九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

イラク訴訟判決の時事通信社の記事      ネット虫

2008年04月17日 22時58分11秒 | 国内政治・経済・社会問題
2008/04/17-21:05 時事通信
                                      「自衛隊イラク派遣に違憲=兵士空輸「武力行使と一体」-名古屋高裁」

 自衛隊のイラク派遣は違憲として、愛知県などの弁護士と各地の住民らが国を相手に、派遣差し止めと慰謝料などを求めた訴訟の控訴審判決が17日、名古屋高裁であり、青山邦夫裁判長(高田健一裁判長代読)は「米兵らを空輸した航空自衛隊の活動は戦争放棄を規定した憲法9条1項に違反する」との判断を示した。派遣差し止めと慰謝料請求の訴えは認めなかった。
 自衛隊イラク派遣をめぐる同様訴訟は全国で起こされているが、違憲判断は初。国側は勝訴のため上告できず、確定する見通し。1審名古屋地裁は憲法判断をせずに訴えを退けていた。
 原告側弁護士によると、9条違反を認めたのは1973年の札幌地裁・長沼ナイキ基地訴訟判決以来35年ぶり。高裁では初めて。
 青山裁判長は、イラクの現況について「国際的な武力紛争が行われ、特にバグダッドは戦闘地域に該当する」と認定。その上で空自が2006年7月以降、米国の要請を受け、クウェートからバグダッド空港に多国籍軍の兵士を輸送している点について「多国籍軍の戦闘行為に必要不可欠な軍事上の後方支援」と指摘し、「他国による武力行使と一体化した行動で、自らも武力行使を行ったとの評価を受けざるを得ず、イラク特措法や憲法に違反する」と述べた。
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イラク訴訟の違憲確定バンザイ        まもる

2008年04月17日 21時54分48秒 | 時事問題
これまで各地の裁判で却下されていたので、名古屋も駄目かと思っていました。
 しかし、我々の九条の会で企画した3月18日の「イラク違憲訴訟」の学習会で原告団の川口弁護士が今までの弁論で違憲判決の可能性があるかもしれないので、大いに期待して欲しいとの話があった。その弁論の経過は詳しく話されなかったが参加した人々の間に期待のどよめきが起こっていた。
 今日の夕方の違憲認定のニュースを聞いて、運転中ながら思わず「バンザイ」と叫んだ。
 まだ記者会見や新聞報道以上の裁判経過の説明は聞いていないが明日になれば各方面からニュースが送られてくることだろう。
 また様々な立場の論評が発表されるので楽しみである。
 しかし今夜のテレビの町村官房長の談話など、苦しさを押し殺しての政府の無念さが伝わり溜飲が下がった。
 また、この違憲判決で上告をせず、上告できない政府の事実上の違憲確定勝訴にした原告団の痛快な判断にも拍手を贈りたい。

 何しろ明日の朝刊が待ち遠しい。

★この裁判を頑張りぬいた 自衛隊イラク派兵差し止め訴訟の会 のHPを
 是非読んで欲しいと思います。http://www.haheisashidome.jp/
★写真は原告団弁護士さんとの学習会
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イラク派遣一部違憲!!   落石

2008年04月17日 19時30分37秒 | 国内政治・経済・社会問題
名古屋高等裁判所は、自衛隊のイラク派兵に
一部違憲という判断を下したというニュース。

詳しい方は、裁判の模様などを掲載して下さい。

学校で習ったまさに、裁判所らしい判決です。

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エクアドル 外国の軍事基地認めず へそ曲がり

2008年04月17日 16時28分23秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 ◆エクアドル 外国の軍事基地認めず◆(日本平和委員会 平和新聞4/15より)

 新憲法草案を審議している南米エクアドルの憲法制定会議は4月1日、外国の軍事基地や外国軍の駐留を認めないとする条項を賛成多数で承認しました。
 新憲法草案は今年後半に国民投票にかけられて最終決定する予定ですが、コレア大統領の支持率の高さなどからみて承認される可能性が高いと思われます。

