九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

岩国市長選挙密着日記(若者の心を掴むことが課題)               さとうしゅういち

2008年02月13日 10時04分43秒 | Weblog
★岩国市長選は残念な結果に終わりました。JANJANにこの選挙で井原候補に密着取材した「さとうしゅういち氏」の報告が載っていました。とても興味深く教訓にも富んでいるように思えますので転載します。  「まもる」

 ************************************

★10日投票された岩国市長選は、前自民党衆院議員の福田良彦さんが当選しました。私はこの選挙で、仕事がある平日以外、前市長の井原勝介さんに密着しました。

 私は、井原さんは、利益政治を断ち切ったことを知っていました。住民投票条例も、広島市が岩国市のものを参考にした部分もあるくらい、先進的です。井原さんが、少ない予算でも運行できる小型の循環バスをつくるなど、よく工夫されていることも存じ上げていました。

 国が補助金カットまでして、米軍空母艦載機移転を飲ませようとしたことは暴挙と考えていました。そこで、いてもたってもいられず、岩国市に行きました。

■「ふつうの人」+全国からの応援
 井原さんを応援しているのは、地元では、利権政治ではない、市民全体のための政治を望んでいる「ふつうの人」でした。とくに、50代以上の女性の方が多くおられました。


2月9日。最終日のアピール合戦。道を隔てて両陣営が支持を訴える。 一方で、「いてもたってもいられず」、ということで、東京から森田実さん(評論家)、天木直人さん(元外務官僚)、佐高信さん(経済評論家)、上原公子さん(元国立市長)、川田龍平さん(参院議員)など多くの人が井原さんのためにいれかわりたちかわり、かけつけました。

 山口以外で岩国に関心があるのは、騒音被害が及ぶ隣の県である広島だけではないのだと改めて驚き、日本人も捨てたものではない、と思いました。

 告示前日は、雨の中を森田さん、井原さんに密着。

 「国とけんかしていようとしているのではない。市民の安全のため、こどもたちのためを考えれば、考えれば考えるほど、簡単にあきらめられない」とおっしゃった井原さん。

 「もし、万が一、井原さんを落とせば岩国市民の恥だ」と森田さん。

 屋内の集会では天木さんから「岩国が意思を示せば、アメリカも変わる」と励ましていただきました。

■若者の動向に不安
 私はここで、井原さんを批判しようというわけではありません。今は、井原さん、みなさんお疲れ様と申し上げたい。しかし今後のためにも、このころ気づいたことを述べさせていただきます。

 この時期やや気になっていたのは、井原さんの支持者に、若者がきわめて少ないということでした。年配者では、自民党をかつては支持していたような保守層も含め、とくに女性を中心に幅広い方々がおられて、心強かった。ところが、どうも支持者が薄いように思ったのは、私のような、いわば「民主党寄りの若いもの」だったのです。

 私と同年代やそれ以下のものの傾向としては、小泉さんの政治による矛盾が噴出するまでは、小泉支持が多く、その後は、「だまされた」と感じて、民主党支持に鞍替えした人が少なくないのです。実は意外と「護憲派」は多いのですが、「憲法より飯」という人も多いのです。就職氷河期世代ですから、「とにかくなんとか飯を食わせろ」という要求が強いのです。「安倍も左翼もだめ」という心情が強いと思います。広島県でも、参院選では、男性の若者はほとんどが、民主党に投票していました。そのような若者たちが、どう動くか。私は不安でなりませんでした。

 若者が集会などで少ない様子を見て、私のかつての仲間だった左翼の人は、悲憤慷慨して「若者はどこへ行った」と怒鳴り散らしていました。その態度には私はまったく賛成できません。

 若者や女性たちの生活不安には答えずに、イデオロギーばかりを振り回す。そんな左翼の態度に嫌気が差して私は、数年前、左翼をやめて民主党ないし国民新党支持に鞍替えしたのです。

 井原さんは、人徳のある方ですから、その左翼のようには、若者を敵にまわすことはしないだろう。しかし、相手方が若者に食い込んだら。福田さんは年齢も37歳と若い。やばいなあとおもいました。

■組織の締め付けvs.ふつうの人の良識
 今回の選挙で、福田さんは、政党の推薦を取り付けなかったのですが、地域や業界を通じた締め付けを大変激しく行っていたようです。というのも電話で支持を訴えると、「井原に入れたら、仕事がなくなるぞ」と脅された。しかし、私は何があっても井原さんだからね」という方がたくさんおられたのです。

 組織が締め付ける一方で、「ふつうの人」が、ごくごくふつうの良識に基づき、それに抗っていく。そんな構図が、生き生きと見えてきました。また選挙戦終盤になると、候補者の行く先々で、すごい勢いで、人が飛び出してきました。

 わかっている人はわかっている。そう感じたのです。しかし、一方で、依然、新人の福田さんと横一線という世論調査もある。気が気でなりませんでした。


左:上原公子さんから選挙戦最終日、すばらしい励まし。右:もう少しの辛抱、と励ます森田さん。
■受身ではいけない、と盛り上がる(最終日)
 選挙戦最終日の9日は、上原公子さんから、以下のようなすばらしい励ましもいただきました。

