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シドニー滞在記(その2)  文科系

2008年02月23日 16時23分16秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
お金の使い方いろいろ                     
                                    
 連れ合いとシドニーの北郊外に三ヶ月ほどの滞在を始めて、一週間近くになる。家の前の広い生活道路がふた抱えもあるユーカリの並木道で、通勤用らしい車がウイークデーだけずらーっと並ぶ。ポルシェとかフェアレディーZもまじり、日本車が半分近いようにも見えたが、日本では見えなくなった古い型式も多く、一様に日本のようには洗車が行き届かず、ぼろぼろに傷ついた車も多い。この光景は、数回経験したヨーロッパ旅行の度にいつも気になったもので、僕は、ふっと旅立つ前のある出来事を思い出した。
 僕と同じリタイヤー組のある友人夫婦が訪ねてきた時、夫婦そろってしきりに言う。
「三ヶ月の外国旅行なんて、大変な贅沢ですよ。羨ましい限りです」
さてそれで、お帰りを見送った時、玄関に横付けされた車を見て、今度は僕が驚いた。四輪駆動の、ピカピカのランドクルーザーなのだ。
「彼ら、お金があるのねぇ。ピカピカのランクルって、どれぐらいするの?」
「まー三百万円台、高いのだと、優に四百万越えるだろうねぇ」
「うっそぉーっ、そんなら、外国旅行なんかすぐできちゃうのにー!」
計算好きの連れ合いがすぐに数字をはじき出して、ひとしきり夫婦の会話が続いたものである。彼女によると彼らは我が所帯よりも、これから三年で少なく見積もって二百万円以上の贅沢をしていることになる。これだけの費用があればその三年の間に最低二度のヨーロッパ夫婦豪遊ができるはずだと主張するのである。根拠は簡単なことだ。我々夫婦はクラッチ付きの四年もの軽自動車に乗っていてしかもいわゆる「乗りつぶす流儀」だから、彼らのような新車を彼らの流儀で乗り継ぐ場合とは、「車両本体の減価償却だけで」これに近い差がつくはずだというのである。なるほど。日本人は時間と金を車に、しかも新車に貢がされているのかも知れない、そう考え込んでいた次第だ。
さて、ここオーストラリアでもっと驚いたことがある。来日経験者が多いのである。我々がテイクアウト食品をよく買う店のアラブ系らしい若者。地図を買うために立ち寄った書店のお嬢さん。バス停で出会ったイタリア系の老人などなどと。彼らは一様に「日本人か?」とみずから問いかけてきて、ひとしきりそれぞれの日本談義を持ちかけてきた。東京、京都のほかに、札幌、長野に行った人も多いようだ。街の雪も見に行くのだろう。
「おんぼろ自動車に乗って、外国旅行をする。私たちオーストラリア人だね」
「いやヨーロッパ人だよ。イタリア人みたいに食いしんぼうだし」
「そうそう。イタリア人はもっと車をぼこんぼこんにしてたよね」
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皇太子48歳   落石

2008年02月23日 13時02分40秒 | 時事問題
今日、皇太子の誕生日。
朝日新聞によると、天皇と皇太子の間には
天皇・皇族について深刻な考えの違いがあるとのこと。

その辺りは、詳しく書いていないので、
詳しい方は教えて下さい。

   

保阪正康氏は、明治天皇・大正天皇・昭和天皇・平成天皇と
それぞれ、自分の父とは違う天皇になろうとしたと
言っています。

① 明治天皇は、父、孝明天皇の攘夷思想を、開国に変更。
  軍国・日本の象徴となりました。
② 大正天皇は、明治天皇の軍人化を嫌っていた。
  漢詩や和歌を好み、日本の伝統的な天皇像を追いかけました。
  しかし、脳に障害を起こし、側近たちが天皇の座から
  降ろしてしまいました。
③ 昭和天皇は、そんな父を嫌い、祖父・明治天皇を尊敬、
  軍人としての天皇像を強く意識しています。
  敗戦にもかかわらず、基本的には、君主制を捨てておらず、
  昭和20年以後も、君主制民主主義と考えていました。
  (五箇条のご誓文が民主主義と考えていたようで
   これは保守系さんがよく言っていることです)
④ 平成天皇は、明言はしまませんが、保阪さんによれば
  君主制民主主義から、民主主義下の君主制に考えを
  変えたそうです。

このように、各天皇は、自分の父を乗り越えようとしてきたわけですが、
この流れのなかに皇太子もいるとすれば、
当然、父・平成天皇とは違った考えを持ってもおかしくないわけです。

皇太子は、どんな危険?思想をもっているのでしょうか?
国民に対する天皇一家のイメージを、どう描いていくべきか?
その辺りの違いなのか?
宮内庁長官が諫言したのも、その辺りのことなんでしょうかね。






  
コメント (3)
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