九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

シドニー滞在記(その1)  文科系

2008年02月22日 10時06分39秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
05年にオーストラリアはシドニーに3ヶ月ばかり滞在した。連れ合いの日本語教師活動について行ったのである。初めの10日ぐらいは、ノースシドニーの借家で、残りは連れ合いの学校の同僚の家にホームステーで、過ごした。50歳前後の独身女性の一人住まいなのに、高級住宅地にある小さな森のような庭付きのおしゃれな平屋だった。
以下しばらく、そのときに書いた随筆を不定期で連載する。


 異国の電車にて                     
                                    
 ノースシドニー北方の住宅地に、連れ合いと二人で三ヶ月ほど住むことになった。家の前の生活道路がふた抱えもあるユーカリの並木道だし、隣近所も見慣れない南方系の花木が夏の日差しに溢れんばかりだし、階下はインド系の家族。聞いていたとおりの多人種国家で、街角ではインド系、中国系、韓国系(日系を含む。区別ができないのだ)、東南アジア系などに、それぞれ白人に混じるという程度を越えて、出会う。

 さて、滞在二日目、初めてシティーレールに乗ったときのこと。
 初めて着いた駅でがらがらの車内に突然響き渡った声。「シーイズベリービューティフル」と、なんともありふれた表現だ。座った僕の向かいの窓の外、プラットフォームに二十歳前らしい二人の少年が立ち止まって、僕の左のほうの座席を露骨に指差している。見ると日本語の「美しい」がぴったりする女の子が一人、黙って皮表紙の分厚いノートを読んでいる。青っぽいグレイの、スリムなカジュアルパンツ。左肩をはだけた真っ白なサマーセーターの上にはっとするようなブロンドが光り、ブルーの瞳と鼻筋の感じには高貴ささえ匂っている。昔これを売り物にする女優がいたが、ああいった類の高貴さが辺りにまき散らされているとさえ言えた。僕の向かいの座席には東洋系のカップルがいて、彼らも今、明確に彼女を見つめている。いや彼女の真向かいに座った彼の方はさっきから見つめっぱなしだったと、僕はその時改めて気づいた。すぐに隣の「彼女」を見る。黒髪にくるくるっとした可愛らしい造りだが、心なしか表情が曇って、寂しそうに見えた。
 目を逸らして、さっきから気になっていた右前方のカップルを見る。八十をかなり越えて見える、夫婦らしい長身痩躯の白人お二人だ。まず、女性が男性の右手に左手を巻きつけるようにしているのが目についた。甘えているという感じではないのである。男性の表情が違う。長いその背中を大きく曲げて両目の間をややしかめた感じに、呆然としたような異常さが見えた。何かを怖がって避け続けているうちに、神経質を通り越して破局に近づいてきたという表情と感じた。隣の彼女は左手で彼を庇護し、支え続けてきたのであろうか。彼が怖がってきたものは何なのだろう。老いではないかとふっと思った。「何もかも忘れてしまう。もうだめだ。人間じゃなくなっちまった」。それとも、「この心臓じゃ、もう歩くこともままならない。死んでいくばかりかなー」か。

 ここ遠い異国にいてもやはり、大昔から繰り広げられてきただろう人間たちの営み。
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中国戦の総括  文科系

2008年02月21日 12時09分22秒 | スポーツ
昨夜のサッカー東アジア選手権中国戦を振り返ってみます。

まず、良かったところ
何と言っても守備が良かった。オシムの友人の敵将が中沢と遠藤を褒めていたけれど、これに鈴木啓太を併せて、前、中、後の守備3本柱ですね。
これで、前から圧力をかけていた。味方攻撃から守備への切り替えも速かったこと。この圧力、持続的走力があるので、最後までしつこかった。後半は相手が前に進めなかったほどでした。中国は強くなっていたし、日本は1軍半だったのだけれど、守備は本当に信頼できますね。楢崎の非常に勇気ある飛び出しも1本あったし、言うことなしです。