 「東京では昔、砂川闘争で農民が立ち上がったのですよ」、「1955年のことです。米軍はもくろんでいた、基地の拡張をあきらめたどころか撤退してしまいました」、「アメリカも米軍再編では「地域の理解」を前提としているのです」、「だからここで意地をみせて欲しい」と檄を飛ばしました。

 森田実さんは、「一時は運動が衰退するピンチもあったが、当時の宮崎町長が頑張り、鳩山総理を引っ張りだしたのです。井原さんは第2の宮崎町長です」、「中央の官僚や政界でも岩国に対して守屋被告がしたことについて懸念が広がっています」とフォローされました。

 そうなのです。あきらめてはいけない。受身になってはいけない。こちらが動けば変わる。そう、みな盛り上がったのです。

■組織とボランティアの「訓練度」の差に不安も(最終日)
 しかし、福田さんの陣営は、プロ集団です。一方こちらは、ボランティア中心。「ふつうの人」が多いが、実は「ふつうの人」に浸透する「技術」は「プロ」である、福田陣営が上ではないかとふと不安に思わされることもありました。

 選挙戦最終日、岩国市役所前では、両候補の陣営が、旗をもって、肉声でアピールしました。こちらは、ボランティアで、中高年以上が圧倒的に多いのです。向こうは、私と同じかそれ以下の年代の、男女です。しかも、手の振り方は力強く、スムーズでした。

 ふと見ると、左翼を辞めて創価学会に寝返った人がいました。私は、昔のように近視を矯正手術で直したために、めがねをかけていませんし、筋トレをして体格も変わっていますから、向こうも気づかなかったようです。

 間違いない。公明党さんです。ただ、何も知らない人は、「若者が多くてさわやか」と思ってしまうだろう。そして、同年代に共感してしまうだろう。こう、不吉な予感がしたのです。

■若者の動向について再び不安が……(最終日)
 私は、中高年についてはあまり心配していませんでした。業者の締め付けで動くような中高年は、もとから、福田さんで決まりです。が、それは「想定内」です。政策本位で決める中高年以上は、信念を貫くだろうと、選挙戦の反応から感じていました。

 しかし、経済重視の反自民無党派ないし民主党支持の若者(「憲法9条より、飯を優先せざるをえない層」)がどう動くか。選挙戦中から「福田候補が若者、民主党支持層にも浸透」という報道があり、それが気にかかっていたのです。 
 
 それが、「不安」の具体的な中身でした。艦載機移転は、「賛成の人」なんて、街の人の話を聞いてもほとんどいません。

 福田候補でさえ、最終盤には「国の言いなりにならない」と叫んでいました。私はマスコミが「艦載機移転容認の福田さん」と報道するのは、実は間違いだとさえ思っています。福田さんは、「国が土日の訓練中止など条件が飲めないなら反対」という趣旨の演説さえされたからです。ただ、もちろん、自公という支持基盤に頼った以上は、反対というわけにはいかないのは明らかですが、そうは思わない市民も多くいました。

 だから、「不景気は井原のせい」「福田さんは福祉や教育を充実させてくれる」といわれると、そちらへ若者へ流れる。こちらに、若者が少ないだけにその不安がさらに増幅しました。

■不吉な予感的中(投開票日)
 10日、いよいよ運命の日。

 開票が始まるころ、私も、ほかの支持者とともに事務所で着席しTVを見ました。テレビ山口が次々に速報を流します。

 「優劣つかず、大接戦」

 「投票率は76%。前回より11%に上がりました」

 「出口調査では、艦載機移転は『賛成』はわずか11%。『反対』は45%ですが、『反対だがやむを得ない』が32%です」

 「これが大接戦の原因になっているようです。空母艦載機問題を争点にする人は35%。しかし財政再建を争点にする人も27%。福田候補には、財政再建や地域振興争点にする方が多い」

 「20代、30代の男性では7割が福田支持。民主党支持層の3割が福田、無党派層でも4割以上が福田」

 やばい、と私は思いました。やはり不吉な予感が的中したか……。

 小泉自民党に改革を期待したが、散々に裏切られた私と同年代の若者たち。貧困が増える中で、2007年の参院選では私の地元の広島県内でも社民主義的な公約の民主党の候補者に大量に流れました。

 そんな人の中でも藁をもすがる思いで今回は福田さんという人もおられたことを、冷徹に、TVに映ったグラフは示していました。私の分析が間違っていてくれと、祈っていたが、残念ながら正しかったのです。「今回は、心臓に悪いのう」と話し合ったりしていました。

 私は、平和運動の先輩でもある、元広島県内の首長といろいろ話していました。彼も「もうしがらみ政治はおしまいにせんといけんのう」と話しておられました。


皆さんにお礼の言葉を述べる井原さん■福田当確……(投開票日)
 福田さんの当確が、午後11時過ぎでしょうか、出てしまいました。その、テロップが流れると、ため息がいっせいに漏れました(やんぬるかな。不安が的中してしまった。皆さんベストは尽くしたと思うが)。

 「何で……。」と泣き出す方もおられました。

 井原さんが現れました。

 「私の力不足でこんなことになってすみません」と。でも、落ち着き払っておられました。

 その後、記者会見があり、「正しい情報に基づいて、正しい議論をしてほしかった」と井原さんの声が聞こえました。

 一方、TVは、福田さんの顔を映し出していました。福田さんはかなり不安そうな表情でした。選挙期間中からずっとああいう表情だったと、どの方もおっしゃいます。

 これでは、どっちが当選したかわからないじゃないか。と現場にいた私はそう実感しました。なぜだろうといぶかるみなさんに、私は自分の公務員としての経験から申し上げました。

