九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

グランパス、連休の見所  文科系

2008年04月26日 07時10分53秒 | スポーツ
首位グランパスが連休中に行うゲームは、こんなふうだ。

本日26日が東京ベルディ、29日休日に川崎フロンターレ、土曜3日にはガンバ大阪と闘って、6日休日にFC東京である。それぞれの順位は17位、9位、6位、3位。偶然のことだが、次第に高順位チームに当たっていくことになっているのが、興味深い。

ベルディは大丈夫だと思う。点の取り方が、フッキのワンマンチーム。やたらとボールを持ちたがり、闇雲にシュートを打とうとする人物なのだ。シュート数がリーグナンバーワン、ドリブル数も2番。こういうのには、「チーム・スポーツ好き」の僕としては、意地でも負けたくないね。

フッキには、バヤリッツァを付ければよい。ピクシーがセルビアから連れてきたこの若者の底知れぬ力量がはじめて見られるのではないかと、胸が躍る。フッキが下がってくれば、ボランチ(守備的MF。ブラジルの言葉でハンドルという意味。奪ったボールの「攻める方向」を決めるから、こう呼ばれているのだろう)の中村か吉村がカバーするだろう。
(と、こう書いておいて朝刊を読んだら、フッキは出場停止だそうで、ちょっと書き足し。ただし、間違いもそのまま残しておいた上でね。「フッキ頼りのチームで、彼の欠場が吉と出るか凶と出るか、かえって予報が難しくなってしまった。でもまー楽勝でしょう」)
バヤリッツァ、中村、吉村の3人は、グランパスをJリーグ・タックル数ナンバーワンチームに押し上げている原動力である。この3人のうち2人は必ず個人タックル数Jリーグ・ベスト10に入ってくるのだ。どうです?良いチームでしょう?


次のフロンターレはやっかいだ。現在12位とこのチームとしては不調なのだが、地力があり、不整脈という病気で退陣を余儀なくされた関塚監督への「お見舞い意識」も非常に強いはず。優れていて、人望もある人物なのである。

見所はズバリ、両チームのボランチ・ペアどうしの闘いであろう。グランパスの中村直志・吉村は、大変な「汗かき型」、ハードワーカーである。対するフロンターレは、中村憲剛・谷口。戦術眼が確かで、入れ替わりでどんどん前にも出て行って優れた中距離シュートも打つこの2人は、チームの顔でもあり、天才型と言って良い。
サッカーの勝ち負けは偶然、ディテールで左右されることも多いのだが、この二つの「チームとしての出来不出来」は、このボランチ・ペア勝負に負うところが多いはずだ。そして、現在のチーム力量からすればフロンターレは、このペアがグランパス・ペアを余程圧倒しないと、優勢にはなれないだろう。つまり、監督も含めた他の人材に、かなり差があるからである。

良いゲームにするためにも、このフロンターレ・ペアの奮闘を心から期待したい。

(続く)
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貧困大国アメリカ    落石

2008年04月25日 20時20分31秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
最近、よく読まれている貧困大国アメリカ(岩波新書)の簡単な紹介です。

「市場原理」の導入は、バラ色の未来を運んでくるかのように
言われた。
競争によってサービスの質は向上、国民の生活は
もっと豊かになると。
政府は国際競争力をつけるという名目で、規制緩和・法人税の減税で
大企業を優遇、
その分の帳尻を合わすために、社会保障費を削減した。

その結果、なに起ったのか?
中間層の没落と消滅。

社会保障費は極端に削減され、健康保険制度をやめたアメリカ。
保険会社の医療保険が頼り。
しかし、保険会社の目的は患者の支えではなく、利益の追求。
病人のための保険にはなっていない。
盲腸炎でたった一日入院しただけで、132万円の請求書が届くニューヨーク。
妻の出産が重なって、支払いが出来ず、破産してしまった人。
ちょっと重い病気に罹れば、たちまち貧困層に転落していく。
病院も利益の追求が第一義に。
お金になる患者は大切にされるが、そうでない患者は病院に入れてもらえない。
医者も看護士もノルマの追われて、忙しく、医療過誤も増加。
その結果、利益は確保される。

より良い仕事を求めて大学への進学する若者。
そのための学資ローン。しかし卒業しても、就職先は見つからず
高額なローンの借金が残っただけ。

貧困層の若者を狙って軍隊の入隊勧誘。
軍隊に入れば、学資を保障しますよ、というリクルートが。
生きていくために軍隊を選ばざるを得ない若者たち。
とくに移民の若者が多いという。
イラクから無事帰還しても後遺症に悩む若者も多い。


こんなアメリカの後を追いかけているような日本。
いろいろと考えさせてくれる本です。





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2大政党への経団連会長の態度  文科系

2008年04月25日 17時03分48秒 | 国内政治・経済・社会問題
前書き
この文章は、昨日の「旧大蔵省『モンスター』に思う」への落石さんのコメントへのお返事コメントを、投稿に格上げしたものです。標記のことがとても良く分かる毎日新聞記事の紹介です。