攻撃がやはり少々不満。ゴール前への詰めとか中距離シュート数本とかは、アジアカップ時よりはかなり前進していたけれど、やはり詰めが甘い。
あの1点は、駒野のニアへの見事なクロス、田代が敵キーパーと競って「潰れ」、山瀬のシュート。山瀬のシュートも見事だったけれど、田代が詰めていなければキーパーが楽に処理して済んだボールだ。いつも言うことだけれど、「ゴール前では、そこに味方がいるだけでも凄く役に立っている」ということね。敵を何人か引き連れていってくれるし、敵をあわてさせもするし。だからみんながゴールに詰めなければいけない。この点は、岡田が口を酸っぱくして命じてきたところですが、オシム時代よりもさらに進歩していると思うのです。

韓国戦はどうでしょうか。日本はベストメンバーが組めないのだけれど。
FWは、幡戸と矢野。現有のベストFWでしょうね。その後の3人は、山瀬、遠藤、中村と、やはり現時点のベストメンバーで行くでしょう。
2対0か1で勝つ、これが僕の希望的観測です。

余談ですが、フランスのルマンにいる松井大輔が凄いです。2部のチームに入ってそれを翌年には1部に上げ、1部中位に定着させただけではなく、全20チームの中で現在5位に付けています。1位とか2位とかの大物食いで、攻撃型の若いチームです。確か26歳なのにそこのレギュラーで2番目の長老、攻撃の起点に育ちました。
何が凄いって「ここというときに点に絡む力」があるという、日本人としては異能のアスリートなんです。ドリブルでゴール前に突っ込んでいって攪乱します。
「松井はスピードがついたらスーパーな選手だ」とは、あのオシムの言ですが、このごろのその鋭角的動きには速さ、鋭さが増してきたようです。

松井と山瀬を並べて、その前に高原と巻が並んだら、日本には珍しい超攻撃型チームになります。それも全ての攻撃手段をより高い水準で均等に備えたチーム。3月26日のワールドカップアジア予選バーレーン戦では、この布陣がそろいそうで、非常に楽しみです。
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道路税を東京地下鉄にも数百億?!!  文科系

2008年02月21日 10時53分21秒 | 国内政治・経済・社会問題
暫定税率の本格審議が始まったとたんにこれだ。08年から17年まで10年間の道路整備中期計画の積算根拠が実にイイカゲンなものだったというのである。昨日の国会やりとりで浮き彫りになってきた姿である。

どうも、ガソリン税などの暫定税を取り続け、それをつかい尽くすために逆算したような「計画」らしい。「国土交通省が初め65兆円と算出し、財政事情をふまえて1割削減した」という「計画」。これが額賀財務相の答弁のすべてであって、さらに「これ以上の資料はない」とも答えたという。
国土交通省の言うがままに財務省がほとんどノーチェック。道路に特化した財源だからこそこんなことができるのだろう。こんな軽い金ならば幾多の無駄遣いも出てくるわけだ。

年額20億円などと潤沢な公務員宿舎に転用。卓球、野球、カラオケセット、マッサージチェア、アロマ器具などのリクリエーション関連支出。この会計から千数百台の乗用車も買ったらしい。果ては、東京地下鉄副都心線の事業費に数百億円。「地下鉄ができれば、マイカー通勤者らが減り、道路の渋滞緩和につながるから(給付した)」というのが、国交省の答弁である。イヤハヤ、「既得権」のようになった莫大な他人の金は、なんと軽いこと軽いこと!!

自動車に乗る限り低所得者にも消費税に上乗せされて毎日掛かってくる税。輸送費が絡む全ての物品の値段を毎日押し上げている税。初め2年の「暫定」と銘打って、結局34年も取り続けた税。道路族の金城湯池らしき伏魔殿。

「国民の税学習」の絶好機である。
税の取り方、使い方は政治の根幹であって、その姿勢を象徴するものである。万年与党・自民党の姿勢を証明する問題なのだ。59兆円と、額も大きい。
しかも長期にわたる、抽象的な課題でもない。この4~5月までの目の前にある、極めて具体的な、正体の分かった大問題なのである。そして今や、新聞だけでなく、週刊誌でさえが世論化に一役買うに至った大衆的課題にもなってきた。折しもガソリン代は急騰。
こんな料理を上手く仕上げられないならば、万年野党からどうやって脱出できるのだと、僕は叫びたい。

野党は今こそ、ここで連携して、ここで闘って欲しい。民主党・藤井税調会長も言うように「ここで妥協するのは堕落だ」という気持ちを奮い起こして闘って欲しい。ここでこそ国会解散も勝ち取って欲しい。1点突破全面展開というではないか。
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政権交代はあるのか?    落石

2008年02月20日 09時27分45秒 | 国内政治・経済・社会問題
次回の総選挙で政権交代はあるのか?