 「いろいろ、約束しすぎたんですよ、当選するために。岩国駅舎も新設する。病院も移転新築する。教育も福祉も、で、予算が組めるはずないじゃないですか?たかだか134億円の基地交付金をもらっても、福田さんの公約は実現不可能です。収拾がつかないんじゃないですか」と指摘すると、なるほど、とみなさん、感心しておられました。

 これからは、市政をチェックしていかねばならない。そう、みなさん、気持ちを切り替えておられました。

■「やったことはなくならない」と励まされる
 井原さんから、改めて正式にご挨拶をいただきました。

 「やったことがなくなるわけではない。今後ともよろしくおねがいします。」と、言われ、むしろ我々支持者のほうが励まされた思いでした。

 差は1,800票もなかったのです。そういう意味では、福田良彦さんとて、反対派の意見を無視はできないのです。そして、選挙戦中バラまきを公約しすぎたことで、今後必ず矛盾が出てきます。

 なにより、皆さんが一生懸命、議論するなどの努力をされたことは今後の財産になる。そう思いました。

 私は「何かあればまたはせ参じますよ。これでも、行政の経験と知識はありますから」と言い残し、岩国を後にしました。

 最後の最後、若者で「圧倒的敗北」をしたのは痛かった。ボランティアができやすいとなると、どうしても中高年女性、年金生活者中心にならざるをえない。でも、不景気で飯が食えなくなってきている若い人も、うまく立ち上がるような環境ができれば、いいのではないか、そんなことを感じました。

 彼らも自民党政府を支持しているわけではなく、参院選などでは野党を支持している。でも、今回は、「表向き、飯を食わせてくれそうな福田さん」に流れてしまった。実はこの辺が岩国に限らず、日本の民主主義全体の大きな課題なのでしょう。

 若造に免じてご無礼は許していただきたいのですが、一般論として、若い人の思いや課題も年配者がもっと、尊重していただくことが大事だと思います。でも、皆さんお疲れ様でした、と申し上げるのが一番よいのでしょう。
(さとうしゅういち)
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

掌編小説「楽園の人」その2  文科系

2008年02月13日 00時26分02秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
「凄いスピードで進まれて、本当にギターがお好きなんですね。一日どれぐらい練習されるんですか。楽譜を初見で弾くのが得意なほう、それとも暗譜派のほう?」
 これには、特に長いメールが返されてきた。要点は、こんなものだ。好きだという様子はかくかくしかじかということ。定年退職のままで働く気はなく一日三、四時間はやっていると思うのだが、妻は五、六時間やっていると断言するということ。初見で弾くのが全く苦手だからこそ、完全な暗譜派になったということ、などである。そんな中に、今回特に私の目を引いた言葉があった。「この曲は本当に難しくって、つっかえつっかえの多くの箇所がなかなか直せません。全体仕上げは、これらの箇所で反復練習を繰り返したその末のことになると思いますので、いつ終わるのやら、です。」と。〈あらこの人、弱音も、弱点も平気でしゃべるんだ〉、初めてそんな印象を受けた。それで前のメールも読み返してみたのだけれど、急にこんな思いが強まってきた。
〈彼の言葉の『自慢の面』ばかりを私が読み込んでいたのかも知れない、それにしてもまぁ、凄いエネルギー〉
 そんな興味がわいたが、とにかく質問。
「反復練習って、どんなふうにされてるんですか。そして、暗譜派って、どんなふうに暗譜されるんでしょう?」
 その日のうちに、また長い回答が届いた。たとえば二小節程度を三、四十回も繰り返すこと。そして、それを少しづつ長くつないでいくということ。経験上いつかは覚えられると今現在は気軽に思えるから、あせらず気長にやっているということ。難しい箇所ほどそこの和音などに作曲者の思い入れが強いから、そこをすらっと弾けるともっと美しくとかおしゃれにとかの希望もいっぱい持てるのだということ。そして、そのメールの最後には、私がいままでのどれよりも驚いた彼の言葉が続いていた。
「暗譜の様子って、こんな答えで良いですか。魔笛を一応最後までやったと言った先日、つまり約一ヶ月ぐらいでなんとか暗譜してたと思います。」
 この言葉は、私のサークル、教室などでの見聞きからすると、全く信じられないものだ。二十歳前の成長期でもないのだから。それで、彼のその暗譜力について私と彼との質疑応答がしばらく続いていくことになる。彼は、それが自分の長所だとちゃんと自覚していて、懸命に説明してくれた。「僕はこんな感じで暗譜している」という、音程、リズム、それらの流れ、指づかいの流れなどが絡まり合った総合的な感覚の世界のことで、ご本人でも言葉にし難いような話だ。それはここでは省くが、とにかくその話が尽きた頃にはなによりも、私の彼に対する認識がなんというか全く一八〇度逆転してしまっていたのである。
 彼がギターに対するように、私にもそのように振る舞っていただけなんだ。彼としてはきっと、ごく自然に。自分がこれだけ楽しめるものは、他人とも同じようなエネルギーでしゃべりあいたいってね。ところで、彼くらい時間使ってみたら私も本当に同じように暗譜できるのかなぁ。彼は「絶対できる」って言うけど。凝った難しい和音なんかの箇所を中心に、一段ぐらいずつ五十回でも六十回でも? とにかく覚えるまで? 暗譜が早く終われば確かに、曲想や和音に〈自分の好み〉をあれこれと試せて、それが一番楽しい時なんだし、私もしばらく実験してみようかな。一日家にいるんだし、今は家事なんかも手抜きができる時なんだし。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無理をがんばるブログ   楽石