本文
上の投稿(昨日の投稿のことですーー本日の注)からここまで(その投稿へのコメントの最後までーー本日の注)の文脈にまさにぴったりというように、今日の毎日新聞朝刊に面白い記事がありました。

経団連会長・御手洗富士夫氏です。しかも、2面国内「総合」面のトップ記事と、その延長として9面3分の1を使ってやはりトップに「QアンドA」です。2面の見出は「『政策で大連立を』 経団連会長 早期解散は否定的」とありました。

内容は要するにこういうこと。
危機的な国際情勢だから、「『(両党は)猛省し、安定した国民生活、経済成長のための構造改革を粛々とやってほしい』と注文した」と。
僕は、自分らと与党の過去に甘過ぎて、民主に厳しすぎる結論だと思いますね。その点を対談で、相手の記者が結構厳しく質問しているから、やりとりが面白いので、紹介します。

Q 選挙を重ねて、新しい政権交代可能な2大政党を育てていくことが、普通の国になる道では?
A それはそうですよ。ただ、何回も選挙をやっていたんじゃ、たまったものではない。(後略)
Q 政権交代もあり得る時代です。財界と政治の関係も変わらざるを得ないのでは?
A 経済界は変わらない。経団連は政策集団だ。持続的な成長を促すための政策を作り、政治にアピールする。重要政策について、政党評価を行い、それを基に献金している。(後略)
Q 民主が政権をとっても、自民の政策評価が上なら、献金は引き続き自民に?
A 当然、そうなるだろう。
Q 政策集団といっても、温室効果ガス削減では、経団連は政府追随の印象があります。
A 誤解がある。(後略)
Q 政府や経団連が主張する、産業分野ごとに目標値を積み上げる方式では、目標が甘くなりませんか。
A 我々は強引なトップダウンの排出枠のはめ方に、疑問をもっている。(後略)

露骨すぎて困ったものです。それに世界や国の全てを見るといった気概、知性も感じられない。
万年与党とともに、酷い格差社会、老人や子どもなど社会的弱者に辛い社会にしておいて、未来があると考えている。社会の未来は脇に置いて「景気」しか考えていないか、この「景気」だけが弱者も幸せにするのだと「展望」しているかなのでしょうが。

弱者への共感も、社会の教育力も、「景気」次第ということで、これが「日本最大の『政策集団』」の長?


本日分の、僕の追加です
この「QアンドA」の横に、経団連の紹介があって、2大政党への態度としてこんな説明がありました。
「06年の献金は自民25億3000万円、民主8000万円。同年の政党評価(最高のAから5段階)は自民がA2個(税・財政改革と科学技術推進)、B8個、民主はB1個、C7個、D2個(エネルギー・環境と雇用政策)」
この「評価」に関わる僕の感想の一つですが、これで「民主は自民と同じ穴のムジナ」と扱われたら、民主がかわいそう! 
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昭和区平和美術展          実行委員

2008年04月25日 00時34分39秒 | 国内政治・経済・社会問題
昭和区平和美術展は、23日から27日まで行われますが、初日の昨日は143人。
 終日雨の今日も112人と百人を超えました。合計255人となり予想外に出だし好調のようです。このぶんだと週末でお天気もよくなるので一日の観覧者が150人はいけそうです。700人くらいは期待できそうです。  
 また中日新聞にも写真入で報道されとても良かったと思っています。
 まだご覧になっていない読者の皆様には是非おいでいただきたいと思います。
 

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旧大蔵省「モンスター」に思う  文科系

2008年04月24日 07時51分41秒 | 国内政治・経済・社会問題
23日の毎日新聞の政治コラムにこんな記事があった。「モンスターゆえに」と題され、日銀総裁選出を民主党など参院野党に拒否された元大蔵事務次官・武藤敏郎氏にかかわる記者の思い出を述べている。
まずその書き出しからして、大蔵次官が政治記者に与えている圧倒的な威圧感というものが伝わってくる。
「旧大蔵省担当だったころ、武藤敏郎官房長に何度か説諭された。時あたかも財政金融分離や日銀法改正の論議まっ盛り。役所の司令塔である武藤氏にすれば、門外漢の政治記者が政治家の『大蔵たたき』にあおられ、聞きかじりの議論を書き散らして、とさぞいまいましかったのであろう」

さて、この文章が、次にこう続いていく。
「金融庁創設も日銀の独立強化も反対論を懇々と説かれたが、あまり正面切った物言いに、しばしばあっけにとられた。
たとえば、『大蔵省が金融機関への監督権を失えば、税金を集める税務署職員5万人の再就職先が確保できず、安定的に予算が組めなくなる。国の根幹にかかわるんだ』。確かにそう言った。『主計こそ国家なり』の強烈な自負心に、威圧感すら覚えたものだ」

