昨日、我が子の歯科受診に付き添ったのだが、この歯科医院を訪ねるといつも歯科医先生と子どもの教育談議になる。
と言うのが、お互いに一人娘がいてその娘の年齢が近く、学校は異なるが私立女子校に通わせているというように共通項が多いためと思われる。
それにしてもこの歯科医先生、父親であるにもかかわらずご自身の子どもさんの教育に関心の高い方で、いつも教育談議の内容が詳細に渡るのだ。
ひと昔前ならば、開業歯科医師の娘さんと言えば“お嬢さん”のイメージが強かったものである。いわゆる“お嬢さん学校”で一通りの教養や知性を身につけ、“花嫁修業”をして歯科医師のお婿さんでも迎えて父親の歯科医院経営を引き継ぐというのが、よくある歯科医師の娘さんの姿だったのではなかろうか。
あるいは娘さん本人が歯科医師になって医院を引き継ぐという手もあろう。
だが、この歯科医先生の場合、娘さんには歯科医師の適性はなさそうだと既に判断されている。そして、血縁での歯科医院の継続もまったく視野に入れていないと断言されるのだ。
しかも今時、娘を一生“お嬢さん”で生き抜かせるのは困難な時代であることも認識されているようで、娘さんの今後の進路及びそれを後押しする教育について父親の立場で熟慮していこうと考えていらっしゃる様子である。
確かに、今の時代“お嬢さん”などという言葉は既に死語化していると言えそうだ。これだけの世界の金融危機の中、資産家の親の事業とて一寸先は闇の時代に突入している。親の経済力を当てにするのは危険性が高い。 加えて、晩婚化に非婚化、そして離婚率の急上昇…。男女にかかわらず結婚に将来の経済的安定を見い出す時代ではもはやなくなっている。
そうすると、資産家の家庭に生まれた“お嬢さん”であれ、将来は自力で我が身を立てていく準備を子どもの頃から要請されることになろう。そして、それが本人にとっての一生の生きがいともなろう。
昨日は、我が娘が来年の4月に高校進学するにあたり、既にある程度の将来の進路を絞り込んでいる話をしたのだが、それに関してこの歯科医先生が高い関心を示されるのだ。
どういう経緯で進路を絞り込んだのか、子ども本人が進路を絞り込むに当たり親として今までに如何なるフォローや環境作りをしてきたのか、等々の質問が尽きない。 我が家の場合、幸いにも子どもが好きで打ち込めることがあることや、それは小さい頃からの経験に基づいていること、等々の談話が続いた。
この歯科医先生の娘さんご本人にはお会いしたことはないのだが、こういうお父様を持たれていることは幸せなのではないかと私はいつも感じる。
父親にしてやや教育に熱心過ぎるきらいも感じなくはないのだが、患者の親を捉まえ情報収集をして、我が子の教育や進路の決定に役立てようとするその意気込み、そして元よりご自分の娘さんが今後“お嬢さん”では済まされないことを認識されていることを私は大いに評価申し上げたく思う。
まさに今の時代、女が“お嬢さん”では生きられない。
と言うのが、お互いに一人娘がいてその娘の年齢が近く、学校は異なるが私立女子校に通わせているというように共通項が多いためと思われる。
それにしてもこの歯科医先生、父親であるにもかかわらずご自身の子どもさんの教育に関心の高い方で、いつも教育談議の内容が詳細に渡るのだ。
ひと昔前ならば、開業歯科医師の娘さんと言えば“お嬢さん”のイメージが強かったものである。いわゆる“お嬢さん学校”で一通りの教養や知性を身につけ、“花嫁修業”をして歯科医師のお婿さんでも迎えて父親の歯科医院経営を引き継ぐというのが、よくある歯科医師の娘さんの姿だったのではなかろうか。
あるいは娘さん本人が歯科医師になって医院を引き継ぐという手もあろう。
だが、この歯科医先生の場合、娘さんには歯科医師の適性はなさそうだと既に判断されている。そして、血縁での歯科医院の継続もまったく視野に入れていないと断言されるのだ。
しかも今時、娘を一生“お嬢さん”で生き抜かせるのは困難な時代であることも認識されているようで、娘さんの今後の進路及びそれを後押しする教育について父親の立場で熟慮していこうと考えていらっしゃる様子である。
