首位グランパスが連休中に行うゲームは、こんなふうだ。
本日26日が東京ベルディ、29日休日に川崎フロンターレ、土曜3日にはガンバ大阪と闘って、6日休日にFC東京である。それぞれの順位は17位、9位、6位、3位。偶然のことだが、次第に高順位チームに当たっていくことになっているのが、興味深い。
ベルディは大丈夫だと思う。点の取り方が、フッキのワンマンチーム。やたらとボールを持ちたがり、闇雲にシュートを打とうとする人物なのだ。シュート数がリーグナンバーワン、ドリブル数も2番。こういうのには、「チーム・スポーツ好き」の僕としては、意地でも負けたくないね。
フッキには、バヤリッツァを付ければよい。ピクシーがセルビアから連れてきたこの若者の底知れぬ力量がはじめて見られるのではないかと、胸が躍る。フッキが下がってくれば、ボランチ(守備的MF。ブラジルの言葉でハンドルという意味。奪ったボールの「攻める方向」を決めるから、こう呼ばれているのだろう)の中村か吉村がカバーするだろう。
(と、こう書いておいて朝刊を読んだら、フッキは出場停止だそうで、ちょっと書き足し。ただし、間違いもそのまま残しておいた上でね。「フッキ頼りのチームで、彼の欠場が吉と出るか凶と出るか、かえって予報が難しくなってしまった。でもまー楽勝でしょう」)
バヤリッツァ、中村、吉村の3人は、グランパスをJリーグ・タックル数ナンバーワンチームに押し上げている原動力である。この3人のうち2人は必ず個人タックル数Jリーグ・ベスト10に入ってくるのだ。どうです?良いチームでしょう?
次のフロンターレはやっかいだ。現在12位とこのチームとしては不調なのだが、地力があり、不整脈という病気で退陣を余儀なくされた関塚監督への「お見舞い意識」も非常に強いはず。優れていて、人望もある人物なのである。
見所はズバリ、両チームのボランチ・ペアどうしの闘いであろう。グランパスの中村直志・吉村は、大変な「汗かき型」、ハードワーカーである。対するフロンターレは、中村憲剛・谷口。戦術眼が確かで、入れ替わりでどんどん前にも出て行って優れた中距離シュートも打つこの2人は、チームの顔でもあり、天才型と言って良い。
サッカーの勝ち負けは偶然、ディテールで左右されることも多いのだが、この二つの「チームとしての出来不出来」は、このボランチ・ペア勝負に負うところが多いはずだ。そして、現在のチーム力量からすればフロンターレは、このペアがグランパス・ペアを余程圧倒しないと、優勢にはなれないだろう。つまり、監督も含めた他の人材に、かなり差があるからである。
良いゲームにするためにも、このフロンターレ・ペアの奮闘を心から期待したい。
(続く)
本日26日が東京ベルディ、29日休日に川崎フロンターレ、土曜3日にはガンバ大阪と闘って、6日休日にFC東京である。それぞれの順位は17位、9位、6位、3位。偶然のことだが、次第に高順位チームに当たっていくことになっているのが、興味深い。
ベルディは大丈夫だと思う。点の取り方が、フッキのワンマンチーム。やたらとボールを持ちたがり、闇雲にシュートを打とうとする人物なのだ。シュート数がリーグナンバーワン、ドリブル数も2番。こういうのには、「チーム・スポーツ好き」の僕としては、意地でも負けたくないね。
フッキには、バヤリッツァを付ければよい。ピクシーがセルビアから連れてきたこの若者の底知れぬ力量がはじめて見られるのではないかと、胸が躍る。フッキが下がってくれば、ボランチ(守備的MF。ブラジルの言葉でハンドルという意味。奪ったボールの「攻める方向」を決めるから、こう呼ばれているのだろう)の中村か吉村がカバーするだろう。
(と、こう書いておいて朝刊を読んだら、フッキは出場停止だそうで、ちょっと書き足し。ただし、間違いもそのまま残しておいた上でね。「フッキ頼りのチームで、彼の欠場が吉と出るか凶と出るか、かえって予報が難しくなってしまった。でもまー楽勝でしょう」)
バヤリッツァ、中村、吉村の3人は、グランパスをJリーグ・タックル数ナンバーワンチームに押し上げている原動力である。この3人のうち2人は必ず個人タックル数Jリーグ・ベスト10に入ってくるのだ。どうです?良いチームでしょう?
次のフロンターレはやっかいだ。現在12位とこのチームとしては不調なのだが、地力があり、不整脈という病気で退陣を余儀なくされた関塚監督への「お見舞い意識」も非常に強いはず。優れていて、人望もある人物なのである。
見所はズバリ、両チームのボランチ・ペアどうしの闘いであろう。グランパスの中村直志・吉村は、大変な「汗かき型」、ハードワーカーである。対するフロンターレは、中村憲剛・谷口。戦術眼が確かで、入れ替わりでどんどん前にも出て行って優れた中距離シュートも打つこの2人は、チームの顔でもあり、天才型と言って良い。
サッカーの勝ち負けは偶然、ディテールで左右されることも多いのだが、この二つの「チームとしての出来不出来」は、このボランチ・ペア勝負に負うところが多いはずだ。そして、現在のチーム力量からすればフロンターレは、このペアがグランパス・ペアを余程圧倒しないと、優勢にはなれないだろう。つまり、監督も含めた他の人材に、かなり差があるからである。
良いゲームにするためにも、このフロンターレ・ペアの奮闘を心から期待したい。
(続く)