◎煩を厭ひてすべてはしるさず(滝沢馬琴)
昨日の続きである。滝沢馬琴(曲亭馬琴)が、随筆『玄同放言』を書くにあたって参照した文献を紹介している。本日は、その三回目(最後)。
潜碓居類書 事物起原 捜採異聞録
蠡海集 輟耕録 事文類聚
大明一統志 草木子 五雑俎
陽関三畳図譜 五行問 咏物詩選
本草綱目 類経 池北偶談
大唐西域記 仏説阿弥陀経 涅槃経
維摩経 仏蔵経 伝灯録
翻訳名義集 釈氏要覧 大明三蔵聖経目録
女仙外史.
統計一百九十部
引書は限りもなき事なれば。煩を厭ひてすべてはしるさず。こゝには壱弐の巻々(人事部一以上をいふ)に。引き用ふたるのみを挙ぐ。遺忘に備ふる為なれども。かぞへ遺せるもあらんかし。
引用書目録終
*本日は「終戦記念日」です。このブログでは、この「終戦」(敗戦)に関わって、これまでかなり多くのコラムを書いてきました。そのうちの何本かを、順不同で紹介しておきます。
殷王朝の崩壊と大日本帝国の崩壊(白川静の初期論文を読む) 2013・1・2
都立二中、アメリカ軍によって占領される 2014・2・2