2008年02月12日 11時47分42秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
爆笑問題の憲法学者との対談。
再放送が今朝あってので、また見てしまいました。

気に入った箇所を紹介します。

   

人はみな、考えが違う。
また、自分の考えが一番で、他の人の違った考えは認めたくない。
これが人間の性。

世の中を善玉・悪玉に分けて考える思考法が受け入れらやすいのは、
誰も自分にとって大切なことは否定されたくないから。
否定する人は悪玉にしておけば、それ以上、考える必要がない。

憲法は、そういう個々の考えを認めようということ。
そいて差し障りのないように、折り合いをつけようとすること。

みんなが違うことを認めようというムツカシイことに挑戦するわけだから、
無理をがんばる芸が、憲法学。


    

国は憲法とほとんど同義だということですから、国会とは無理をがんばる場。
国会議員とは、無理をがんばる芸人ということかな?

こういう観点で国会議員を見たことはないので、
今度、この新しいモノサシで採点してみようと思います。


このブログも無理をがんばるブログにしたいものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

掌編小説 ”ギター中毒”  文科系

2008年02月12日 08時24分35秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
僕はギター中毒と言って良い生活をしている。ここに何回か書いたが1日2~3回、計3~4時間は弾いていて、気が付くとギターを取り出している感じ。外国も含めて1泊以上の旅行には必携であって、連れ合いは「ちょっとおかしい」と表現する。何でかなと自分にも振り返ってみることはある。

 楽園の人

 三月十八日、遅い夕食の片づけもそこそこにメールチェックを始めて、彼のそのメールに出会ったときには、私はもう全く腹が立ってしまった。連れ合いのお相伴にあずかったビールの火照りが醒めていくという感じさえした。
「えーっ、次の曲はソルの『モーツアルトの魔笛の変奏曲』?!ちょっと前の『アルハンブラ宮殿の思い出』の時にももうびっくりしたんだけど、今度のはいくらなんでもちょっと、法螺話というか、全くの嘘というか …………。」
 彼とは、私が加わっているクラッシックギター同好会の小さな発表会を聴きに来たのが縁でメール交換が始まったんだけど、なにしろまだギター教室に通い始めて半年たってないと聞いてる。アルハンブラを四ヶ月で習い始めて、それを一ヶ月で一応にせよ終わってしまって、六ヶ月目に魔笛を?指折り数えると確かにそういうことになる。
私がアルハンブラに手をつけたのは先生について二年目の末。発表会で弾き切った時には、先輩方にもうどれほど驚かれ、自慢だったことか。魔笛の方は、私にとってはもう演奏会などで聴くのが楽しみというだけの曲。楽譜を見るには見たけれど、手も足も出ないと諦めたもの。それを、独学をちょっとやってたと言っても、初めて先生について半年で!六十二歳の人が?メールはしょっちゅう送りつけてくるわ、私らの発表会の批評も先輩のような大きな顔して届けてくるわで、もともと自慢の多い人だとは見えたんだけど、大法螺吹きなのか!それとも二つ年下の私に気でもあって、半分ストーカーなのかな。まぁなんにせよ事実はやがて分かることだし、魔笛をそもそも仕上げていけるのかどうか、お手並み拝見、させていただきましょう!まったくもぉなんか、なんか腹が立つ!
 さてそれからも毎週のように、彼からのメールは続いた。多い時は週何回も。ギター練習上の質問や気づいたこと、演奏会の案内やその批評などなどと、長いものだ。言うまでもなくこれらのメール、読むのも大変だけど、いちいち返事をするのはもう面倒くさいという気分。それで私の返事が遅れたりすると、催促さえ来る。「メールのプロバイダーにミスがあって届いてないようなので、もう一度同じ物を送ります。」、こんな場合はもっとも、実際に第一メールが届いてない場合も多いんだけど。
 二週間後には、「魔笛の楽譜合計五ページのうち、最初の『テーマ』一ページを終わりました。」。次いで「第一、二、三のバリエーション計二ページ分終了です。」がそれから一週間。そして、「第四、五バリエーションとコーダまでとうとう一応終わりまで来ました。後は全体的に仕上げていきます。」と届いたのが、この曲を始めてから約一ヶ月と数日のこと。 〈本当かいな、全く!もう絶対、ちょっと鎌かけてみよう。〉という気になってきた。
   続く
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東海放送人九条の会のHP   楽石

