(冒頭写真は、朝日新聞愛読者プレゼント“グランマ・モーゼス 素敵な100年人生シリーズ より「収穫期」。)
朝日新聞愛読者プレゼント「グランマ・モーゼス “素敵な100年人生シリーズ」は、今回で第5回目の配布となる。
今回届いた作品のひとつは、「収穫期」。
早速、作品の解説を引用しよう。
種をまき、収穫する。 その繰り返しこそが人生であることを、グランマ・モーゼスは農婦としての生活を通して体得した。 本作には、そうしたサイクルのクライマックスともいえる場面が描かれている。
日々の糧となるパンを焼くために欠かせない小麦の収穫。 刈り取られた麦束の黄金色は、まさに生命の輝きだ。 それぞれの労働にいそしむ人々と家畜たち、楽し気に駆け回る子供たちと犬。 前景の大きな麦わらの山の傍らで、2人の人物が手を休めて語り合っているのだろうか。
豊かな実りを与えたまう、大いなる自然への信頼と感謝が、画面の隅々にまで満ちている。
もう一枚は、「川を渡っておばあちゃんの家へ」。
こちらも、解説を引用しよう。
いてついた冬景色の中、橋を渡って進んでいくそり。
その先には、感謝祭を祝うため祖母の家に集まってくる親族たちや、豪華なディナーが待っている。
本作のテーマは感謝祭に歌われるアメリカ民謡「川を越えて森を抜けて」から採られている。 零下25~30度になるのも珍しくない極寒においても、そりを走らせる人々の心は、厚い高揚感に踊っているのだろう。 凍った川面では、ホッケーのような遊びを楽しむ人々の姿もある。
川の流れは視線を画中へと引き込み、肌を刺す清らかな冬の大気が見る人を満たす。
再会を喜び合い、天の恵み、すべての豊かさに対して神を賛美し感謝する、その素朴で信仰深い思いが、画面に凝縮されている。
原左都子が子供の頃に住んだ家の南側が、国鉄の線路を挟んで見渡す限り田園地帯だった。
面白いのは北側は街として開けていて、すぐそばに市街中心部までつながっている主要道路があり、そこからバス乗車で市街中心部へ行けたものだ。
南国だったため、南側の田園地帯が雪で覆われる景色は見たためしがない。 その代わりと言ってはなんだが、台風被害で田畑一面が大海原になる風景は何度か経験している。
ある時、その“大海原”に心が弾み、友と2人でそこまで「冒険」に出かけたことがある。 そうすると面白いことにがちょうが数匹流れ着いていて、大感激した思い出がある。
後で考察するに、実に危険な“友との大冒険”だったものだ…😱
先ほどのことだが、本日の朝日新聞記事内に「グランマ・モーゼス展」のお知らせ記事を見つけた。
その記事内に掲載されていた、グランマ・モーゼス氏の写真を以下に転載する。
何だか絵画っぽい映像だが、これは「写真」らしい。
1946年に、オットー・カリアー氏が撮影した映像とのこと。
そのグランマ・モーゼス氏の展覧会が、東京で開催されるとの朝日新聞の記事だ。
おーーー、是非行きたい! と一瞬思ったものの…
世田谷美術館での開催とのこと。
実は我が家から遠い…
過去に2度程行ったことがあるが、都内にしてバス経由とのその“辺鄙”さ加減に、これ無理かな?? と考えている始末…
あしからず…