確かに、今の時代“お嬢さん”などという言葉は既に死語化していると言えそうだ。これだけの世界の金融危機の中、資産家の親の事業とて一寸先は闇の時代に突入している。親の経済力を当てにするのは危険性が高い。 加えて、晩婚化に非婚化、そして離婚率の急上昇…。男女にかかわらず結婚に将来の経済的安定を見い出す時代ではもはやなくなっている。
そうすると、資産家の家庭に生まれた“お嬢さん”であれ、将来は自力で我が身を立てていく準備を子どもの頃から要請されることになろう。そして、それが本人にとっての一生の生きがいともなろう。
昨日は、我が娘が来年の4月に高校進学するにあたり、既にある程度の将来の進路を絞り込んでいる話をしたのだが、それに関してこの歯科医先生が高い関心を示されるのだ。
どういう経緯で進路を絞り込んだのか、子ども本人が進路を絞り込むに当たり親として今までに如何なるフォローや環境作りをしてきたのか、等々の質問が尽きない。 我が家の場合、幸いにも子どもが好きで打ち込めることがあることや、それは小さい頃からの経験に基づいていること、等々の談話が続いた。
この歯科医先生の娘さんご本人にはお会いしたことはないのだが、こういうお父様を持たれていることは幸せなのではないかと私はいつも感じる。
父親にしてやや教育に熱心過ぎるきらいも感じなくはないのだが、患者の親を捉まえ情報収集をして、我が子の教育や進路の決定に役立てようとするその意気込み、そして元よりご自分の娘さんが今後“お嬢さん”では済まされないことを認識されていることを私は大いに評価申し上げたく思う。
まさに今の時代、女が“お嬢さん”では生きられない。
お父様の職業にもよりますが、実際問題父親が子どもにかかわれる時間とは日常限られていますよね。もちろん、職業人として生きていらっしゃるお母様方も同じ状況であることでしょう。
私は母親ではあるのですが、過去の職業学業経験からか、子どもを産んだ時から至って父親的な存在であると自己診断しております。
それで、この歯科医先生の娘さんに対する愛情やお考えが痛いほど分かるのです。
さんさん、ご理解いただきありがとうございます。
この診察の合間のコミュニケーションは少し特殊ではありますが、私にとっても充実した時間なのですよ!
だからこそ、記事で取り上げました。
そこまで飛躍した話ではなく、単純に「歯科医の娘さんでもお嬢様ではいられない。」という事ですから田舎に行けば隠れたお姫様がいらっしゃるのではないか?と言う判り易い話です。だからどうしたと言われても困ります。お嬢様が存在するか、しないかの話でした。ただ、そう言う隠れたお嬢様がいるなんて何となくロマンを感じませんか?
父親は、その辺の情報交換はあまりしまい方だと思います。すてきな(ちょっと特殊な)情報交換会ですね。
そういう意味では、こうやってこの記事をはじめ私の教育関連記事にコメントを頂けるドカドンさんもドラ猫さんもその他大勢の方々も、皆さんそれぞれに我が子に関心があり、親としてのそれぞれの考えに基づきそれぞれの方法で子どもの将来のあるべき姿を模索しつつ、日々子どもさんをフォローしていらっしゃるのでしょう。(既に子どもさんが成長されていらっしゃる方も多いのですが。)
親として子どもに愛情を持って日々接している限り、どういう考えが正解でどれが誤りということは決してないと私は考えます。私はそもそも否定的志向を好みません。皆さんそれぞれにすばらしいと考えております。
そして、子どもさん達に対して決して「これはダメ!」「あれはするな!」等々否定的にならずに、広い視野大きな心で、個性豊かな子どもの行く末を見守ってあげて欲しいと思っています。
親が肯定的である程、子どもの将来の選択肢は増えるでしょうね。
私は、娘は、私と同じエンジニアにしたいのですが、理想は、子供の選択肢を一つでも多く持たせてやることだと思っています。
レールの切り替えポイントが多くあれば言い。
文系だろうが、理系だろうがどちらでも構わないは、中学校まで、高校以降は、半分の選択肢を捨てるような物です。
でも文系なら文系で、最大限の選択肢を持たせてやりたい。
大学は、さらに専門が選択肢を減らせていく。これは仕方がないことだと思います。自分もそうして来たから。
一般の会社がダメでも飲食店でもサービス業でも働ける、たくましさを持った娘になって欲しい。
お嬢様のニーズは、今後、益々減るんだろうな!
