所用のため「原左都子エッセイ集」の執筆から5日間程遠ざかっている間に、季節は4月の新年度を迎えている。
厳寒の冬を通り過ぎ、例年よりも遅く“桜の便り”が南の地方からチラホラ聞かれる本格的な春が、大震災に見舞われた日本列島にも訪れようとしている。
そんな中、本日のニュース報道によると、「被災者の方々の心中を慮って今年は国民皆が“桜の花見”を自粛するべきだ!」 「いやいや、国民皆が明るく振舞う事こそが被災地へ元気を届ける源となる」 等々の声が被災地外から聞こえてくる。
原左都子に言わせていただくと、桜の花見など、それこそ国民の皆さんそれぞれがご自由にすればよいのではなかろうか?
と言うのも、おそらく被災地の皆さんは全国の国民に“桜の花見”を自粛して欲しいなどと思ってもいなければ、国民が楽しい花見を決行したところでそれを“恨みつらみ”に感じる心身的余裕もない程に、未だ厳しい現状を生き延びておられると私は推測するのだが…
数日前のテレビニュースでは、津波被災地において大津波に耐え抜いた梅の木に花が咲いた便りが届けられ、それを心より喜ぶ被災者の姿が伝えられた。 その影像を見て「よかった…」と涙ぐむ感情が国民に湧くならば、その思いは必ずや現地の被災者の皆さんに伝わるであろう、と思う(同ニュースに涙ぐんだ)原左都子は考えが甘いのだろうか?
昨日久々にスポーツジムに行きランニングマシーンに乗っている時に、日テレの「ミヤネ屋」において、ジャニーズ事務所のタレント一同が大勢のファンを集めて被災者支援活動を大々的に行っている影像が放映されていた。
原左都子は前回の記事でも既述したが、特に“若造の著名人”が自らの確固たるポリシーがあるとも感じられない中、売名目的で一端(いっぱし)の美辞麗句を並べ立てて今回の大震災の被災者への“チャリティーショー”をメディアを通じて実施している姿を肯定的に捉えていない。
ところが、昨日「ミヤネ屋」で見たジャニーズ事務所からの大震災支援の実態は私の想像とは違って豪華絢爛だったのだ! おそらく長年に渡り大いなる経常利益を計上し続けていると推測する芸能法人団体「ジャニーズ事務所」からは、多大な実質的支援がなされていたのである!
その目録を挙げると、「タンクローリー1台」「国内最大級容量の発電機2台」… その他大量の支援物資も含めて金額総額を原左都子がここで概算するに、おそらく数千万円を超過する巨額に及んでいるのではあるまいか??
ならば、事務所所属の若造タレントを使って下手なチャリティー活動を繰り広げていないで、その巨額な支援の実態を公にすれば事が済むであろうとも思える。 結局ジャニーズ事務所の経営者とすれば、今後の事務所の継続発展を視野に入れた場合、若造タレントを使ってメディア力を利用し大勢のファンを巻き込んだ方が得策との判断なのであろう。
それにしても今回のごとくの歴史的大震災の場合、下手な美辞麗句を並べ立てて慈善行為をメディアで披露するよりも、ジャニーズ事務所が差し出した「タンクローリー」等の実質的支援の方が早期に役立つことは自明の理である。
そういう意味では、多額の実質的支援に踏み込んだジャニーズ事務所は、一応の評価に値すると原左都子は捉えるのだ。

大勢の若者にとって新しい出発の日である昨日4月1日は、社会に新たに旅立つ新人の入社式の日でもあった。
今回の大震災を受けて、さすがにメディアは国や震災被災地の地方自治体の役所に配属された新人の話題で持ちきりのようだ。
菅総理が岩手県視察のためか、国家公務員の初任式に代行出席した枝野官房長官が祝辞を述べていた。 大規模被災地とは距離がある東京において国家公務員に任命された新人がメディアのインタビューに応じて如何なるコメントを述べようと、残念ながらこの影像には何の思い入れも抱けなかった原左都子である。
一方、大津波及び原発事故被災地域で市町村庁舎が流され跡形も無い地区において公務員として採用された新人達には、原左都子なりの要望がある。
今回国民が予想だにしない大震災が発生し、4月直前の時点で採用取消しや採用延期を告げられた新卒者が全国で多大な数にのぼることであろう。 そんな中、公務員として採用されたあなた方は、おそらく相当にラッキーな人種であることには間違いない。
はたまた別の観点から考察すると、新人社会人とは通常は使い物にはならない存在であり、如何なる職場においても“足手まとい”でしかないのが実情だ。 にもかかわらず、あなた方は今回の大震災により、社会人としてデビューした直後から所属する地域への大いなる貢献を市民から期待されているのだ。
これぞ、職業人としての存在証明の機であろう。 新人として就職して直ぐに使命を果せる立場など、そうそうないのが現実の職場というものである。 どうか、この大震災のために就職がままならなかった同期生の無念にも応えるべく、大震災地において即刻活躍して欲しい思いである。
原左都子が今一番に心を痛めている 福島第一原発も、新たな局面を迎えていると考察するべきなのか? 先日、やっと東電会長が福島第一原発「廃炉」を宣言した模様だ。
粉塵防止樹脂が撒かれたり、汚染水を回収するべくタンクが整備されたり、はたまたIAEAから専門家を招致したりと、ここに来て大いに遅ればせながら放射能を総がかりで封じ込める作戦に入ったようである。
それにしても、福島第一原発からは今尚多量の放射能が大気中、海水中、そして地下水を通じた土壌に排出されている事実には何の変わりもないどころが、より多量になっているのが実情である。