争点の一つは、自由競争か?公平か?

経済のシステムを自由競争の市場原理にまかせるのか?
教育、福祉など弱者救済という公平なシステムを確保するのか?
しかし、これは二者択一という問題ではなく、解決不能な問題。

もう一つ大きな争点。
経済発展(便利な社会)と環境破壊。これも解決不能。
これは争点としては目だってはいないが、
いずれ大きな課題になってくる問題。

ふたつとも、現在のシステムでは解決不能。
どうバランスをとっていくのか?というバランス感覚が問われる。

これについては自民党も民主党も、その時の情勢によって変わる。
大きな差はない。

しかし2大政党が「健全」なら、政権交代によってバランスをとる。
そういう時代になっている。客観的に2大政党が機能しやすい時代。

では、自民党と民主党の差は、どこにあるのか?
どうあれば良いのか?

    

政治は資源の再分配。簡単にいえば税金をどう使うのか?
これが選挙の争点。

この半世紀、権力をにぎってきたものに有利な仕組みが出来上がっている。
自民党・官僚・経済界の三位一体構造が、税金を自分たちに有利に使ってきた。

これを肌で感じた国民は、自民党をぶっ潰すと叫んだ小泉改革に
圧倒的な支持を与えた。
しかし5年に及ぶ小泉さんの市場経済優先政策には、反感を持ち、
参院選挙で自民党にNOを突きつけた。

民主党は、政権交代に成功するのか?
そういうシステムを考えているのか?
知事との道路財源問題では、菅さんの意見はいま一つ切れ味が悪かった。
自民党より、バランスのとれたシステムを構想できるのか?

国民は、その点では、まだ十分な信認を与えていない。
ここは一番、政権が交代することによって、
いままでより、キレイな政治が行われるのでは?
そういう期待が国民の間に大きくなっているように思われる。

小泉新党が登場するかどうかは、その辺りの見極めを、
小泉さんがどう判断するのか?
しかし痛みを伴った改革路線を国民は支持するだろうか?
どんな新しいお面をつけて再登場するのか?

国民の器量に相当する政治文化しかありえない。
国民の器にあった政治が誕生しかかっている。
次回の総選挙は、じつにオモシロイ。

   

一番可能性が高いのは、決着がつかない結果となること。
この場合は大連立が再浮上するのでしょうか?

昨日より良い明日はない(ポルトガルの格言)?


この政治文化、多くのシナリオを官僚が書いてきた。
いま官僚層は、どんなシナリオを構想しているのかな?



 





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聖徳太子はいなかった?   落石

2008年02月19日 09時40分24秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
先日の中日でしたか?
社説で、聖徳太子はいなかった、という記事が
掲載されていました。

戦前、津田左右吉は、そういって早稲田を退職になったとか。

どなたか詳しい方は教えて下さい。

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寒落暉 聖なる牛が立ちつくす  桜井志考

2008年02月19日 09時31分08秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など

私の俳句の先輩、桜井志考さんが先日、他界。
頂いていた雑誌を読み返していたら、
寒落暉(かんらっき)の句について、
思いを述べた文章が目に止まりました。

少し長い文章ですが、転載します。(落石)

   


「あやまちは くりかへします 秋の暮」
 俳人・三橋敏雄の一句そのままに、
アメリカはベトナム戦争・湾岸戦争の過ちを省みず、
独り善がりの白か黒かの二分法の価値観のもとに、
アフガンへの報復空爆を強行、
日本は平和憲法を踏みにじって自衛隊派遣の過ちを犯してしまった。
多くの一般国民を巻き添えにする無差別テロは、
たとえ、どんな理由があれ許されるものではない。
だが、そのテロの相手は国家ではない。
これをアメリカはビンラディン氏率いる過激派の反抗と決め付け、
これを匿う者も同罪と断じて、
タリバーンの支配するアフガンの殲滅を図ったのである。