2008年02月11日 15時55分42秒 | 国内政治・経済・社会問題
東海放送人九条の会がホームページをつくりました。

このブルグでも紹介した大西五郎さんらが、
マスコミについて鋭い時評を展開しています。

GOOGLEなどで、「東海放送人九条の会」と入れて検索して下さい。

大西さんの中日の社説(2月3日)についての記事を一部転載します。

  集団的自衛権の行使に当る自衛隊のイラク派兵、
  インド洋での米艦船への給油など、
  なし崩し的に憲法第九条を実質改憲する政治が進む中で、
  読売新聞の改憲論をはじめ護憲の主張をしていた
  朝日新聞、毎日新聞も現実に進む事態を半ば受け入れて
  次善の「改良的」論旨の社説に揺らいでいる中で、
  2月3日付けの中日新聞の社説は「憲法に命を吹き込む」と題して、
  国民が「英知の結集である日本国憲法の血肉化に主体的に取り組む」
  ことを訴えていました。

  この社説は、「日本國憲法には、人類の長い歴史の中で培われた
  近代民主主義の思想と理想が詰め込まれています」と
  「日本国憲法に盛り込まれた考え方、言葉を通していまを生きる人たちが
  過去と向かい合い、将来を見据えることで憲法に命が吹き込まれます」
  と説いています。

  「昨年夏の参院選で自民・公明の与党を少数勢力にした有権者の選択が
  『二院制』に命を吹き込んだ」といいます。
  「『ねじれ国会』『法律がなかなか成立しない』など
  否定的な受け止め方もありますが、衆議院での三分の二多数に加え、
  参院でも多数を握っていた安倍政権の時は、
  時代錯誤のようなテーマを掲げて強行採決が繰り返されたのと比べて
  どちらが民意をより多く繁栄した政治になるか、
  いずれは明らかになるでしょう」としています。

興味のある方は是非、一度のぞいて下さい。



コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岩国市長選挙の結果について   楽石

2008年02月11日 09時08分46秒 | 国内政治・経済・社会問題
わずか千票たらずの差で、米機増強反対派の市長が
容認派に敗れました。

中日の見出し「米機移転賛成の与党系」
赤旗は   「井原氏が大健闘」

投票率は前回より11ポイント増えた76%。
市民の意思は米機増強に賛成したことになります。
といっても誰も米機が増えて騒音が激しくなるのに
賛成したわけではないでしょう。

真の争点は生活の安定。
政府からのお金は欲しいというのがホンネ。
お金が通れば道理が引っ込んだわけです。

中日は社説でこの点を指摘、政府のアメとムチ政策を
きびしく批判しています。

   

問題はここからです。
9条擁護派は、ここから、どんな教訓を学ぶべきなのか?

安定した生活こそ、平和の確たる保障ということでしょうか?
戦前の日本が戦争国家として破局にまで行ってしまった。
国民が同意していったのは、生活の不安から逃れる道が
戦争の先にあったからでは?

商売こそ正義という考えもありました。
お考えをお聞かせ下さい。



コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野田・佐藤議員の計算され尽くした会見         まもる

2008年02月11日 00時08分29秒 | 国内政治・経済・社会問題
★天木ブログに野田。佐藤議員の和解記者会見について、なるほどという分析記事が載っている。人の良い私など思いもつかない巧妙な選挙対策である。
 もう少し人が悪くなろうと決心した。

☆タイトルをクリックすると写真が拡大し、コメントできます。コメントにURLは不要です。

************************************

 「選挙工作を思わせる会見報道」      天木直人ブログより

 9日の新聞を見てそう直感した。佐藤ゆかりと野田聖子議員が自民党本部でそろって記者会見をしたという報道である。各紙が一斉に報じている。
 なぜ佐藤と野田の共同会見なのか。それはもちろん岐阜1区が野田、東京5区が佐藤という形で2年半続いた刺客騒動が最終的に「和解」決着したからだ。しかしなぜ、佐藤という政治実績のない一年生議員がこれほどメディアに取り上げられ続けたのか。しかも彼女の政治活動に関する報道は一切されず、選挙区争いばかりが報道され続けたのだろうか。まずこの素朴な疑問を抱かねばならない。
 それは小泉劇場の産物であるからなのか。女同士のバトルだからか。美貌議員であるからなのか。おそらくその全てであろう。我々の心の内にひそむ低俗な覗き見趣味を狙って、メディアが取り上げたのだ。そのようなメディアの習性を逆手にとって自民党が両者のバトルを宣伝し、利用してきたに違いない。ニュースが勝手に流してくれればくれるほど、自民党は何もしなくても両者の知名度は高まるのだ。
 見ているがいい。めでたく和解したにもかかわらず両者のニュースは続く。なんだかんだと理由をつくって佐藤と野田の選挙報道は総選挙まで続いていく。そして総選挙中も「見どころ選挙区」の一つとしてガンガン報道されるだろう。両方とも当選させたい、という大衆心理をにらんでの手のいい選挙運動なのだ。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真宗大谷派9条の会設立  へそ曲がり

2008年02月10日 12時47分02秒 | 国内政治・経済・社会問題
◆「真宗大谷派九条の会」設立◆(3月10日 しんぶん赤旗 より)

