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グランパスの変身は、本物だ!  文科系

2008年04月13日 03時23分49秒 | スポーツ
ナゴヤ・グランパス。Jリーグ初期のお荷物。
名将ベンゲルでさえ、また名選手ストイコビッチもいてさえ、1年近く勝てなかったグランパス。
以降は、金に飽かせて好選手を呼んでは期待がたかまりながら、その都度結局は何も出来なかったこの「小型巨人軍」、グランパス!
こうして、スポンサー、「世界のトヨタ」の恥かきっ子であり続けたナゴヤ・グランパス! ニッサンの横浜マリノスや、アジアチャンピオンになった三菱の浦和レッズにも大きく差を付けられ、つい昨年のカップ戦では日本3部リーグのFCホンダにさえ0対2で負けるという醜態も演じている。

こんな「伝統チーム」が本当に変身したのか! 昨夜のゲームはそんな予感を本物にしかけてくれている。首位鹿島が13日に浦和とのゲームだから、12日には、暫定とはいえ首位に立ったのだ。何年ぶりのことかな、そもそもリーグ戦首位なんてあったのかな??

昨夜の清水はけっして弱いチームではない。が、今の順位に相応して昨夜も調子が悪かったのは事実と、僕は見た。けれど、グランパスは確かに以前とは違うのである。どこが??

とにかく、人がスペースを見つけて、よく動いている。だから選手たちの位置取りが良く、それをボール保持者がよく見ている。その結果、ボールがよく繋がる。
そしてなによりも特に、以上のことが敵味方のゴール前でよく出来ているのである。ここが肝心なところだ。だからこそ、点も取れるし、点を取られないのだと思った。
特に、敵ゴール前が弱いのが代表も含めて日本の特徴であるから、今年のナゴヤ(と鹿島)の「ゴール前」は特筆に値すると思う。とにかく必要なときに敵ゴール前に人が多いのである。どんなふうに?
まず、サイド選手の上がり。
次いで、壁パス。敵に囲まれたボール保持者が前の味方に短いパスでボールを預け、直後に猛然と前の空いた空間に走り込んで預けたボールをもらい直すプレー。成功すると、囲んだ敵選手たちが一瞬で後ろに置いていかれるから、見ていて実に小気味よいプレーである。ゴール前でこれを多用して点を取るのが、アルゼンチンなど南米強豪国の得意技だ。
その壁パスも含んだ、「パス・アンド・ゴー」の徹底。パスをした選手が、必ず次の空間に走り上がっていくのである。

これらのことの結果として、必要なときにゴール前に人が多くなっているから点取りの確率が非常に高まっているのだ。そう僕は思った。

目立つ選手は三人。ストイコビッチがセルビアから連れてきたDF・バヤリツァと、ノルウエー人だったかのFW・ヨンセン、そしてナゴヤで唯一代表クラスの中村直志が地味だが良い働きをしていると思う。ヨンセンは守備にも走り回るし、バヤリツァは機を見て敵ゴール前にも攻めていくし、中村もとにかく走り回って前後をつないでくれる。走力とポリバレントというオシム・サッカーを象徴する用語を思い出させるようなチームに変身したと思う。ポリバレントとは一人一人が何役もやるということで、走力がなければ不可能なことなのだ。ストイコビッチは選手を猛烈に走らせたようだなと、思うのである。
さすがストイコビッチは監督としてもオシムの弟子なのかと、そんなことを本当に示してくれかけていると思うのである。よほどオシムにいつも相談しているのではないか。代表監督途中で倒れたオシムが、ストイコビッチを次期代表監督に育て上げようと、密かに狙い、努めているとか? これは僕の空想。

こういうチームが、あの鹿島と5月28日に瑞穂競技場で対戦する。さすがこれに勝つのは10年速いのではと僕は思うが、その時までは全勝でいて欲しい。それまでの難関はさしあたって以下の連戦だろう。5月3日ガンバ大阪、同6日FC東京である。

5月28日、順調に走っていれば、絶対にミズホへ見に行くぞー!


コメント (1)
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