 イスラムを信奉する人々は、アラーの神を、
魂の不滅を信じて清貧の中で厳しい戒律を守り、
新月の訪れとともに一ヶ月にも及ぶ断食に入る。
ある意味では、彼らはこの地球上で最もつつましく聖なる民族である。
その貧しい人々に、富める大国のアメリカがこれでもかと
爆弾の雨を降らせる。
すでに飢餓状態にある何百万というアフガンの人々はなす術もない。
これは、もはや戦争ではない。
アメリカとその同盟国による報復という名の国家テロである。


 この人間による他者への蔑視にもとづく傲慢な仕打ちは、
見方を変えれば、いまも自然の摂理に従い中世以来の神学に
深く帰依するイスラムの精神文明を否定し蹂躙するものである。

 科学の力に頼ったアメリカをはじめとする西洋文明は、
さまざまな過ちを犯してきた。
かっては人とともに生きる聖なる存在であった牛を、
人間はその肉を食べるという目的そのもののために、
肉牛に同じ「種」の肉骨粉を与えて狂牛病を発生させた。
狂牛病は共食による異常プリオンが原因とされている。
ヒトの「種」でも脳の硬体移植によってヤコブ病を発生させている。
何れも自然界の摂理に逆らった人間の驕りがもたらしたものである。

 砂漠の落日の彼方に明日はあるのか。
聖書の最終章「黙示録」に書かれているように、
この世の終末に神の国はあるのか。
一瞬の光芒の後に、人も牛も立ちつくしたまま
無明の闇に沈んでゆくのだろうか。
私たちにその答えはまだ与えられていない。

                    (2001・11・20記)



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平和・自立・調和の日本を作るために。 ( 森田実の言わねばならぬより

2008年02月18日 22時31分28秒 | 国内政治・経済・社会問題
★大森実氏の主張には傾聴すべき事柄が多い。岩国市長選にも天木氏とともに駆けつけた。氏の主張を随時紹介したい。
★図は沖縄基地の模式図です。タイトルをクリックすると拡大します。

***********************************

「政治家は自立心、独立心を持て。すべての米軍基地の撤去を主張する政治家がいないのはどうしたことか!? 」

 沖縄でまたも悲惨な事件が起きた。女子中学生が米兵に暴行されるという悲劇が繰り返された。許すべからざることである。米兵によって日本国民が蹂躙されたのだ。すべての日本国民が怒らなければならないことであるが、冷静にみると、アメリカ政府と日本政府は、一種のガス抜き工作のパフォーマンスを繰り返しているように見える。怒っているふりをしているように感じられる。沖縄県民と日本国民の怒りが早く治まるのを待っているように見える。
 米軍と日本政府は再発防止を叫んでいるが、真の再発防止は、米兵への教育とか日米地位協定改正ではない。根本的解決は、すべての米軍が日本の国土から撤退することではないのか。日本の国土から米軍基地を全面的に撤去することではないのか。政治家の中に、このことを主張する者がいないのはおかしなことである。
 世界には約200の国がある。ほとんどの国が、自国の安全保障は自国民の力で行うとの考えで生きている。大国で、自国の安全保障を他国にゆだねて、頼り切っている国は、日本だけではないか。日米関係は事実上の従属関係である。日本だけが、自分の国は自分で守るという独立心を放棄してしまっているのではないか。
 日本は、第二次大戦の敗戦でアメリカの占領下におかれた。敗戦から数年後に日本は独立したが、この独立は形式的なものだった。アメリカは日本に形式的な独立を与えただけで、日本に真の独立を与えようとしなかった。1951年9月、サンフランシスコにおける講和条約締結と同時に、アメリカは日本に日米安保条約(第一次)を押しつけ、日本の軍事的支配をつづけた。さらに1960年の日米安保改定によって、あたかも日米関係が対等化したかのごとき演出を施したが、これはアメリカの日本占領を恒久化するものだった。
 敗戦から62年半が経った。日本の指導層は、骨抜きにされた。精神構造までアメリカに従属するようにされてしまった。
 日本(沖縄)の女子中学生が米兵に陵辱されても、怒るふりしかできない日本の政治家――この従属精神を叩き直すことなしに、日本の独立は戻らないであろう。
[森田実著『脱アメリカで日本は必ず甦る』(日本文芸社刊)は2月25日に全国の書店で一斉に発売されます。読んでください――森田実] 