どうか国民の皆さん、今後も目に見えない放射能に気を許すことなく、ご自身の意思と判断力で“お花見”などを楽しまれますように。

厳寒の冬を通り過ぎ、例年よりも遅く“桜の便り”が南の地方からチラホラ聞かれる本格的な春が、大震災に見舞われた日本列島にも訪れようとしている。
そんな中、本日のニュース報道によると、「被災者の方々の心中を慮って今年は国民皆が“桜の花見”を自粛するべきだ!」 「いやいや、国民皆が明るく振舞う事こそが被災地へ元気を届ける源となる」 等々の声が被災地外から聞こえてくる。
原左都子に言わせていただくと、桜の花見など、それこそ国民の皆さんそれぞれがご自由にすればよいのではなかろうか?
と言うのも、おそらく被災地の皆さんは全国の国民に“桜の花見”を自粛して欲しいなどと思ってもいなければ、国民が楽しい花見を決行したところでそれを“恨みつらみ”に感じる心身的余裕もない程に、未だ厳しい現状を生き延びておられると私は推測するのだが…

数日前のテレビニュースでは、津波被災地において大津波に耐え抜いた梅の木に花が咲いた便りが届けられ、それを心より喜ぶ被災者の姿が伝えられた。 その影像を見て「よかった…」と涙ぐむ感情が国民に湧くならば、その思いは必ずや現地の被災者の皆さんに伝わるであろう、と思う(同ニュースに涙ぐんだ)原左都子は考えが甘いのだろうか?
昨日久々にスポーツジムに行きランニングマシーンに乗っている時に、日テレの「ミヤネ屋」において、ジャニーズ事務所のタレント一同が大勢のファンを集めて被災者支援活動を大々的に行っている影像が放映されていた。
原左都子は前回の記事でも既述したが、特に“若造の著名人”が自らの確固たるポリシーがあるとも感じられない中、売名目的で一端(いっぱし)の美辞麗句を並べ立てて今回の大震災の被災者への“チャリティーショー”をメディアを通じて実施している姿を肯定的に捉えていない。
ところが、昨日「ミヤネ屋」で見たジャニーズ事務所からの大震災支援の実態は私の想像とは違って豪華絢爛だったのだ! おそらく長年に渡り大いなる経常利益を計上し続けていると推測する芸能法人団体「ジャニーズ事務所」からは、多大な実質的支援がなされていたのである!
その目録を挙げると、「タンクローリー1台」「国内最大級容量の発電機2台」… その他大量の支援物資も含めて金額総額を原左都子がここで概算するに、おそらく数千万円を超過する巨額に及んでいるのではあるまいか??
ならば、事務所所属の若造タレントを使って下手なチャリティー活動を繰り広げていないで、その巨額な支援の実態を公にすれば事が済むであろうとも思える。 結局ジャニーズ事務所の経営者とすれば、今後の事務所の継続発展を視野に入れた場合、若造タレントを使ってメディア力を利用し大勢のファンを巻き込んだ方が得策との判断なのであろう。
それにしても今回のごとくの歴史的大震災の場合、下手な美辞麗句を並べ立てて慈善行為をメディアで披露するよりも、ジャニーズ事務所が差し出した「タンクローリー」等の実質的支援の方が早期に役立つことは自明の理である。
そういう意味では、多額の実質的支援に踏み込んだジャニーズ事務所は、一応の評価に値すると原左都子は捉えるのだ。



大勢の若者にとって新しい出発の日である昨日4月1日は、社会に新たに旅立つ新人の入社式の日でもあった。
今回の大震災を受けて、さすがにメディアは国や震災被災地の地方自治体の役所に配属された新人の話題で持ちきりのようだ。
菅総理が岩手県視察のためか、国家公務員の初任式に代行出席した枝野官房長官が祝辞を述べていた。 大規模被災地とは距離がある東京において国家公務員に任命された新人がメディアのインタビューに応じて如何なるコメントを述べようと、残念ながらこの影像には何の思い入れも抱けなかった原左都子である。
一方、大津波及び原発事故被災地域で市町村庁舎が流され跡形も無い地区において公務員として採用された新人達には、原左都子なりの要望がある。
今回国民が予想だにしない大震災が発生し、4月直前の時点で採用取消しや採用延期を告げられた新卒者が全国で多大な数にのぼることであろう。 そんな中、公務員として採用されたあなた方は、おそらく相当にラッキーな人種であることには間違いない。
はたまた別の観点から考察すると、新人社会人とは通常は使い物にはならない存在であり、如何なる職場においても“足手まとい”でしかないのが実情だ。 にもかかわらず、あなた方は今回の大震災により、社会人としてデビューした直後から所属する地域への大いなる貢献を市民から期待されているのだ。

これぞ、職業人としての存在証明の機であろう。 新人として就職して直ぐに使命を果せる立場など、そうそうないのが現実の職場というものである。 どうか、この大震災のために就職がままならなかった同期生の無念にも応えるべく、大震災地において即刻活躍して欲しい思いである。
原左都子が今一番に心を痛めている 福島第一原発も、新たな局面を迎えていると考察するべきなのか? 先日、やっと東電会長が福島第一原発「廃炉」を宣言した模様だ。
粉塵防止樹脂が撒かれたり、汚染水を回収するべくタンクが整備されたり、はたまたIAEAから専門家を招致したりと、ここに来て大いに遅ればせながら放射能を総がかりで封じ込める作戦に入ったようである。
それにしても、福島第一原発からは今尚多量の放射能が大気中、海水中、そして地下水を通じた土壌に排出されている事実には何の変わりもないどころが、より多量になっているのが実情である。


どうか国民の皆さん、今後も目に見えない放射能に気を許すことなく、ご自身の意思と判断力で“お花見”などを楽しまれますように。


