本日は別のテーマにてエッセイを書こうとしていたところ。
つい先程、義母が入居している高齢者介護施設より電話が入った。
亭主が出られず私が代わりに出ると。
電話をかけて来たのは高齢者ケア専門家のケアマネジャー氏でも施設長でもなく、一般の事務員と思しき女性だった。
そして電話口に出たその方曰く、「お義母さんが、『家に帰りたい』と訴えてきて困惑しています。どう致しましょうか??」
施設へは先だっての土曜日に義母を訪ねて行ったばかりの私が応えて。
「先日義母に面会するために、嫁の立場であるこの私が施設へ伺ったばかりです。 義母にとっての『家』がどこを指すのかは測りかねますが、そういった本人の訴えをすぐさま直接我が家にお電話を掛けられえてもこちらとしても困惑します。 今日は施設長さんやケアマネジャーさん等の責任のある立場の方が施設にはいらっしゃらないのですか? 義母の言う『家』がどこを指すのかも不明ですが、とにかく嫁の立場の私としては義母との同居経験が一切ございません。故に我が家に来られてはこちらとしても大迷惑ですし。 義母が施設入居直前まで住んでいた家は、現在は賃貸借物件として活用中です。 故に、義母が帰る『家』というのが存在しない現実です。 義母もそれを重々承知の上で自分が決めて貴施設へ入居しております。 その辺の事実を施設側もわきまえてお電話をして下されば幸いです。」
お電話の相手がおそらく施設の事務員の女性だったとして、かなり厳し過ぎる返答だったかもしれないが。
それでも 一旦高額入居料を徴収して高齢者を預かっている以上、その責任は高齢者本人が死ぬまで果たして欲しい! と私は考える。
今回の義母の「家に帰りたい」との施設への訴え電話のきっかけが、もしかしたら2月10日土曜日に義母面会に私が出向いたことに根源があるのかもしれない。
あれで義母に何らかの「里心」がついてしまったことも十分に考え得る。 (参考だが、この原左都子は文面書面では厳しい印象を人に与える人間かもしれないが。 特に弱者である義母等に面会した場面での対応の仕方を十分にわきまえている人間だ。 過去に医学分野や教員経験もあり、幾度となく弱者とのかかわりを経験して様々な場面に触れ、多々の人間関係を学んで来ている。
そんな職業経験が義母との対面時にも活きているとも自己分析しているが。)
そうだとして。 そんなこと(人間には本音と建前があること)が重い認知症状で苦しんでいる義母には通じる訳もないし。
もしかしたら土曜日の我が一見優しいと受け取れる対応力が義母の心に響いたがために、「家に帰りたい!」と施設内で大騒ぎしているとすれば。
その一因は、この私にあると結論づけられよう。
かと言って どう考えても久々の義母との一対一の面会時には、「優しく接する」のが人間としての基本だったと私は結論づけたい!
それが、義母に「家に帰りたい」との言葉を吐かせ。 施設内の担当者の皆様にもご迷惑をおかけしてしまったとなると。
今後の義母対応を徹底的に考え直すべきとも思えてくる。
(と言うよりも、一体義母はいつまで生きるの!?!?!? )😱 😵 😷