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マケインの暴言

2008年02月17日 17時13分08秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 米共和党の大統領選挙候補者指名争いを制したとされるジョン・マケイン上院議員だが、外交政策に関してはブッシュ大統領並のタカ派的発言が目立つ。
 さすがの米国議会ですら消極的だった昨年のイラク増派作戦を熱烈に支持したことで知られているが、1月のニューハンプシャー州の選挙でイラクでの「100年間の駐留」を提唱し、「そうなったら自分にとって素晴らしいことだ」などと発言。「米国人が死傷しない限り」という条件で、無期限のイラク占領を支持している。
「イラク人が戦闘し、死んで、それを米軍が支援することによって米兵の死傷者の減少を実現するのは可能だ」などと述べ、自国が始めた戦争でありながら、イラク人の犠牲者がどれだけ出ようが米兵だけが助かれば占領を正当化できるかのような、ブッシュ顔負けの露骨な発言を繰り返した。
 マケイン上院議員は昨秋、「イランの核武装を許容できない」などという理由で、対イラン攻撃についても扇動。さらに同州の選挙では「世界が安定しているなら(すでに脱落した共和党候補の)ミット・ロムニーを大統領にすることもできるが、不安定な世界では共和党支持者は、共和党には闘う戦士が必要であるということがわかるだろう」などと発言し、ベトナム従軍の経験を売り物にしている自身を「戦士」に見立てた。
 さらに1月末のフロリダ州の予備選では「われわれは困難な戦争にある。・・・・言うのに忍びないが、また別の戦争があるだろう。われわれは屈しない」などと述べ、アフガニスタン・イラク以外での戦争拡大をほのめかしている。
 ブッシュ政権の戦争政策が泥沼化する中で、こうした戦争継続・拡大を扇動している人物が共和党の大統領最有力候補者になるという事実は、改めて米国と言う戦争犯罪国の病理の深さを示している。
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本日、北朝鮮戦の予想  文科系

2008年02月17日 16時44分37秒 | スポーツ
投稿がないようだから、本日、中国は重慶のサッカーゲームの予想を書く。

①ジャパンの陣形は、ボランチが1人か2人か。それが第1のみどころらしい。が、日本レギュラーにはオシム時代からもともと、自チームでの本職はボランチという選手が多い。守備的中盤とされるこのボランチ、鈴木啓太の他に遠藤、中村憲剛、今野といる。だから鈴木啓太のワンボランチでも、遠藤か中村が後ろに下がって鈴木と2ボランチになってもメンバーを換える必要はないのである。同じメンバーで「ワンボランチぎみ or ツーボランチぎみ」というだけのことだろう。
FWは2人、順当なら幡戸と前田か矢野しかいない。新人を使うなら、後2者の代わりに鹿島の田代なのだが、これはちょっとありえないと思う。

②相手は5バック、2ボランチに近い形で来るらしい。がちがちの専守・速攻。アジアのチームが日本とやるときのパターンである。でも、北朝鮮に速攻の機会はとても少ないのではないか。FWなど前線もくわわって、ボランチと挟み込むような日本の「前からの守備」は、オシム時代以上に厳しくなっているから。

③攻撃は「パスしたら、止まらず前へ走れ」がさらに徹底されてきた。これは、オシムも最後の頃に腐心していたもので、ゴール前の一角に数的優位を作り、ショートパスなどで連動して点を取る狙いである。タイ戦で山瀬が見せたようなドリブル進入も多くなることだろうし、敵ゴール前での大きなサイドチェンジも増えるだろう。そういう攻撃は、その間にまた誰かがゴール前に走る時間を作ることも可能にするから、数的優位につながっていくのだ。
何としても流れの中での得点が欲しい。最低1点、望むらくは2点。

④僕の予想はこうだ。日本が「攻撃は最大の防御」と出て、敵をゴール前に釘付けにする。得点は3点以上、失点が1。
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国民はお客様?  落石

2008年02月16日 11時06分37秒 | 国内政治・経済・社会問題
知らしむべからず、よらしむべし。
年金問題の処理の仕方を見ていると、
この原則は余り変わっていないのか?と思ってしまいます。

謝って、対処する。
国民をお客様として扱う厚生労働大臣がマスコミ受けが良い。

なぜ、こんなことになったのか?
どうしたら、二度と起こらないのか?
情報は、どう公開されているのか?

