米共和党の大統領選挙候補者指名争いを制したとされるジョン・マケイン上院議員だが、外交政策に関してはブッシュ大統領並のタカ派的発言が目立つ。
さすがの米国議会ですら消極的だった昨年のイラク増派作戦を熱烈に支持したことで知られているが、1月のニューハンプシャー州の選挙でイラクでの「100年間の駐留」を提唱し、「そうなったら自分にとって素晴らしいことだ」などと発言。「米国人が死傷しない限り」という条件で、無期限のイラク占領を支持している。
「イラク人が戦闘し、死んで、それを米軍が支援することによって米兵の死傷者の減少を実現するのは可能だ」などと述べ、自国が始めた戦争でありながら、イラク人の犠牲者がどれだけ出ようが米兵だけが助かれば占領を正当化できるかのような、ブッシュ顔負けの露骨な発言を繰り返した。
マケイン上院議員は昨秋、「イランの核武装を許容できない」などという理由で、対イラン攻撃についても扇動。さらに同州の選挙では「世界が安定しているなら(すでに脱落した共和党候補の)ミット・ロムニーを大統領にすることもできるが、不安定な世界では共和党支持者は、共和党には闘う戦士が必要であるということがわかるだろう」などと発言し、ベトナム従軍の経験を売り物にしている自身を「戦士」に見立てた。
さらに1月末のフロリダ州の予備選では「われわれは困難な戦争にある。・・・・言うのに忍びないが、また別の戦争があるだろう。われわれは屈しない」などと述べ、アフガニスタン・イラク以外での戦争拡大をほのめかしている。
ブッシュ政権の戦争政策が泥沼化する中で、こうした戦争継続・拡大を扇動している人物が共和党の大統領最有力候補者になるという事実は、改めて米国と言う戦争犯罪国の病理の深さを示している。
さすがの米国議会ですら消極的だった昨年のイラク増派作戦を熱烈に支持したことで知られているが、1月のニューハンプシャー州の選挙でイラクでの「100年間の駐留」を提唱し、「そうなったら自分にとって素晴らしいことだ」などと発言。「米国人が死傷しない限り」という条件で、無期限のイラク占領を支持している。
「イラク人が戦闘し、死んで、それを米軍が支援することによって米兵の死傷者の減少を実現するのは可能だ」などと述べ、自国が始めた戦争でありながら、イラク人の犠牲者がどれだけ出ようが米兵だけが助かれば占領を正当化できるかのような、ブッシュ顔負けの露骨な発言を繰り返した。
マケイン上院議員は昨秋、「イランの核武装を許容できない」などという理由で、対イラン攻撃についても扇動。さらに同州の選挙では「世界が安定しているなら(すでに脱落した共和党候補の)ミット・ロムニーを大統領にすることもできるが、不安定な世界では共和党支持者は、共和党には闘う戦士が必要であるということがわかるだろう」などと発言し、ベトナム従軍の経験を売り物にしている自身を「戦士」に見立てた。
さらに1月末のフロリダ州の予備選では「われわれは困難な戦争にある。・・・・言うのに忍びないが、また別の戦争があるだろう。われわれは屈しない」などと述べ、アフガニスタン・イラク以外での戦争拡大をほのめかしている。
ブッシュ政権の戦争政策が泥沼化する中で、こうした戦争継続・拡大を扇動している人物が共和党の大統領最有力候補者になるという事実は、改めて米国と言う戦争犯罪国の病理の深さを示している。