この件に関しては、牧野富太郎氏は実際にはロシアのマキシモビッチ博士には会っていない(現実では会う以前に残念ながらマキシモビッチ氏が病気にて他界された)と、私は捉えている。
それは、単にネット情報にて私が検索した結果なのだが。
もしかして私の検索力が不足していて、真実は未だに認識していないと言っておくべきだろう。
さて、NHK連ドラ「らんまん」は、今尚万太郎が絶体絶命的な苦境に立たされた状況を脱出できていない段階だ。😱
何とも大変なのは、すえちゃん(万太郎の奥さん)が現在第二子を妊娠中で近々出産予定との設定である事実だ。
ドラマ内では、万太郎の奥さんのすえこが「第二子を日本(じゅっとく長屋)にて出産して後にロシアへ行きたい!」と訴えている現実だが。
前回のエッセイにて私が綴った、「東大に程近い博物館にて万太郎はお世話になればよい」案は、本日の放送にて完全否定されてしまった…😭
博物館側の言い分は、「博物館と東大植物研との関係が強力なため、残念ながら博物館も万太郎を受け入れる訳にはいかない」との説明だった。
そうなると、確かに万太郎が将来的に植物学者として大成するためには、どうしても世に既に認められている大物研究者の下で修業を積むしかない時代背景の様子だ。
万太郎の場合 ラッキーだったのは、以前より万太郎本人が個人的にロシアのマキシモビッチ博士と手紙にて交流を続けていて。
相手のマキシモビッチ博士も、万太郎を植物学研究者として大いに認めているとの間柄を築いている事実が大きいのだが。
史実上は、万太郎はマキシモビッチ博士の元へは行けずじまいだったようだが。 テレビ小説では如何にストーリーを展開するのかに関しては、私の知る所ではない。
それにしても科学研究者の立場とは今現在尚このテレビ小説のごとく、人間関係が権威やプライド等々に翻弄されつつ、不自由を余儀なくされているのであろうか??
と書いたところで、私は小保方晴子氏による「STAP細胞事件」を思い起した。
あの事件など、笹井芳樹氏との再生細胞(“ES細胞に関する)研究にて当時国内第一人者に位置していた研究者を“自殺”との形で命を落とさせている…
この笹井氏とは、論文執筆に当たって小保方氏を指導する立場にいた人物だったようだが。 残念ながらあの事件のせいで、52歳との若さでこの世を去る運命にあったようだ。
私は過去に 国立研究開発法人・理化学研究所(和光研究センター )にて医学基礎研究の実験担当者として日々それを頑張っていた経験がある身として。
「STAP細胞」を取り巻く各種事件に関しても、今尚それらの諸現象の責任の所在等々が解明されないままに年月が流れている感もある。
科学を取り巻く諸環境とは時代を超えて、個々人の名誉を賭けた争いが絶えない分野なのか?!?と、再認識させられたりもする…
最後に話題を、万太郎に戻そう。
万太郎の場合は、こうやって今現在NHK「連続テレビ小説」に取り上げられている事実のみを推し量っても、おそらく晩年には幸せな時期を暮らせたのだろうと、勝手に安堵させられたりしている。
それにしても 諸科学を巡る命がけの人間の争いとは いつの世にも存在し得るものと、悲しいかな認識せざるを得ない…