大蔵省の「国の根幹」が予算を組むことだという命題はよしとしよう。しかしながら、安定的な予算編成の根幹が「税務署職員5万人の再就職先」確保だとは初耳であるし、元主計局長の言葉とは思えないものだ。そもそもこんなことは一体誰が決めたというのか? どこかに書いてあるとでも言うのか? そして、この政治記者も僕と同様にこの言葉を聞きとがめたに違いないのだ。この言葉の直後で「確かにそう言った」とあえて請負っているのであるから。

こうしてこのコラムは次のようなモチーフに発したものとなる。官僚の中で日本全体を最も大所高所から考えているはずの大権力者が、そういえば実は税務署員の再就職に最も熱を入れていたんだったなーと。だからなのだろう、このコラムは、こう結ばれていくことになる。
「首相も与党も経済界も新聞も、こぞって総裁候補に推したのは、その『政治モンスター』ぶりに恐れ入ったからではなかったか。さすれば今回、政治に翻弄されたとの批判は、お門違いというものであろう」

政財界が認める国の最高権力者の1人が本当の大所高所に立っていたならば、これはモンスターとは呼ばれまい。そういう存在が実は、「税務署職員5万人の再就職先」を第一に考え、押し通していたと思い出したからこそ、いかにもモンスターだったと目が点になるというわけだ。こうして、このコラムの題名「モンスターゆえに」が思いつかれたというわけだ。民主党、野党はこの人物を正しくも否決したと、この記者も認めているということになる。

さてここから、僕は考え込んでしまった。
「官僚中の官僚」がこういう人物であって、こういう人物に時の首相が国の財政ばかりか日銀までも委ねようと決めた。とすると、50年単位ほどのこの世界経済大困難真っ只中において、日本全体のことは一体誰が考えているのだ!!? 長期的全体方針がいいかげんな所は、会社でも明日が危ぶまれるはずなのだけれど。
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名古屋高裁イラク派兵裁判傍聴記              辻公雄

2008年04月24日 00時38分00秒 | 国内政治・経済・社会問題
★「イラクの平和と護憲のための連絡会 通信02」に辻公雄氏が裁判の傍聴記を載せている。当事者の傍聴記に始めて出会ったので紹介したい。(ネット虫)


名古屋高裁判決傍聴記  辻 公雄
>  
> ◆ 9条は生きている 憲法には力がある!
> ◆ そのことがまざまざと示された日、08年4月17日@名古屋
> ◆ 鳴り止まぬ拍手。歓声、感涙…
> ◆ 各地で運動をともにしてきた皆さんと歴史的瞬間を共有しました
>  
> 春の雨。全国の仲間の期待を集めた判決言い渡しを40分後にひかえ、名古屋高裁前では集会が開かれました。
> 参加者は200人。重なり合う傘……。2年前の7月20日、降りしきる雨の下を200人でパレードした大阪地裁判決(人格権を根拠とした差止請求を棄却とした)の日を思い出させるような光景でした。
>  
> 判決は、第1~5次・6次訴訟、天木直人さん分離訴訟の3件いずれも控訴を棄却した。が、そのあと高田健一裁判長は、依願退官された青山邦夫裁判長(64)にかわって判決理由の要旨」をおよそ20分間にわたって代読しました。
>  
> 「主文だけでなく判決理由も述べてください」。関西では地裁へも高裁へも何度も要請を重ねながら実現しなかったことがいま目の前で行われている。そう実感するだけでも驚きでしたが、読み進められていく内容は、メモをとる手が震え、心が震え、感動がこみあげてるような凄いものでした。「思いもかけなかった」とでも表現するしかないような。
>  
> ……人を殺傷しまたは物を破壊する行為が現に行われている戦闘地域……
> ……補給活動は多国籍軍の戦闘行為にとって必要不可欠な後方支援……
> ……他国による武力行使と一体化した行動、自らも武力の行使を行った……。
>  
> 私たちがこれまで声にし、文書にし、訴えてきたことがそのまま読みあげられていく…。
> 驚きがとまりません。
>  
> 直後、長いあいだ私たちが望みに望み、求め続けてきた
> 「憲法9条1項に違反する活動を含んでいることが認められる」
> との言葉が発せられました。耳を疑いました。
> が、同時に15席あった記者席を埋めていた報道人の数人が立ちあがって法廷を後にした。
> その動きで「違憲判決」を確信しました。
>  
> よし!思わず拳を握る。裁判長の声はすでに「平和的生存権について」の内容に移っています。
>  
> ……憲法前文には法規範性があり、9条がそれを国の行為の側から制度として規定し、13条をはじめとする第三章が個別的な人権を規定していることから、平和的生存権は「憲法上の法的な権利」として認められるべきであり、裁判所に救済を求めることができる「具体的権権利性」が肯定される場合がある……。
>  
> ペンをもったまま、ひとり小さく、何度も拍手。 
> けれど法廷はし~んとしています。
> 誰もがおおのおのに感慨をかみしめ、あるいは涙をぬぐっていたからでした。
>  
> 控訴人らは、それぞれの重い人生や経験等に裏打ちされた強い平和への信念や信条を有しているものであり……そこに込められた切実な思いには、平和憲法下の日本国民として共感すべき部分が多く含まれているということができ……。
>  
> 大きな感動がこみあげました。青山裁判長は、みずからを「平和憲法下の日本国民」の立場におき、私たちと同じ「平和憲法下の日本国民」として私たちの思いに共感してくれている。
>  
> なんという人間味にあふれた素晴らしい判決だろう! 声の届かない無念を抱きながら続けてきた3年半の訴訟運動がいちどに報いられた瞬間でした。
> 辻弁護士が口癖のようにおっしゃっていた「人格のにじみ出た、血の通った判決」。
> そういう判決に、いままさにこの場で出会っている。
> 言葉につくせぬ喜びに満たされながら、しみじみと幸いをかみしめました。
>
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面白かった本    落石