でも、表面下でこういう信頼できる親同士の情報交換は、正直申しまして子どもを育てる上で重要だと私はいつも捉えております。
母親とは、ドラ猫さんがご存じない場面でこういう会話を日々こなしつつ、自分にとって有意義な情報を選択つつ子育てをするものだと認識していただければと思います。
今回の記事の場合、相手が歯科医師ですので少し特殊だったかもしれませんが…。
この言葉の中に、言い方を変えると子供の進路は親が決めて親が作っていくものとも取れてしまいます。
元来、日本人は感覚で物事を捉える欠点と長所を持ち合わせていると思っているのですが.......。
もっとも自分は、男子3人の親ですが皆成人をしており娘を育てた経験はございませんが、自分なら「娘は手元に置きたいと思う反面、幸せな人生を願う」というジレンマに陥るでしょうか(笑
ただのおやじに気持ちですか(笑
でも、田舎の農家や酒造の跡取りとして婿入りしても、その経営を続行させるには能力も適性も体力も要することでしょう。日々が修行で大変な重労働であることと察します。それに耐えられる人材となると限られてくるでしょうね。
やはりお嬢さん自体もつまらないですし、男女に限らず人は自分自身の適性を活かして自立するべく、子どもの頃から精進した方がよさそうですね。
今日も少し視点を変えて「お嬢様論議」
都会では税金などの問題もあり、お嬢様は存続しにくい環境になっているのかも知れません。しかし地方には意外と「乳母日傘のお嬢様」とはいかないまでも、隠れたお嬢様が存在しているような気がします。
例えば大きな農家とか、山林王、酒蔵などです。
そう言えば、何年か前に近くの酒屋さんが落ちぶれていた事を思い出しました。広大な土地を所有していたはずなのに!貧乏人は今がチャンスかも知れません。
我が家の場合は少し特殊な事情がありましたので、その頃はこの先この子は自力で生き延びられるのかとの不安感でいっぱいでした。
子どもの成長力とはすばらしいものです。すっかり成長してくれまして、曲がりなりにも自分で将来の希望までも見出せる力を身に付けてくれました。
そうですか。エンジニアでいらっしゃるドカドンさんはやはり娘さんにエンジニアになってもらっていつまでも側にいて欲しいのですね!
きっとそんなお父様の思いは娘さんに伝わり、今後ご本人が自分の適性を見つけていくことでしょう。
「母の私が名付けました。」からまずは哲学談議となり、現在の教育談議に至っています。
子どもの名前が取り持つ縁です。
その時に、姉が私に向かって「私はあんたとは違って、“お嬢さん”育ちなの!」という言葉を投げかけて、思わず絶句したことがあります。
既に大きくたくましく育たれた息子さん、いいですね。
我が家でも早くそういう日を迎えたいものです。
自立をすることとは生きがいを見つけることでもありますよね。
実は私も経営法学修士を取得した後、ロースクールを目指すことを考えたことがあります。これに関しては今のところ諦めムードですね。
katsukoさんはクリスマスはアンコールワットで迎えるのですね! 行ってらっしゃい!!
私は父親として、しつけもやります。
これからの社会は、皆さんと同じで「お嬢さん」では生きていけないと感じています。
では、娘の将来は何がふさわしいのか?
親に似て、勉強嫌い・・・、でも社交性と運動神経には問題なさそうだから、世渡りは大丈夫そう。
将来を絞る必要は、まだないとも思う。
しつけはしないとあかん!やや下品・・・。
一般常識は最低限、身に付け、どんな環境でも生きていけるたくましさ、お客に失礼のない最低限の品格を、持たせたいな~。
出来れば、父のそばでエンジニアを目指せる様にならないかとも思います。
お嬢さんは死語になってしまったし、お嬢さんでは生きてゆけません。自立や自活できる能力が求められていますね。そのための教育と言う事になるのでしょう。
難しい時代ですね。
それにしましても、歯科医さんと有意義な会話を重ねられているのだ、と感服しました。
わたくしはというと、親の背中ではなく腹を見せて育てました。いま、大きくなった息子の背中を見てたくましく感じている次第です。
私ですが23日からアンコールワットに行ってきます。またお越しくださいね!!