「真宗大谷派九条の会」設立集会が9日、京都市の本山(東本願寺)で開かれました。哲学者鶴見俊輔氏が記念講演しました。
 教団は1995年、国の衆参両院にあたる宗議会・参議会が、侵略戦争に協力した歴史を懺悔する「不戦決議」を採択、05年には宗議会が「日本国憲法『改正』反対」を決議しています。
「不戦決議」は「宗門が犯した罪責(戦争協力)を検証し、これらの惨事を未然に防止する努力を惜しまないことを決意し」(平和のため)すべての人々と歩みをともにする」としており、「この決議をステップにして、いよいよ腹を据えて本願念仏に生きる証を表現していく責務がある(呼びかけ文)として「九条の会」を設立したもの。
 池田勇諦(元同朋大学長)、広瀬 杲(元大谷大学長)、児玉暁洋(元教学研究所長)、宮城 (元教学研究所長)の四氏が呼びかけ人になり、準備をすすめてきました。
 集会には約300人が出席。「『会』設立は、真宗と出会った人間としてという一点からの所作 」(池田氏)、「九条が不戦でも非戦でもなく戦争放棄であることの意味をかみしめたい(広瀬氏)と、「会」設立への思いを語りました。
 浄土真宗本願寺派(西本願寺)関係者でつくる「念仏者九条の会」の信楽唆麿氏(元竜谷大学長)が連帯のあいさつをしました。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雪のおかげで    楽石

2008年02月10日 12時11分52秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など
昨日は一日雪。
テレビの前でかじかんでいました。
見たのが、BSの再放送番組。
外国の見た明治の日本。

日露戦争に勝利した日本に、中国・ベトナムなど
アジアの若者が留学。
神田神保町あたりは、中国人の留学生街となったそうです。
その一人の下宿に日本人の子どもが来て、
部屋にあった地図の中国大陸を指差して、こう言ったそうです。

「ここも、もうじき日本になるんだって、
先生がそう言っていたよ」

日本はアジアの一員と期待していた人たちは
やがて日本は我々の味方ではないことを悟っていきます。

日本はいまだにアジアのなかに信頼できる友人を
もてないのも、長い歴史の結果なんですね。

もうひとつ、日本が日清戦争に勝って、西洋が日本を見直したこと。
それで、力こそ役立つと判断、軍事国家へと変貌していった
と指摘していました。





コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

田中宇さんのブログから   楽石

2008年02月09日 19時10分51秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
日本のマスコミに辛い田中さんのブログのうち、
「北朝鮮」関係の記事のヘソの部分を転載します。

  アメリカが、北朝鮮製だと主張しているニセのドル札「スーパーノート」は、
  実は北朝鮮が作ったものではなく、アメリカ自身(CIAなど)が作った
  ニセ札を、北朝鮮製だと言って濡れ衣をかけている可能性が高い。
  スーパーノートはあまりに本物に近く「ニセ札」というより、
  本物の原版と紙を使って刷られ、意図的に版のごく一部を本物と
  違うものにして、ニセ札とわかるようにしたものと考えた方が良いと、
  欧州の専門家が分析している。

  全体として、アメリカが北朝鮮を非難している案件の中には、
  濡れ衣や誇張が多い。
  日本のマスコミは、北朝鮮を悪く描くことばかり考えて冷静な分析をせず、
  誇張を鵜呑みにして報じ、国民の多くはマスコミを疑わず、洗脳されている。

  今後数年以内に、アメリカの覇権は退き、日本は北朝鮮と国交を
  正常化しなければならなくなるのだから、
  そろそろ日本人は洗脳を解いていかねばならない。

 この記事が、どの程度、本当なのか判断する力は私にはありません。
 しかし、ある方向にのみ情報が流れている時は、
 それと違った情報を取り入れるのは、健康な判断を下す最低限の条件です。
 9条問題を考えるうえでも、とても重要だと思います。

 田中さんはヨーロッパの視点を取り入れているように感じます。
 それは、情勢を多角的に判断するうえで、とても大切でしょう。


コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

道路財源、変な使い方続々! 文科系

2008年02月09日 00時23分27秒 | 国内政治・経済・社会問題
国会で道路特定財源問題が論議され始めました。
ちょっと前には、野球とか卓球とかのレクレ-ション用品。次に、国土交通省の職員宿舎建設。1万人余の職員に8000戸余の住宅があるのだそうだ。今でも年に20億円だかを使ってるということだ。
そして、今日の毎日夕刊にはこんな報道が。まず、1面の2番目に大きい記事がこれ。
「道路整備特会 国交省すべて随意」
道路特定財源を投入している国交省の道路整備特別会計から所管団体に06年度発注した全51事業が全て随意契約で、これは、会計法にも反しているとのことだ。随意契約は100万円前後の少額事業だけに認められていて、それ以上は一般競争入札というのが会計法の原則だからだそうだ。そして例によってこれらの団体には国交省のお役人がずらりと天下りという構図である。
なお、上の情報で本日の予算委員会討論を聞いていたら、さらにおかしなことが続々とあげられていた。まず、これらの事業には「合い見積もり」というものがいっさい無いと確認されたし、それぞれの事業が一社のみに異常に集中しているということだった。この討論の詳細は、9日の朝刊に載るだろう。

次いで4面左に小さな記事だが「道路特別会計 答弁書を修正 購入車両数に誤り」
これはこういう内容。道路特定財源の特別会計から購入した乗用車が1461台あるという修正答弁書を閣議決定したとのこと。04年に922台と答えていたのを修正したというのである。