2008年04月23日 11時01分06秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか。
       (内山節  講談社現代新書)

子供の頃、母からキツネにだまされた話を聞いたことがある。
でも最近はトンとそんな話は聞かない。
この当たり前に思っていたことを採り上げた興味深い本。

著者によれば、1965年を境に、
日本人がキツネに騙される話が消えていったという。
その裏には、高度経済成長という日本の地殻変動があった。
学校教育やテレビの普及。非合理的な考えを排除する科学信仰など。

では、それまでは、なぜ騙されていたのか?
自然につつまれ、共同体につつまれた自分を感じていた日本人。
自分をみつめようとすれば、自ずから自然や共同体が出てくる。
たとえば生と死。
現在では生と死は個人のもの。
以前は自然と共同体につつまれた生と死であった。
自然との関わり方、生き物との関係が大きく変わったことが
キツネに騙されなくなった背景にあるという。

また変わったのは人間だけでなく、自然も変わった。
里山という人間を包み込んでいた自然のあり方が崩壊、
自然の一部であるキツネも騙す力を失ったのである。

   

我々が失ったものはなにだったのか?と、著者は問う。
物質の豊かさは手に入れたのに、こころは豊かになっていない。
むしろ貧しくなっている。

ここから著者の歴史観、
人々は、3つの歴史のなかで生きてきたという考えが展開されます。
知性によって捉えられた歴史。
身体によって受け継がれた歴史。
生命によって引き継がれた歴史。
私とは、この3つの歴史のなかに生きてきた個体のこと。

知性の歴史は時に過ちを犯す(人間の考えることは間違いもある)
これは人間には私があるから。
私があるから、私の欲も、私の目的も生れる。
それに囚われることから判断を誤る。
以前の日本人は、このバランスの崩れをケガレと認識、
清潔な自然に帰るという行動をとっていた。

しかし私を持つことは避けられない。
このバランスが1965年以降、大きく崩れ、私が肥大化してきた。

   

1965年以降、日本人が身体と生命を疎かにしているという
指摘は興味深かったです。


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中田賢一と、山田久志?  文科系

2008年04月23日 10時29分22秒 | スポーツ
中日ドラゴンズが阪神にも大勝した。「読売巨人軍」の左右両エース・上原と内海をトラウマを残すまでに叩き伏せ、今度は首位・阪神にも8対ゼロの完勝。もう中日の優勝は決まったも同然である。
この立役者は何と言っても、中田賢一投手25歳。杉下、星野、小松らが付けたエースナンバー20番を受け継いだ若者である。昨夜の被安打数も、わずかに5つ。

さて、毎日新聞朝刊が大きく中田賢一を紹介しているが、そこのある表現が僕の目に飛び込んできた。
「今期は勝ち星を挙げても『いま一つ調子は良くなかった』と言い、登板予定のない先週末の遠征にも帯同して試行錯誤を繰り返した。森バッテリーチーフコーチのアドバイスもあり、軸足に重心をしっかり乗せて右腕を大きく使うことを意識した。『だいぶ良くなった』と手応えをつかんでのマウンドで最高の結果を出した」

この記事を読んで思ったことだ。「これで、川上憲伸の後継者・大エースが早くももう生まれたのではないか」と。というのは、上の表現の中にはすごく大事な知恵が入っているからだ。
「軸足に重心をしっかり乗せて右腕を大きく使うこと」
この言葉は僕に、球界大エースの忘れられない言葉を瞬時に思い出させた。アンダースロー投手にして、希代の剛球投手・山田久志が自分の「剛球の生命」をこう語っており、この言葉がなぜか、スポーツ好きの僕の頭からしばらく離れなかったことがあるのである。

「アンダースローは特に、下半身の粘りが全て。指先からボールを離すリリースポイントを1センチでも2センチでも前に出来るように、下半身で粘る。そういう下半身を作り、維持する。これが出来なくなったときが野球を止めるときだ」
これを読んだ当時の僕は、この言葉に込められた大きな知恵、意味を懸命に勉強したものだった。その知恵を今分かりやすく語るとすれば、以下のように表現されるだろう。松阪も含めて投手全てが語っていることなのだが。

初速160キロでも本ベース上で145キロになるピッチャーは全くだめだ。初速140キロでも、ベース上が137キロなら凄いボールであると。松阪もこれに関わって、終速150キロを超えるボールを目指しているようである。そして、こういう「伸びのある」ストレートは大きいフォームに耐えられる下半身を作って、「出来るだけ前で強くボールを離す」ことによってのみ可能になる。大投手といわれた人々なら総てが、強靱な下半身維持に大変なエネルギーを費やしてきたのは、ひとえにこのことのためなのである。

落合監督は中田賢一のことを「暴れ馬」という。そういう下半身の持ち主であると、すぐに見抜いたのだと思う。この下半身をきちんと使えるようになれば! これが実現し、川上憲伸の後継者が早くも生まれた。いやまだまだ、右の両輪というところであろう。たった7歳しか違わないのだし、投手生命もすごく伸びている時代であるし、監督としての落合はけっして無理をさせないはずでもあるから。

「25歳前後の投手が、競い合うようにしてどんどん育っている」
監督が目を細めてこのごろよく語る言葉だ。森バッテリーチーフコーチも素晴らしい教え手なのであろう。確か、全盛時代西武の投手だったはずだが、今なおときめく「中年の星」工藤公康の成長などを見届けてきた人物だったはずである。
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名古屋高裁違憲判決のこころざしを引き継ぐ②ー青山邦夫裁判長を憲法9条の化身とする

2008年04月22日 07時16分44秒 | 時事問題
「名古屋高裁違憲判決のこころざしを引き継ぐ②-青山邦夫裁判長を憲法9条の化身にする」

  全国の平和を愛する国民は、今こそ青山邦夫裁判長を憲法9条の化身とみなし、彼の下に結集し、平和の一大市民運動を起こしていかなければならない。

 いや、それは平和運動に限らない。権力や既成体制に抗って正義を貫いたために、権力から不当な弾圧を受けて苦しみ、孤立している、全国の多くの人たちこそ、青山裁判長の下に結集すべきなのだ。

 憲法9条を守るという事は、単に平和を守るだけではない。憲法全体を貫き通している「正義」を実現する事なのだ。

 青山裁判長を憲法9条の化身として結集し、日本をこれ以上息苦しい国にしないためにも、強権的、弾圧的な方向にどんどんと流されつつある今の政治を、方向転換する一大市民運動、護憲運動を展開して行かなければならない。

  青山裁判長は名城大法科大学院(名古屋市)の教授にするため、定年まで2ヶ月を残して3月31日付で依願退職していた。そのことを殊更にとりあげて、辞めることがわかっていたから最後に好き勝手な判決を残したのだと無責任な事を言うものがいる。

  私はこういう連中を最もさげすむ。こういう連中に限って、悪に目をつむり、口をぬぐう。その一方で自己栄達、自己保身しか考えない。良心と現実の葛藤を避け続ける卑怯者なのだ。

  辞めるから何でも言える、というのは大きな間違いである。彼は大学の教授になった後も、元裁判官であり、違憲判決を下した名古屋高裁裁判長である。

 そのことは、生きている限り一生ついて回る。国の政策が違憲であると断じた事により、たとえ彼が裁判官を辞めたとしても、国や同僚の彼を見る目は一変する。

 それを一番知っているのは本人に違いない。つまり彼は今までの裁判官人生の人間関係をすべて断ち切る覚悟であの判決を書いたのだ。その決断は計り知れないほど重く、厳しい。

 私は今回の判決が、その後につづく北海道札幌のイラク派兵違憲訴訟に悪影響を与えることを恐れるのだ。つまり今回の判決で青山裁判長への圧力が政府側からかかることによって、札幌の裁判官は萎縮し、二度と同じような違憲判決を書かなくなってしまう恐れがあるのだ。

 そうなると青山裁判長の勇気ある判決はあだ花で終わってしまう。歴史的な語り草として葬りさられてしまう。そうさせてはならない。

 札幌地裁の裁判長に圧力をかけようと言っているのではない。青山裁判長を孤立させてはいけないと言っているのだ。青山裁判長に対する国民的な支持が自然発生的に拡大していくことによって、こころある裁判官の良心的判決の輪を広げていこうと言っているのだ。

 青山裁判長を憲法9条の化身とさせ、その下に全国の平和を願う市民が結集する、そして大きな大衆運動にしていく、メディアも味方につける、そうすることによって世論を恐れる政治家に、これ以上強権政治ができないように圧力をかけていく、そうすることによって第二、第三の青山裁判長を、我々に手で誕生させていくのだ。

 ひょっとすると、この流れが日本を救う突破口になるかもしれない。日本の政治を変える大衆運動になるのかもしれない。そうしなければ、後退する。前に進まなければ後退する。

 

Copyright ©2005-2008 www.amakiblog.com

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今、暫定税率問題を握って離すまい!  文科系

2008年04月21日 10時02分36秒 | 国内政治・経済・社会問題
思えばここ1年近く日本の政治について僕は、二つの問題しか扱ってこなかったような気がする。

去年が、イラク給油問題を含んだテロ特措法期限切れ問題、12月からはずーっと、道路特定財源暫定税率期限切れ問題である。前者では30本も、後者では50本以上も投稿を書いたろうか。その観点で言いたいことがあるのだが、結論を先に言うと、「今、道路特定財源暫定税率問題を握って離すまい!」。

暫定税問題は大詰めが迫っているし、政治問題は「単に客観的に大切なこと」を扱うものではないと思う。それよりも、敢えて言うが「人々の意識に上っていて、さらに上っていかざるをえなくなる客観的に大切な問題」をこそ扱うべきではないだろうか。日本の旧左翼は前者ばかりが強くて、後者にはうとく、それゆえに国民に話を聞いてもらえなかったという側面があったのではないか。

道路特定財源問題は万年自民党政治の最大の闇、温床である。
しかも、マスコミがこの問題の深刻さの割にはこぞって、異常なほどに与党の肩を持ってきた問題だ。
政治の理屈も何もかなぐり捨てて、「国庫に金がないのだから、国民からもらえる税はもらっとけ」という論理ばかりをマスコミ自身が横行させてきた。
何度でも言うが「一般財源化」とは、「道路特定」のはずの、しかも「暫定」と銘打った税を、これからもとり続けて、他の目的にも使えるようにせよという理屈だ。だからこれは、政治の理屈、理念、筋というものを全く省みない議論である。税をまるまるもらい続けるために、もらう理屈を後から勝手に取り替えてとって付けよと語るのだから。

暫定的なものとされてきた取る理屈が減った税は、これを取りやめるか、減額するというのが筋である。まして、「全て減額。聖域はない」と語ってきた者たちが、こんな例外、聖域を設け続けるというこの酷さは、言語道断ではないか。

あまつさえさらに、この問題でいま与党・福田内閣は国民に対して新たなごまかしに着手し始めた。この「一般財源化」とやらを、問題の道路中期10年計画を変えずに行おうとしている。こういう酷い案でさらに、近々「衆院3分の2再議決」を強行しようとしている。

今、国民の目は、日々のガソリンの値下げに向いている。さらにこの日常生活の目は、この4、5月を注目しているはずだ。

野党はすべからく、この期待を裏切るまいぞ。裏切れば、心ある人々の胸に萌えかけた万年与党下野の夢がまたまた萎えていく。テロ特措法とならんで二つの酷い問題勃発、与党の醜態開陳をいずれも有利に展開できなかったとしたら、残るのは、さらに何倍も大きくなった野党への無力感だけだ。
何度でも言うが、政治は言葉ではない。言葉から出発しても、最後は結果を出すことである。万年与党という結果はこうして、歴代野党にも半分は責任がある。その責が全く果たせてこなかったから、国民から無能と観られてきた。
この無能のレッテルが、この絶好機にまたまたさらに、何倍も大きくなるのだろうか?

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イラク訴訟原告代表「天木直人氏」のブログより ①

2008年04月20日 22時16分44秒 | 国内政治・経済・社会問題
★私が日頃その主張に賛同する事の多いのが、天木氏の政治ブログである。
 イラク訴訟の当事者、原告の中心メンバーである天木氏がこの歴史的な判決をどのように評価しているのか極めて興味があった。そこで関係する投稿をブログより紹介したい。
                         ネット虫
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「名古屋高裁違憲判決のこころざしを引き継ぐ(その1)ー 護憲政治家の責務」


名古屋高裁が下した空自イラク派遣違憲判決を受けて、野党からはこれを歓迎する声明が相次いだ。

  「(小泉首相の)インチキ答弁が裁判所に否定された」(菅直人民主党代表代行)、「今こそ(空自は)撤退すべきだ」(穀田恵二共産党国対委員長)、「自衛隊恒久法を出させないために勇気づけられる」(福島瑞穂社民党党首)などなど。

  いいだろう。しかし私はこのひとごとのような発言に、限りない違和感を覚えた。重装備した自衛隊のイラク派兵を防げなかったのは国会における護憲政党、護憲政治家ではなかったのか。たとえ数の力で押し切られたとしても、その政治力を最後まで出しつくして、本気で防ごうとしたか。

  「自衛隊が行くところが非戦闘地域だ」、「どこが非戦闘地域か俺に聞いてもわかるはずがない」などというふざけた発言を国会で行った小泉元首相に対し、護憲政治家たちは罷免要求ひとつ出さなかった。国会をストップさせる迫力を見せなかった。

  徒手空拳の市民が、平和を愛する情熱を唯一の力にして、違憲訴訟を起こし、継続した。その熱意が裁判官を動かした。そして、その裁判官が、その情熱に正面から受け止め、それに答えるように、自らの裁判官人生を賭けて違憲判決を下した。壮大な人間ドラマである。

  政治にこの人間ドラマがあるのなら、自衛隊を連れ戻すことが出来ないはずはない。違憲判決があるのだ。なによりも今のイラクの現状は、これ以上自衛隊を送り続ける正当性も、妥当性も完全に失われているのだ。

  今度こそ、護憲政治家たちは、その政治信念を賭けて自衛隊のイラクからの撤収を実現させなければならない。

 19日の朝日新聞によると、名古屋高裁判決を受けて、町村官房長官、高村外相、石破防衛相が国会内で急きょ協議し、空輸活動を継続する方針を確認したという。

 違憲判決をあからさまに無視した挑発的な行動である。憲法の定める、閣僚の憲法遵守義務を正面から否定する違憲行為であり、違憲閣僚である。護憲政治家は直ちにこれら政治家の罷免を求めるべきではないのか。

 19日の各紙は、名古屋高裁判決を聞いたあとの定例記者会見で、田母神と名乗る航空幕僚長が、「私が(隊員の)心情を代弁すれば大多数は『そんなの関係ねえ』という状況だ」と発言した事をいっせいに報じている。

 ここにこの国の防衛体制のおごりと弛緩を見る。

 制服組のトップにこのような発言をさせて、護憲政治家は黙っているのか。直ちに国会に喚問して発言の趣旨をただすべきではないのか。

 それよりもなによりも、今こそ小泉純一郎元首相の国会招致を求め、イラク戦争を支持し、自衛隊を派遣した違憲性を質すべきではないのか。

 護憲政治家の本気度が、今まさに問われている。
 

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Posted by 天木直人
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「そんなの関係ない」 いや関係あるぞ!   落石

2008年04月20日 09時49分31秒 | 国内政治・経済・社会問題
自分に不都合なことは、なかったことにしよう。
そういう心理は人間のサガ。
格差社会のなかで格差をつけられている人たちの間にも
そういう心理ははたらく。
差別されている人たちが差別を認めようとしたがらない。

そんな文脈のなかから生まれた流行語か?と
思っていたら、どうも、そうじゃないみたいですね。

イラク派遣は違憲との判決を聞いた政治家や
軍人の口から関係ないといういう言葉が
飛び出しました。

      

品格のある国家は、品格のある政治家から。
しかし自衛隊のいくトコロが非戦闘地区、とか、
違憲?関係ない、と言い切る政治家や軍人は
とても品格があるとは思えません。
政治や軍事を任せられません。

今をさること数十年前、日本国内でやはり
関係ないというフレーズが聞かれました。
軍人のなかから。
それは満州事変から日中戦争への始まりでした。

歴史は繰り返す。
歴史に学ばない人は、また同じ過ちを。

今回は、関係あると、国民の品格を示すことが
同じ過ちを繰り返さないためにも大切です。

関係あるぞ!

          



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ダントツ首位だよグランパス! 文科系

2008年04月20日 08時13分38秒 | スポーツ
昨日のゲームで鹿島・ガンバが引き分け、勝ったグランパスが、ダントツ首位になった。6勝1分けの勝ち点19。2位の鹿島と3点の差がついた。もちろん無敗はグラだけである。

得点はグラも含めたベスト3が同じ14点、失点が鹿島の4点に次ぐ5点で浦和と並んでいる。この得失点差+9は、鹿島の10に次いで2位だ。すごいじゃないか。失点が、毎年ダントツに少ない浦和と同じで、得点が、去年から絶好調のあの鹿島と同じだなんて。この無敗がいつまで続くか、今Jリーグ最大の話題は、これだろう。

友人からお誘いメールがありまして、楽しい結論はこんなふう。
「大宮戦、是非ご一緒に行きましょう。すみません、言葉足らずで、『チクショウ、良い組み合わせの試合多いのに見に行けないなんて悔しいなあ』という思いが先行してしまいました、はい。切符はこちらで買いまして当日精算頂ければ構いません。同行する子供は○○10歳と言いまして、○○○○チームのFWです(笑)」

さてさて全く別の話だが、このグランパスの好調とともにこのブログも絶好調である。この1週間のアクセス数1048人は間違いなく過去最高であって、閲覧画面数2580はこの年末年始以来のことなのだ!


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「政府は名高裁判決の趣旨を尊重すべきである」

2008年04月19日 15時53分52秒 | 国内政治・経済・社会問題
日弁連と愛知県弁護士会が自衛隊撤退求める声明を発表。
これは大西さんが、その要旨をまとめたものです。
                        落石


4月17日の名古屋高裁の空自イラク派兵違憲判決を受けて、
日本弁護士連合会と愛知県弁護士会が、
18日それぞれ自衛隊のイラクからの撤退を求める会長声明を発表しました。

日本弁護士連合会の宮崎 誠会長の声明は次のように述べています。

 (要旨)
「判決は、原告個人が訴えの根拠とした憲法前文の平和的生存権は、
全ての基本的人権の基礎にあってその享有を可能ならしめる基底的権利であり、
単に憲法の基本的精神や理念を表明したにとどまるものではなく、
憲法上の法的な権利として、
その侵害に対しては裁判所に対して救済を求めることができる場合がある
具体的な権利であると判断した。

当連合会は、自衛隊をイラクへ派遣することを目的とするイラク特措法について、
これが国際紛争を解決するための武力行使および他国領土における武力行使を禁じた
憲法に違反するおそれが極めて大きいものであることにより反対であることを明らかにしてきた。
そのうえで、自衛隊の派遣先がイラク特措法が禁じる『戦闘地域』であることの指摘し、
繰り返しイラクからの撤退を求めてきた。
ここにあらためて政府に対し、
判決の趣旨を十分に考慮して自衛隊のイラクへの派遣を直ちに中止し、
全面撤退を行うことを強く求めるものである。」


また、愛知県弁護士会の入谷正章会長の声明は次のように述べています。

(要旨)
「高等裁判所において、自衛隊が現に行っている活動について
憲法第9条1項違反が認められたのは日本國憲法制定以後初めてのことであり、
歴史的な意義を有する画期的な判決である。
今回、名古屋高等裁判所が、綿密な事実認定の上に、
憲法9条1項違反であると判断したことは、
日本國憲法下、違憲立法審査権を付与された司法府の責任を全うしたものとして
心からの敬意を表する。
そして、行政府及び立法府に対しては、司法府が示した違憲判断を尊重し、
直ちに航空自衛隊の空輸活動を中止し、自衛隊をイラクから撤退させるよう、
強く求めるものである。
また、当会としても、憲法の理念を尊重し、
実現するため行動することをここに決意する。」

※日弁連会長声明は、インターネットで日弁連のホームページを開き、
会長声明のコーナーを呼び出せば全文を読むことができます。
愛知県弁護士会会長声明も、愛知県弁護士会のホームページから
「弁護士会からのお知らせ」→見解・声明と進めば、全文を読むことができます。


原告側弁護団と訴訟の会の池住代表ら防衛省に申し入れ

 一方、イラク派兵差し止め訴訟の原告側弁護団の内河弁護団長、
川口事務局長、差し止め訴訟の会の池住会長らは、
18日東京都内で記者会見して、名古屋高裁判決の内容と意義を説明した後、
防衛省を訪れ、判決を考慮して自衛隊の早期撤退などを求める
声明文を担当者に手渡しました。


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グランパス選手らの声   文科系

2008年04月19日 07時07分31秒 | スポーツ
グランパス分析(その4)  選手らの声

この連載の終わりとして、選手らの声などを上げておきたい。僕が気に入った声をアットランダムに載せていく。この4回連載の取材源は全て新聞や雑誌からのものだとも、初めにお断りしておいて。

今回全日本合宿に呼ばれた3人へのそのご祝儀として、彼らの声を拾ってみよう。グランパスから全日本に3人も呼ばれるなんて、何年ぶりのことだろうか? そもそも前にあったことなのだろうか?

まず、久々に招集された中村直志。5節の強敵、横浜戦を終えた直後の声である。
「体力的にきつかった。最後は振り絞ったという感じ」
「振り絞った感じ」という表現がいかにも中村らしい。グランパス連勝の陰の立て役者、縁の下の力持ちにふさわしい声だと思う。こういうのを岡ちゃんはちゃんと見ているんだね。嬉しいことだ。

次いで、FWながら1点しか取っていないし、アシストも少ないのに、地味な大貢献が評価されて代表合宿に招集された玉田圭司。相棒のヨンセンとの関係をこう語っている。
「すごくいい関係を築けていますね。自分が引いてボールを持ったら、ボールを下げずにヨンセンに当てて押し上げることができる。彼は潰れ役になれるし、キープ力もとても高いですから」
「監督がよく言うのは『シンプルにプレーしよう』ということ。練習方法からも、そういうメッセージを感じますが、ツータッチゲームなどが多くあるんです」

最後が、代表の常連・楢崎正剛。
「今は相手に合わせることなく自分たちのサッカーをしているからやりやすいですね。一人ひとりがしっかりと走れているし、球際も厳しくて負けなくなった。とてもねばり強くなった。そこは監督が上手く選手をコントロールしているからじゃないでしょうか」

最後は新監督・ストイコビッチ
「技術的なミスは問題ない。ただし、戦術的なミスは許されない」
「去年のグランパスの試合はDVDでほとんど観ました。そこにはたくさんの問題がありました。まとまりがない。コンパクトさもない。スペースも与えている。これではカウンターアタックを食らいやすい」
「まずは、チームとしてのスタイルをしっかりと作り上げること。そうすれば、結果は自ずと後からついてくるものだからです」
                            (終わり)
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