配をお願いします』と、別の人に

AEDを探して来てください』 ここが『大変である』と再確認できました。 

 

❸AEDはどこに

 ウェブ情報では、全国のAED設置情報の網羅率8.052% とありましたので、

自治会には『外部の人でも近づけ、取り出せるAEDの設置場所マップ』の

作成を提案していきます。 咄嗟にパソコンのウェブ情報では間に合いません。

自分は、自分の生活圏最寄りAED設置場所リストを作ろうと思っています。

 

他に重要なのは上水道・下水道被災時の対応ですが、『飲み水の備蓄』と『簡易トイレの準備』が必要です。 特に下水道は『上水道に比較して水圧が低いので、水の用意があっても流せない場合がある』ので簡易トイレ関連グッズの備蓄に尽きるようです。

(20170227纏め、20190312追補、20210130追補、#093)

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