はてさて、道路特定財源がねじれ国会だからこそ初めて問題になって、上のように隠されてきた諸情報がやっと明らかになってきたのだが、「国交省所管諸団体」にはこの先一体何が隠されているのやら。天下り先の確保に莫大な税金が使われ続けていることは既にあちこちではっきりとしているが、加えて、あれやこれやで結局道路族議員に回っていく金額がどれだけあるのやら! そして、これから10年間で59兆円使うとされたこの道路特定財源は、このままではほんとに一体何に使われていくのやら。

さて、こういう「埋蔵金」ならぬ「埋蔵支出」に関わって、ある本に興味深い箇所があったのでご紹介したい。
「高級官僚を使って特殊法人とか独立行政法人など、なくてもいいような隠れ蓑をいっぱい作り、公金を合法的に食っている。談合とか裏金とか、非合法にも取っている。この無駄遣いが15兆円から、私に言わせれば30兆円くらいある。われわれは既得権を棄てろと言ってきたが、絶対に棄てない。いままで国民はだまされ続けて、自民党を支持してきた。そこを国民がどう判断するかです」(平凡社新書、塩田潮著、「民主党の研究」より。民主党・山岡賢次議員の言葉の紹介として)
「政権交代が起これば、秘密が暴かれるというシステムが定着すれば、政権を担う政治家も官僚も、いずれ情報はすべて開示されることを前提にして政治や行政を進めなければならなくなる。政権交代は究極の情報公開システムである」(同上書)

僕はこのブログで、この情報公開のことを政権交代の最大メリットと述べてきたつもりだ。だからこそ官僚たちは一蓮托生の自民党政権を必死に守ろうとしているのだと思う次第である。

最後に、関連して、莫大な健康保険財政が流れていくこのことについても、本当に情報の透明化をして欲しいと、僕としていつも考えている。医療費に占める薬代の問題である。「高価な薬をあえて使っている」とか、「安くなるべき薬が安くならない」とかという話を無数に聞くなどから、医者の費用は医者不足になるほどどんどん削っても、莫大な薬代の闇はとてつもなく大きいと日ごろから考えてきた。誰かこの点について情報があったら、是非教えて欲しい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岩国市長選の情勢  へそ曲がり

2008年02月08日 18時15分17秒 | 国内政治・経済・社会問題
◆護憲派結集を目指す市民団体◆(週刊金曜日 2月1日号 金曜アンテナより)

 新しい市民団体「政治変革のための市民連帯」の創立総会が1月20日、東京都内で行われた。同団体の主目的は2つ。第1に護憲派共同候補の擁立、支援。第2に小選挙区を廃止し中選挙区と比例代表制の実現だ。
 具体的には、社民党・新社会党・共産党・民主党護憲派・無党派市民を結集させるための“接着剤”としての役割を担う。「薩長同盟を実現させた坂本竜馬という接着剤がなければ明治維新はなかった」という総会開始の挨拶に目的が明確に表れている。
 これまで共通する目的で「市民の風」や「9条ネット」がつくられたが、「市民連帯は」これらの例に学び共闘しながら新しい運動を起こしていくという。
「市民連帯」の最大の特徴は、小選挙区二大政党制に真っ向から反対していることだろう。
 創立総会当日には、東京都八王子市長選挙の橋本良仁候補(社民・共産生活者ネット)の応援、米空母艦載機部隊の移転を拒否して政府から“いじめ”を受けて辞職した井原勝介岩国市長選候補を支持する動議を決議。さっそく翌日に両名に指示を伝え、選挙運動の手伝いに入った。
 当面会員を1万人を目指そうという意見も出された。           http://www.siminrentai.com/

 ところで、注目の岩国市長選挙の情勢はどうなっているだろうか。
 ここからは「週刊金曜日 2月8日号」の「金曜アンテナ」からの記事である。

 日本の民主主義と地方自治の行方がかかった岩国市長選挙が3日、告示された。
 米海軍艦載機移駐に「市民の安全が保障されない」と、国の圧力に屈せず容認を拒否している前市長の井原勝介候補は市内の公園で開かれた選挙戦出発式の第一声で「絶対勝たなければならない戦いだ。組織も動員力もないが、多くの市民が背後にいるのを信じて戦い抜く」と宣言した。
 井原候補は、前衆議院議員の福田良彦候補を擁立した相手陣営などが数々の反井原攻撃をしていることについて「市民の不安を煽って、あきらめさせようとしている。なぜ正々堂々と論議しないのか」と批判。
 移駐問題について「(相手陣営は)『現実的対応』などと述べているが、これは受け入れるというのと同じ。『カネが入る』とか『来るものは来るから』といった理由の容認論もあるが、市や子どもたちの未来を考えれば考えるほど、簡単に妥協することはできない」と強調し、あくまで国に話し合いに応ずるよう求めていく姿勢を示した。
 さらに井原候補は、「9年前、市民が大事にされる岩国を作るために帰ってきた。市議会に予算を否決されて悔し涙にくれることもあったが、市民のおかげで素晴らしい市になりつつある。圧力や利権の古い政治を復活させないため、この選挙を試練と考えて皆さんと共に乗り越えたい」と集まった1,000人近い支援者に語りかけ、支援を訴えた。
 一方、福田陣営は現在、商工会が先頭に立って土建業を中心に各企業を通じて選挙戦への動員をはかると共に、個人商店に至るまで徹底した集票の締め付けを実施。さらに、「岩国が第二の夕張になる」といった告示前からの主張を止めてていない。その一方で先回の市長選挙で実施された候補者同士の討論会には出席の意向を示さず、全国的に注目されている移駐問題にも口をつむぐなど、井原候補とは対照的に争点からの逃げに徹している。
 また、前日の2日には、井原前市長を支えた市議の有志が主催する「岩国は負けない!」市民集会が市民会館大ホールで2,200人を集めて開かれた。「佐高 信」本誌発行人が司会をつとめ、評論家の「森田 実」氏、元外交官の「天木 直人」氏、井原前市長が対談する形式で進行。「今回の選挙は歴史的意味がある。もし卑劣なデマで相手候補が勝ったら、禍根を後世に残す」(森田氏)、「米国は大統領選挙を前に大きく変わろうとしており、この選挙を通じ市民が『米軍再編は間違っている』との意思を示せば、声は届く(天木氏)と、市民に井原候補支援を求める発言が相次いだ。
 佐高氏は、大阪府の「橋下 徹」知事が岩国について「国の防衛政策に自治体は異議を挟むべきではない」などと発言した問題について触れ、「それほど国に従うというのなら、艦載機を大阪府が受け入れるべきだ」と、タレント知事の暴言を批判した。
 今後の選挙戦の行方について井原陣営の関係者は、「2日の集会で市民が自発的にあれほど集まったことで弾みがついた。非常に厳しい情勢だが、相手陣営が商売の取引や地縁・血縁を利用して締め付けても限度があり、勝利の展望はある。引き続き、全国からの支援を訴えたい」と話した。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日中の友好秘史「長谷川テル」 番組紹介です。    ネット虫

