最近、新聞広告でよくみかけるのだが、「これで43歳」「これで51歳」「これで62歳」……。 顔をファンデーションで塗りたくり、ウィッグ等でヘアスタイルをばっちり決めた女性達が笑顔を振りまいている広告である。皆さんもおそらく既にご覧になったことがあるであろう。
美容サプリメントの広告なのだが、あれを見て、本当に「すごいな~!」「若いな~!」「美しい!」と思っている人がいるのであろうか??? こんな演出がみえみえの広告に騙されて、高価なサプリメントを購入してしまう女性達は多いのであろうか???
女は化け物だ。化粧、ヘアスタイル、洋服等の外的要因でオールマイティに変身可能である。(もちろん男性も)
特に、近年の化粧品やウィッグ、はたまた体型補正下着等の品質向上ぶりはすさまじい。それ程高価な商品でなくとも、その“ボロ隠し”効果の程は私も日々使用していて実感している。
一方、近年の写真撮影や印刷分野の技術革新にも目を見張るものがある。
メーキャップアーチスト、ヘアアーチストにスタイリスト、コーディネーター、カメラマンに影像技術者…そんな各分野のプロフェッショナルさえ揃えば、この程度の広告の写真製作など今の時代お茶の子さいさいである。どんな“醜いアヒルの子”ならぬ“醜い婆さん”とて、一瞬にしてまやかしのスーパーレディに大変身が可能なのだ。
この私も若かりし頃から外見にはこだわっている方で、外出する時には必ず化粧にヘアスタイル、洋服のトータルコーディネートをバッチリ決めて出かける。その道のプロではないのでもちろん自己満足の世界の範囲内での話なのだが、これが決まり損なっていると一日中気分が悪くて落ち着かない。
そういう風に自分を演出することに慣れている私であるが故に、人間なんていくらでも変身可能なことを十分承知している。加えて、最近携帯で自分の写真をよく映すのだが(自分の外見を客観的に捉えるために写真によるチェックは有効である。)、こちらの方も陰影の付け方等撮り方によっていくらでも若く見えるように撮ることは可能だ。
そんなことを百も承知している私は、まかり間違ってもこの手の広告に騙されることはない。
もちろん商品購入は個人の自由である。だが、後で「騙された!」と騒ぎ立てる前に、現実を受け入た上でより美しくあるための個々人の日々の努力こそが優先されるべきであろう。
当ブログのバックナンバーでも既述(健康・医療カテゴリー「人間て若返らなきゃいけないの?」を参照下さい。)しているが、私には必要以上に若返ろうという思想は元々ない。私の美に関するポリシーは、常に自分の個性を活かしつつ如何に自分が満足できる美に近づくかというところにあるのだ。
なぜならば、人間は年相応に見えることが結局は一番幸せであることを実感しつつ生きてきているからである。
実は、私は元々童顔であったり現在の体型(165cm、47㎏)を長年維持し続けていること、そして服装の若好み等により、普段は年齢より相当若く見られてしまう。それがうれしいと思えるのは一瞬の感覚に過ぎず、若く見られ過ぎるが故に損失を被ることの方が日常生活上よほど多いのだ。20代の頃高校生に間違えられて深夜の新宿で警官に補導されかかったこともあれば、30代後半で教員に転職した時には生徒は新卒新任教員だと思っていた。つい最近も子どもと一緒に歩いていてヤンママだと思われたし…。(ミニスカなんかでチャラチャラ歩いているからだけど、これはちょっとうれしかったかな。)
特に職業人として若く見られ過ぎることの損失は顕著であった。私が職業人として活躍していた時代は元々女性であること自体が不利であったのだが、まして年功序列の時代のため「若い女性」というのは職場において一番地位が低いのだ。外見が若く見えるが故に、私の実年齢を知らない人達から大袈裟に表現するとずっと侮られてきたように思う。(もちろん、仕事の実力でカバーしましたけどね。)
高齢で子どもを産んだ後もそうだ。同年代の子どもを持つお母様方は私よりずっと若い世代の方々だ。ところが皆さんは同年代だと思って下さる。これは損失という訳ではないのだが、話がかみあわずお付き合いにはストレスが溜まることが多かった。 やはり、人間とは実年齢通りに見られるのが一番自然体でいられるように思う。
自分の外見に結構こだわっている私が言うのもなんだが、人間にとって外見とは付属品に過ぎない。もちろん見た目も美しいに越したことはないのだが、やはり内面の充実があってこそ外見がより輝くというものだ。
年齢を重ねる毎に、人間性や生き様が外見を形作ってくるものでもある。苦労が多く心労が重なると確かに白髪や皺が増え、顔色や表情も冴えなくなる。それも人間としての年輪のひとつであり肯定的に捉えるべきだとも思うが…。
とにかく、美しさイコール若さでは決してないと私は考える。ファンデーションの化けの皮を剥がしたてみたら、そこには醜さしか残らないような薄っぺらな人生だけは歩みたくないものだ。今後共、自分のポリシーに基づき内面、外面共々美しく年齢を重ねていきたいものである。
美容サプリメントの広告なのだが、あれを見て、本当に「すごいな~!」「若いな~!」「美しい!」と思っている人がいるのであろうか??? こんな演出がみえみえの広告に騙されて、高価なサプリメントを購入してしまう女性達は多いのであろうか???
女は化け物だ。化粧、ヘアスタイル、洋服等の外的要因でオールマイティに変身可能である。(もちろん男性も)
特に、近年の化粧品やウィッグ、はたまた体型補正下着等の品質向上ぶりはすさまじい。それ程高価な商品でなくとも、その“ボロ隠し”効果の程は私も日々使用していて実感している。
一方、近年の写真撮影や印刷分野の技術革新にも目を見張るものがある。
メーキャップアーチスト、ヘアアーチストにスタイリスト、コーディネーター、カメラマンに影像技術者…そんな各分野のプロフェッショナルさえ揃えば、この程度の広告の写真製作など今の時代お茶の子さいさいである。どんな“醜いアヒルの子”ならぬ“醜い婆さん”とて、一瞬にしてまやかしのスーパーレディに大変身が可能なのだ。
この私も若かりし頃から外見にはこだわっている方で、外出する時には必ず化粧にヘアスタイル、洋服のトータルコーディネートをバッチリ決めて出かける。その道のプロではないのでもちろん自己満足の世界の範囲内での話なのだが、これが決まり損なっていると一日中気分が悪くて落ち着かない。
そういう風に自分を演出することに慣れている私であるが故に、人間なんていくらでも変身可能なことを十分承知している。加えて、最近携帯で自分の写真をよく映すのだが(自分の外見を客観的に捉えるために写真によるチェックは有効である。)、こちらの方も陰影の付け方等撮り方によっていくらでも若く見えるように撮ることは可能だ。
そんなことを百も承知している私は、まかり間違ってもこの手の広告に騙されることはない。
もちろん商品購入は個人の自由である。だが、後で「騙された!」と騒ぎ立てる前に、現実を受け入た上でより美しくあるための個々人の日々の努力こそが優先されるべきであろう。
当ブログのバックナンバーでも既述(健康・医療カテゴリー「人間て若返らなきゃいけないの?」を参照下さい。)しているが、私には必要以上に若返ろうという思想は元々ない。私の美に関するポリシーは、常に自分の個性を活かしつつ如何に自分が満足できる美に近づくかというところにあるのだ。
なぜならば、人間は年相応に見えることが結局は一番幸せであることを実感しつつ生きてきているからである。
実は、私は元々童顔であったり現在の体型(165cm、47㎏)を長年維持し続けていること、そして服装の若好み等により、普段は年齢より相当若く見られてしまう。それがうれしいと思えるのは一瞬の感覚に過ぎず、若く見られ過ぎるが故に損失を被ることの方が日常生活上よほど多いのだ。20代の頃高校生に間違えられて深夜の新宿で警官に補導されかかったこともあれば、30代後半で教員に転職した時には生徒は新卒新任教員だと思っていた。つい最近も子どもと一緒に歩いていてヤンママだと思われたし…。(ミニスカなんかでチャラチャラ歩いているからだけど、これはちょっとうれしかったかな。)
特に職業人として若く見られ過ぎることの損失は顕著であった。私が職業人として活躍していた時代は元々女性であること自体が不利であったのだが、まして年功序列の時代のため「若い女性」というのは職場において一番地位が低いのだ。外見が若く見えるが故に、私の実年齢を知らない人達から大袈裟に表現するとずっと侮られてきたように思う。(もちろん、仕事の実力でカバーしましたけどね。)
高齢で子どもを産んだ後もそうだ。同年代の子どもを持つお母様方は私よりずっと若い世代の方々だ。ところが皆さんは同年代だと思って下さる。これは損失という訳ではないのだが、話がかみあわずお付き合いにはストレスが溜まることが多かった。 やはり、人間とは実年齢通りに見られるのが一番自然体でいられるように思う。
自分の外見に結構こだわっている私が言うのもなんだが、人間にとって外見とは付属品に過ぎない。もちろん見た目も美しいに越したことはないのだが、やはり内面の充実があってこそ外見がより輝くというものだ。
年齢を重ねる毎に、人間性や生き様が外見を形作ってくるものでもある。苦労が多く心労が重なると確かに白髪や皺が増え、顔色や表情も冴えなくなる。それも人間としての年輪のひとつであり肯定的に捉えるべきだとも思うが…。
とにかく、美しさイコール若さでは決してないと私は考える。ファンデーションの化けの皮を剥がしたてみたら、そこには醜さしか残らないような薄っぺらな人生だけは歩みたくないものだ。今後共、自分のポリシーに基づき内面、外面共々美しく年齢を重ねていきたいものである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)