国民の方にも一半の責任はないのか?

国民を100%被害者として、厚生労働省を悪玉とする
報道は、良いのだろうか?



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本日のギターレッスンで  文科系

2008年02月15日 16時43分37秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
本日のギターレッスンで、良いことがあった。とても難しいエチュードを1発で上がったのである。
2週に1回通うから、2週間の努力が報われた。もう一つのタレガ作曲「アラビヤ奇想曲」というのは、まだまだだったが、こっちは難しすぎてそう簡単にはいかない。
先生にこう言われた。
「このエチュード(ソルという人の「エチュードOp31 No.20」という)難しいんですよ。よっぽど練習したんでしょうね。文句なしです」
誕生日が来れば67歳。このごろ老いをことのほか感じ始めた。だからさらにまた、意地になるようにして練習した。その成果が先生に通じたというのが、僕の内実だったのである。だから、一際の喜びなのだ。もちろん、気に入った曲だから、こんなエネルギーが出せるのだ。ちなみに、だから、新しい曲を選ぶときも、先生は僕の希望だけで選んでくれている。

僕のギターは、62歳に初めて先生についたものだ。それだけに、若いときに習った人と比べて、苦労が多い。ギターコードの知識がないから、譜面を観てさっと弾くことは出来ない。苦労して暗譜していく。記憶力が悪い僕だが、「暗譜の技術」だけはこの5年ほど人一倍養ったつもりだ。それが最近あやふやになってきた。習い始めた4年前に比べて、2~3倍ほどの記憶努力が必要で、またその定着にも苦労が多くなった。人に話せば多分だれにも驚かれるような馬鹿馬鹿しいほどの努力を重ねている。曲が完成したときの喜びに導かれてのことなのだ。

この曲が完成にさしかかったのは5日ほど前からだった。この、曲が完成するときとは、本当に嬉しいものなのである。作曲者がその曲に込めた「快さ」が分かり始め、それに浸りつつ弾ける。暗譜しているから、部分部分であれこれと和音装飾など弾き方を変えてみる余裕も生まれる。そのあれこれの中から、最も自分の感覚にさらにぴったり来るやりかたも徐々に姿を現してくる。まー自作自演プラス「自鑑賞」のようなもので、その中から「快」が醸し出され、それによってさらに自作自演の程度をあげていくということだから、まー「良循環」の最たる物と言える。

これは、確かに中毒である。ただし、いつまで続けられるかな。それが今の最大の不安だ。



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愛知憲法会議から催しのメールが届きました。         まもる

2008年02月14日 17時08分01秒 | 国内政治・経済・社会問題
□   愛知憲法会議 MAIL NEWS vol.48 (2008/02/14)

    =INDEX= 
    ・「連続憲法講座2007 第9回 海外の目から見た憲法9条」のご案内
    ・「愛知憲法会議4月例会」のご案内
    ・「憲法が暮らしに生きるまち名古屋への新たな挑戦 市民のつどい」のご案内
    ・「あいち平和映画祭2008」のご案内
    ・「憲法フェスティバル2008 in あいち」のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□□□
□「連続憲法講座2007 第9回 海外の目から見た憲法9条」のご案内

・日時:2008年2月16日(土)13:30-16:30(予定)
・場所:労働会館・東館2階ホール(事情により会場を変更することがございます)
    熱田区沢下町9-7(金山総合駅より徒歩8分)
・内容:海外の目から見た憲法9条/マイケル・シーゲル(南山大学・神父)
・参加費:1回500円(通し参加をお申し込みの場合は4000円)
****************************************************************************
□「愛知憲法会議4月例会」のご案内

・日時:4月12日(土)14:00-16:00
・場所:新栄・民主会館 第2会議室
    地下鉄「新栄駅」下車2番出口から西へ最初の角を左折、すぐ。徒歩約2分 
    461-0004 名古屋市東区葵一丁目22-26 
・講師:矢野 創さん(愛知県平和委員会・事務局長)
・演題:愛知の驚くべき軍事状況について(講演:1時間、質疑:最長1時間を予定)