2008年02月08日 11時23分02秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など


★ネット仲間から番組推薦のメールが届きました。良さそうなので是非見たいと思っています。

☆タイトルをクリックしていただくと写真が拡大し、コメントできます。
**********************************************************************

 失くした二つのリンゴ~日本と中国のはざまで 長谷川テルが遺したもの~

  2008年2月11日(月・祝)10:30~11:25(メーテレ) 中国放送制作

1937年(昭和12年)、一人の日本人女性がタイプライターを抱え、中国人の夫を追って横浜港から中国・上海へ向かいました。その3ヵ月後に北京郊外・盧溝橋で日本軍と中国軍が衝突。日中戦争の火蓋が切って落とされます。

彼女の名前は長谷川テル(1912~47)。当時の満州国の官費留学生として東京に留学していた夫・劉仁(1910~1947)と共に中国での抗日運動に身を投じ、戦場の日本兵に向けて戦争をやめるよう訴え続けました。当時の日本の軍部とマスコミは彼女を「嬌声の売国奴」と名指しで糾弾しますが、テルは「お望みとあらばそう呼んで頂いて結構です」と毅然と答えます。その一方で、自分が行った放送で日本の家族がどんな恐ろしい目に遭うのか、もう二度と祖国に帰ることは出来ないだろうと苦悩します。

日本が、日本人が、戦争に呑みこまれていった時代。「私は女性として人間として本能的に平和を求めます」と反戦と平和への願いを発信し続けた長谷川テル。志半ばの35歳で、二人の幼い子どもと夫、そして日本の家族と祖国の将来に思いを残して亡くなりました。

番組では、波乱に満ちた中国での生活を経て日本に帰化したテルの遺児、長谷川暁子さんの目を通して、テルの人生に迫っていきます。60年前、時代に抗ったことで、自分にも家族にも大きな傷を残して逝った母。日本と中国、二つの祖国を持つ娘は母の魂をいま静かに抱きしめます。長谷川テルが今の時代に遺したものは何だったのでしょうか。

★愛知県エリアの放映は「メ~テレ:08/02/11(月・祝)10:30~11:25」です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちょっと気になるコメント   楽石

2008年02月08日 09時36分42秒 | その他
最近、文科系さんのサッカーについての投稿に
「私物化」というコメントがありました。

このブログは誰のものでもないので、私物化という
指摘は当たらないのでは?

もともとブログは、広場のようなものですから、
皆、好きなことを発言してよいと思います。
(公序良俗に反したものはダメですが・・・)


すべての道はローマならぬ、9条につながっている
というのが、管理人の考えと思って参加していますが。

     

それと、「私物化」というコメントなら、
少なくともハンドルネームを記すのがエチケットでしょう?


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年も誘い合わせて「昭和区平和の集い」に来てください。        まもる

2008年02月07日 21時52分00秒 | 国内政治・経済・社会問題
私の参加する昭和区九条の会では発足三周年記念もかねて、「昭和区平和のつどい」を開催することになり、開催日時が決まりました。 
      
 8月2日(土)午後1時~4時・名古屋市公会堂4階ホールです。

 催しの内容は、現在検討中です。アイディアがありましたら、事務局(731ー2749・舟橋)までお寄せ下さい。
 記念講演の講師は、数人の人にあたりましたが、皆さんお忙しくてまだ見つかりません。立命館平和ミユージアム館長、安斎育郎さんの返事待ちです。
 歌や踊り、若者が参加しやすいような企画を意識的に追求するつもりです。
 今回は600名(前回は430名)を目標にするつもりです。
 8月2日(土)午後1時~4時には予定を入れないでくださいね。

 ★国民投票までに昭和区民の過半数に護憲の投票をしてもらために頑張りたいと思います。その運動の節目として成功させようと思っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする