今回は私自身が海外へ旅立った訳ではないのだが、中学生の娘の海外研修旅行の送迎のため、先週と昨日、成田空港まで2往復するはめとなった。
都心から成田空港までの主たる交通手段は、JR東日本の特急列車“成田エキスプレス”かリムジンバスが代表的であろうが、今回は2往復共、リムジンバスを利用した。
リムジンバスの長所は、予約が簡単であること、そして成田空港での到着場所が空港ターミナル出発ロビーの入り口であるため、空港到着後航空機のチェックインまでの時間が短くて済むことであろう。加えて料金面でも現在はリムジンバスの方が若干安価のようだ。
とは言え、我が家の最寄のターミナル駅近くのリムジンバス乗り場から乗車の場合、成田空港まで片道¥3,000-である。
今回、娘本人の往復も含めて成田空港まで親子3往復で合計¥18,000-也。
ゆうに近場へ1泊旅行ぐらいに出かけられる料金だ。はやり、日本の主要な国際空港である成田空港の都心からの遠さを実感せざるを得ない。
今回の記事では、この片道¥3,000-の成田空港までのリムジンバス送迎の旅に皆さんをご案内することにしよう。
私が利用したリムジンバスは某ホテル出発便で、途中もう一つの某ホテルに立ち寄り成田へ向かうコースであるためか、日本人よりも外国人の利用者が多いようだ。特に目立つのが東洋系外国人である。近年、中国、韓国はじめ東南アジア系のニューリッチ族の日本への旅行客が急増しているが、その中で個人旅行の場合は成田空港までリムジンを利用する海外旅行客も多いのであろう。
昨日の成田空港からの帰り便では、英語圏の10名ほどの旅行グループと、南米系(?)と思われる母と幼児の二人連れが我々のすぐ近くの席に座った。
英語圏グループの英語での会話が座席の周囲ではずむ中、南米系の親子のおそらく日本人とのハーフと思しき3歳位の男の子が明瞭な日本語で「パパの所へ行きたい!」と、南米系の母親に駄々をこね始めた。
(余談であるが、この母親が長身でグラマラスで美人でとにかくカッコいい!)この美人ママが南米系(?)言語と片言の日本語で子どもをあやすのだが、男の子の駄々は止まらずリムジン内に響き渡る。 「パパの所へ行きたい。イタバシのおじいちゃんに会いたい。おばあちゃんにも…」子どもは母親に訴え続ける。
私の推測では、おそらくこの南米系親子はこれから板橋区に住む父親の所へ向かっているものと思われる。リムジンが到着すればもうすぐ日本人のパパやその家族に会えるのであろうが、まだ男の子は幼いため、パパに会いたいはやる気持ちを抑え切れないのだろう。
美人ママは南米系の歌を親子で歌ったりして幼児のご機嫌をとり続けるのだが、男の子の気持ちはどうしてもパパに向かい続ける。「パパの所へ行きたい…」やはり訴えは止まらない。
(早くリムジンが到着して、パパに会えるといいね…。)
ところが、こういう時に限って都心に向かうほど高速道路は渋滞している。
そうなのだ。リムジンの最大の難点は道路渋滞にはまることである。 リムジンの所要時間は私が利用しているコースの場合一応2時間となっているが、渋滞にはまらなければ約1時間20分程で到着する。これはJRの“成田エキスプレス”よりも速い!(だが、時間的不確実性を嫌う人にはリムジンは不向きであろう。)
成田空港から都心へ向かう帰りのコースの場合、早い時には東京ディズニーランドのある舞浜を過ぎた頃から渋滞にはまり始める。昨日我々親子が乗った便は3連休の前日の夕刻便だったためか、まんまと渋滞にはまってしまった… 到着地まで距離的には近いのに、ここからが長丁場である。
「飯田橋まで35分の渋滞」との、道路の電光掲示板の表示。(う~~ん、リムジンの到着まではまだまだだなあ…)
こういう時には、首都のビル群の夜景でも楽しむしかない。
おそらく、不況が続く近年はイルミネーションが激減しているのであろうが、それでも3連休前夜のビル群の窓また窓から明かりが漏れ、中で働く人々の姿を映し出している。大都会東京を実感する風景である。
私が上京した頃には、超高層ビルというと「霞ヶ関ビル」か「京王プラザホテル」位しかなかったのに、今や首都高速の両壁には超高層ビル群が延々とひしめいている。その“企業名”を誇示したビルまたビルをリムジンの車窓から眺めていると、世の中が本当に経済危機であることの感覚すらあやふやになってしまいそうだ。世の中の経済的格差矛盾を実感させられるような、大都会の現実か虚像かの判断がつかないような風景を目の当たりにさせられる思いである。
さて、渋滞のため2時間10分を要した成田空港からのリムジンバスの旅もそろそろ到着である。
国際関係の一端を担うリムジンバスの旅で、私は今回も幾つかのドラマを垣間見せてもらえた。
南米系のハーフの坊やは、もうすぐパパに会えるかな???
都心から成田空港までの主たる交通手段は、JR東日本の特急列車“成田エキスプレス”かリムジンバスが代表的であろうが、今回は2往復共、リムジンバスを利用した。
リムジンバスの長所は、予約が簡単であること、そして成田空港での到着場所が空港ターミナル出発ロビーの入り口であるため、空港到着後航空機のチェックインまでの時間が短くて済むことであろう。加えて料金面でも現在はリムジンバスの方が若干安価のようだ。
とは言え、我が家の最寄のターミナル駅近くのリムジンバス乗り場から乗車の場合、成田空港まで片道¥3,000-である。
今回、娘本人の往復も含めて成田空港まで親子3往復で合計¥18,000-也。
ゆうに近場へ1泊旅行ぐらいに出かけられる料金だ。はやり、日本の主要な国際空港である成田空港の都心からの遠さを実感せざるを得ない。
今回の記事では、この片道¥3,000-の成田空港までのリムジンバス送迎の旅に皆さんをご案内することにしよう。
私が利用したリムジンバスは某ホテル出発便で、途中もう一つの某ホテルに立ち寄り成田へ向かうコースであるためか、日本人よりも外国人の利用者が多いようだ。特に目立つのが東洋系外国人である。近年、中国、韓国はじめ東南アジア系のニューリッチ族の日本への旅行客が急増しているが、その中で個人旅行の場合は成田空港までリムジンを利用する海外旅行客も多いのであろう。
昨日の成田空港からの帰り便では、英語圏の10名ほどの旅行グループと、南米系(?)と思われる母と幼児の二人連れが我々のすぐ近くの席に座った。
英語圏グループの英語での会話が座席の周囲ではずむ中、南米系の親子のおそらく日本人とのハーフと思しき3歳位の男の子が明瞭な日本語で「パパの所へ行きたい!」と、南米系の母親に駄々をこね始めた。
(余談であるが、この母親が長身でグラマラスで美人でとにかくカッコいい!)この美人ママが南米系(?)言語と片言の日本語で子どもをあやすのだが、男の子の駄々は止まらずリムジン内に響き渡る。 「パパの所へ行きたい。イタバシのおじいちゃんに会いたい。おばあちゃんにも…」子どもは母親に訴え続ける。
私の推測では、おそらくこの南米系親子はこれから板橋区に住む父親の所へ向かっているものと思われる。リムジンが到着すればもうすぐ日本人のパパやその家族に会えるのであろうが、まだ男の子は幼いため、パパに会いたいはやる気持ちを抑え切れないのだろう。
美人ママは南米系の歌を親子で歌ったりして幼児のご機嫌をとり続けるのだが、男の子の気持ちはどうしてもパパに向かい続ける。「パパの所へ行きたい…」やはり訴えは止まらない。
(早くリムジンが到着して、パパに会えるといいね…。)
ところが、こういう時に限って都心に向かうほど高速道路は渋滞している。
そうなのだ。リムジンの最大の難点は道路渋滞にはまることである。 リムジンの所要時間は私が利用しているコースの場合一応2時間となっているが、渋滞にはまらなければ約1時間20分程で到着する。これはJRの“成田エキスプレス”よりも速い!(だが、時間的不確実性を嫌う人にはリムジンは不向きであろう。)
成田空港から都心へ向かう帰りのコースの場合、早い時には東京ディズニーランドのある舞浜を過ぎた頃から渋滞にはまり始める。昨日我々親子が乗った便は3連休の前日の夕刻便だったためか、まんまと渋滞にはまってしまった… 到着地まで距離的には近いのに、ここからが長丁場である。
「飯田橋まで35分の渋滞」との、道路の電光掲示板の表示。(う~~ん、リムジンの到着まではまだまだだなあ…)
こういう時には、首都のビル群の夜景でも楽しむしかない。
おそらく、不況が続く近年はイルミネーションが激減しているのであろうが、それでも3連休前夜のビル群の窓また窓から明かりが漏れ、中で働く人々の姿を映し出している。大都会東京を実感する風景である。
私が上京した頃には、超高層ビルというと「霞ヶ関ビル」か「京王プラザホテル」位しかなかったのに、今や首都高速の両壁には超高層ビル群が延々とひしめいている。その“企業名”を誇示したビルまたビルをリムジンの車窓から眺めていると、世の中が本当に経済危機であることの感覚すらあやふやになってしまいそうだ。世の中の経済的格差矛盾を実感させられるような、大都会の現実か虚像かの判断がつかないような風景を目の当たりにさせられる思いである。
さて、渋滞のため2時間10分を要した成田空港からのリムジンバスの旅もそろそろ到着である。
国際関係の一端を担うリムジンバスの旅で、私は今回も幾つかのドラマを垣間見せてもらえた。
南米系のハーフの坊やは、もうすぐパパに会えるかな???