 会員の皆様の多数のご参加をお待ちしております。
****************************************************************************
□「憲法が暮らしに生きるまち名古屋への新たな挑戦 市民のつどい」のご案内

・講演会:格差と貧困の先進国アメリカから見える日本のみらい」
・日時:2008年3月1日(土)13:30-16:00
・会場:名古屋国際会議場431・432(地下鉄西高蔵駅・日比野駅下車)
・講演者:堤 未果(ジャーナリスト)
・ビデオ上映:「NHK特集・ワーキングプア」16:00-17:30

・シンポジウム 10:00-12:00
 「自治体民営化『小さな市役所』で平和・暮らし・人権はまもれるか」
  渥美雅康(弁護士・自治労連弁護団)
  井内尚樹(名城大学経済学部准教授・産業集積論、地域計画論)
  槫松佐一(愛労連事務局長)
・日時:2008年3月2日(日)10:00-16:00
・会場:名古屋国際会議場431・432(地下鉄西高蔵駅・日比野駅下車)

・テーマ別市民のつどい 13:30-16:00
 1.ネットワーク -安心して住み続けられる地域をどうつくるか-
  会場:名古屋国際会議場232
 2.いのち・暮らし・人権
  -地方自治つぶしの悪政からいのち・暮らしと人権をまもる-
  会場:名古屋国際会議場431
 3.あるの ないの?憲法を暮らしに生かす財源
  -本丸御殿・大規模開発。市民の目線から税金の使い方にせまる-
  会場:名古屋国際会議場233

主催:「市民のつどい」準備会(代表 うのていを・見崎徳弘・大橋宋明)

お問い合わせは、下記の事務局(連絡先)へお願いします。
自治労連名古屋ブロック 電話 052-916-2147
名古屋市職員労働組合 電話 052-961-7821
****************************************************************************
□「あいち平和映画祭2008」のご案内

・日時:2008年4月26日(土)開場10:00(各上映開場30分前)
・場所:ウィルあいち
    名古屋市東区上堅杉町1 TEL052-962-2511
    地下鉄「市役所」下車 2番出口東へ徒歩約10分
    名鉄瀬戸線「東大手」駅下車 南へ徒歩約8分
・上映作品:「陸に上がった軍艦」「夕凪の街 桜の国」「トルマッコルへようこそ」


・講演:15:15-16:15 「世界を駆ける特派員の映画ルポ」
・講師:伊藤千尋(朝日新聞記者)
・チケット料金:
  一日通し券(3作品鑑賞)大人前売2000円(当日2300円)
        高・大学生、65歳以上、障がい者:前売1800円(当日2000円)
  1作品券 大人前売1000円(当日1200円)
      高・大学生、65歳以上、障がい者:前売900円(当日1000円)
後援:愛知県/名古屋市
連絡先:TEL/FAX0568-53-0504(加藤けい子)
    e-mail:a9s-kato@me.ccnw.ne.jp

詳細につきましては、下記のURLをご参照ください。
あいち平和映画祭2008ホームページ

http://2008heiwamovie.web.fc2.com/
****************************************************************************
□2008年5月3日「憲法フェスティバル2008 in あいち」のご案内

開催日: 2008年5月3日(午後と夜の2回公演・完全入れ替え制)
会 場: 愛知県芸術劇場コンサートホール
主 催: 愛知憲法会議
内 容: 「交響曲<五月の歌>」(外山雄三・林光作曲)
    交響曲〈五月の歌〉全6曲
     1. 木 高良留美子・詩/外山雄三・曲
     2. わたしを束ねないで 新川 和江・詩/林 光・曲
      3. 警告 林 光・詩/林 光・曲
      (B・ブレヒト「ガリレイの生涯」にもとづく)
     4. 共に生きる町 キム・ミョンシュク(金明植)・詩/林 光・曲
      5. 愛 谷川俊太郎・詩/外山 雄三・曲
     6. おまえ 林 光・詩/林 光・曲
      (P.エリュア-ル「すがすがしい大気(木島 始・訳)」にもとづく)


    指 揮: 外山雄三
    演 奏: 名古屋フィルハーモニー交響楽団と300人の市民合唱団

    記念講演
    昼の部=香山リカ(精神科医・帝塚山学院大学教授)
    夜の部=森 英樹(憲法学者・名古屋大学名誉教授)

「憲法フェスティバル2008 in あいち」の詳細は、以下のURLをご覧ください。

http://kenpou-fes08.sakura.ne.jp/xoops/
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
 愛知憲法会議事務局

 TEL:080-3633-9086
 Mail:kenpou@poem.ocn.ne.jp
 http://www1.ocn.ne.jp/~kenpou/
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週刊新潮の見出し   落石

2008年02月14日 11時19分18秒 | 国内政治・経済・社会問題
  危ない海兵隊員とわかっているのに
    暴行された
      沖縄
        女子中学生

こんな見出しが週刊新潮の見出しにありました。

アメリカの海兵隊は危ない。
そんなことは知ってるでしょう・・・
という言説の裏にある心理は?

アメリカの海兵隊はアブナイ。
沖縄の人は本土の人以上に知っているでしょうね。
だからアメリカ軍の基地はいらないとも思っている。
しかし基地がなければ生活がさらに悪くなるとも思っている。

そんな沖縄の人たちに、どう海兵隊と付き合えと、
新潮は言いたいのでしょうか?
自分はアブナクないところにいて、
「ほら、狼はあぶないって言ってるじゃない」と言う人は、
どういう気持ちなんでしょうね?


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宮内庁長官が皇太子に苦言   落石

2008年02月14日 08時48分36秒 | 時事問題
天皇から、もっと、愛子さんを連れて会いにきて欲しいと
頼まれた皇太子さん、「はい」と答えたわりには
ちっとも回数が増えていませんよ、と、
長官が苦言を呈したとの報道。

いや、大変ですね。
大体、直接、会話が成り立っていないトコロに
他人が口をはさむと、事態はますます悪くなる。

そんなことは、とっくにご存知の長官が
あえて記者会見で公表するとは・・・・?


とても楽石という感じではないので、落石にしました。
やはり落石のほうが、今日の日本にふさわしい名前かな?

 昨日より良い明日はない。

ポルトガルのことわざ。
なにしろ15・6世紀頃が最高潮、以後、
良いことのないポルトガルならではのことわざ。
日本も、もう良いことはないかな?
やはり「落」か?

 昨日より良い明日はない そのココロは?

コメント (1)
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平素が肝心 楽石

2008年02月13日 11時00分04秒 | 国内政治・経済・社会問題
平和のために戦争に備える。自衛のために軍隊は必要。
しかし戦争を始める国は、自衛戦争であると言う。
そして戦争は始まってきた。
このメカニズムに対して普通の人はなにが出来るのか?

開戦間近では、もう手遅れ。戦争になる前の状態を考えてみよう。

   

戦争がなければ平和なのか?
多くの人が極度の貧困にあり、飢えている社会は平和か?
人種や性の差別のある社会は平和か?
一方で大金持ちがいて、もう一方に働いても食べることも
ままならない多くの人がいる社会は平和か?

戦争の本質が暴力ならば、
社会構造が原因で生み出された社会的な暴力は戦争の弟では?

アフリカの優等生ケニアの混乱はなぜ起きたのか?
政権党が自分たちの部族の利益を重視、
野党の部族の不満が、政権党を脅かす選挙結果となったために
引き起こされたという。
格差社会の存在が大きな原因となっている。

岩国市長選挙で、若者の支持が福田候補に集まったのも、
格差社会のしわ寄せが若者に集中しているためという指摘も。


   

戦争がない状態が平和とされるが、戦争がなくても平和ではない状態はある。
戦争に走りやすい体質の国。
その体質改善、社会的な暴力のない社会の実現が
平和への道だとしたら普通の市民が平和のために出来ることがある。

   

安全保障という考え方にも、少し変えてみる必要も。
人間のいのちを守るという安全保障を大切にすれば、
軍事費と格差是正のための費用のバランスの取り方にも
工夫の余地があるはず。
慢性的に戦争病に侵されているアメリカとは違って、
今の日本なら、こうした選択も可能なはずでは?

平素が肝心。


   

コメント (10)
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