表題の我が娘だが、家を出て既に2年以上の年月が流れている。
それでは、冒頭表題のバックナンバーを以下に再掲載させていただこう。
本エッセイ集にて表題の件に関しては何度か記述しているため、読者の皆さんはこの現実をご存じのことであろう。
引越しを5月連休に控えているものの、娘本人が月~金まで日々出勤のため引越し準備は土日にしか出来ない。
引越しを5月連休に控えているものの、娘本人が月~金まで日々出勤のため引越し準備は土日にしか出来ない。
そんな環境下で、日々娘がいない間に娘が引越した後の生活を想像してみたりしているのだが。
ふと気が付いたことがある。
それは、娘が突如として訴えて来た今回の引越しの理由に関してなのだが。
母親の私は、てっきり娘本人が親から独立して一人で身を立ててみたいのだろうと結論づけていた。
それは間違いではないだろうが。
更に深読みしてみると、更なる発展型の娘なりの引越の理由が見えてきたのだ!
その真相とは。
高齢出産で産んだ娘故に、我々親娘はほぼ40歳年が離れている。 (父親に関しては既に70歳を超えたため、娘とは42歳の開きがある。)
これ、もしもこのまま娘が自宅にてずっと親どもと暮らしていたとすると。
必ずや、年老いた親2人の世話を娘が一任せざるを得ないだろう。
いえいえこの件に関しては決してそうではなく、特に父親である亭主は、身体が弱ったら自ら高齢者施設へ入る、と今から宣言している。 そのため、少なくとも娘が年老いた亭主の面倒を直に看ることは一生ないだろう。
問題は母の私ではないか!?!?!
集団生活を昔から毛嫌いしている私は、家族皆に「私は年老いても絶対に施設へ入らない! 一人になってもこの家で一人で力強く生き抜く!!との宣言を繰り返している。
これ娘からすれば、この家にずっと住んでいると将来的に「母親の世話」との負担が大きくかかって来る、との意味に受け取れるよね?!?
それにやっと気づいた私だ。
今回の娘の引越の理由は、それを回避するべく早めに家を出ておこうとのことだったのだ、と。
そうなると、娘の今回の引越の理由は“年老いた母の私から距離を置く”ことにあるとの結論となる。
今からでも遅くないから、娘に伝えてあげようか?
母が年老いたら、その時は母の私こそが一人で家を出て独居生活をするから、あなたはずっとこの家で暮らしなさいと。
まさに、目を覚まされた気がする。
そんな事にも気づかずに、単に娘が出て行くのを寂しがっていた身勝手な我が身を恥ずかしく思わされる。
とにかく娘は、5月連休には家を出て単独生活を始めるだろう。
その引っ越し手伝いを精一杯こなしながら。
娘が引越して落ち着いた頃に、この話題を今一度娘と本気で話し合ってみたくなった。
(以上、2022.04公開のバックナンバーを再掲載させて頂いた。)
現在の、原左都子の感覚を述べよう。
28歳との中途半端??な年齢にして親元から離れて一人立ちした我が娘だが。
その後、歯科受診(我が家から通っていた歯科医先生との相性が良い様子で当該歯科医受診を続行していて、歯科受診の都度 我が家に立ち寄ってくれている。)
別居してから2年間の年月をそんな風にコンタクトを取って来た娘と父母だが。
2年経過したからこそ、思いつくこともある。
娘の歯科医受診と同時の我が家帰省とは、それ程歪んだ理由ではなさそうだ。
結局我が娘の歯科医師選択に関しては、我が家近くの歯科医師先生にこだわりたのであろう。
(分かるなあ、その気持ち! 私など医学関係者であるが故に、身体に異常が発生した際に依存したい病院(医師)を厳選せんとの人生をずっと歩んできているが。
我が娘も同様である事実に、安堵させられる。
そうなると、だ。
私が過去に綴り公開した冒頭表題の「娘の深層心理」とは、単に親である私の誤解だったと今更ながら気付かされる。
これを幸いとして、今後も我が最愛の娘とは良き関係を続行したいものだ!!