 憲法制定会議で可決された同条項は「エクアドルは平和の領土である。いかなる外国の軍事基地も、あるいは軍事を目的とした施設も設置されてはならない。国のいかなる軍事基地も外国の軍隊あるいは外国の治安部隊に供してはならない」と述べています。
 同議会はまた「エクアドル領土はは不可侵」であり、「だれも領土の統一を乱したり分離を助長したりしてはならない」「エクアドル国家は天然資源の所有者であり、とりわけ天然資源に対して主権を行使する」という国家の主権や領土に関する条項も可決しました。
 これらの条文の内容は、昨年の日本平和大会に参加したパウリナ・ポンセさんも所属する『エクアドル反基地連合』が16の地域組織および全国組織の賛同を得て、憲法の「基本的主権原則」として積極的に提案してきたものです。
『反基地グローバルネットワーク』の責任者の一人であるエルガ・セラノさんは「今回の条文可決は、エクアドル国民ののみならず、外国軍事基地の撤廃を求めているグローバルな運動にとっても勝利です」「世界で主権と自決権、国民の尊厳を要求している人々と諸団体に希望を与えるもの」と語っています。
 エクアドルの憲法制定会議は、コレア大統領が昨年4月に実施した国民投票で80%以上の圧倒的支持を得て11月に発足していました。
 また、米軍が1999年から10年契約で使用しているマンタ基地は、隣国コロンビアの左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)鎮圧作戦の拠点として使われてきただけでなく、地元住民の人権や漁業権を侵害し、深刻な環境破壊などを引き起こしていますが、コレア大統領は、09年に期限が切れるこの基地の使用協定延長を認めない意向を表明しています。
 大統領は、米軍の撤退した後は、物流の拠点となる国際空港として拡張、整備することを計画しています。
 今回の新憲法草案が国民投票で承認されれば、マンタ基地存続の法的根拠が失われ、米軍はエクアドルから撤退せざるを得なくなります。
 まだ紆余曲折がありうるにせよ、日本の憲法9条に多大な関心を抱いていたパウリナ・ポンセさんたちの運動がこうした形で結実したことは世界の平和運動の新たな1ページを開いたものといえます。
 

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最少失点に見るストイコビッチと選手たち  文科系

2008年04月17日 09時16分27秒 | スポーツ
グランパス分析(その2) 最少失点に見るストイコビッチと選手たち  

前回は「グランパスの得失点と、その特徴」を見た。今回は「総合的な戦術」というやや難しい話をしたい。どんな解説も得点の話ばかりするけれど、グランパスも含んだ上位チームが前回に見たようにまず得点順ではなく「少失点順位順」に並んでいるという事実があるからである。さらに新監督ストイコビッチ自身がチーム戦術についてこんなことを語っている。
「攻撃の選手よりも守備の選手のほうがフットボール・インテリジェンスが求められます。なぜなら、ディフェンスラインは常にパーフェクトでないとやられてしまうからです」
「もちろん、失点はDFだけの責任ではありません。だからDFからFWまで、一つのユニットとして機能しなくてはいけないわけです」

こうしてサッカー解説は、まず皆で守りながら、その皆で点も上げるという『一つのユニット(まとまり)』の話にならざるをえないのである。野球の投手や指名打者のような役割がないチームが、サッカーでは良いチームと言ったら良いのだろうか。

なお再三述べてきたようにサッカーの守備とは次の点において、野球などの守備とは全く違うものである。サッカーの守備とは、「敵ボールを出来るだけ前の方で相手から奪い取ること」である。敵ボールを、味方ゴールに来る遙か前で奪ってしまうならば、味方の攻めっぱなしにできるわけである。ちなみに、ゴール前で点が入らないように守ることだけに頭が行ってしまう状態に陥ってしまえば、そんなチームはすぐに失点してしまうだろう。

そういうグランパスの守備戦術概要は、まずこんなふうだ。

先ず第一に、前線が相手ボールに猛烈に圧力をかける。ヨンセンも玉田も杉本もこの例外にはさせていない。グランパス得点の最大功労者ヨンセンですらが、猛烈に前線守備に走り回っていることを、是非ご注目いただきたい。
また、守備的MFの中村、吉村は今のJリーグ屈指のハードワーカーである。走り回り、相手に突っ掛けていく。中村直志のタックル数はJリーグ第4位だし、サイドバック二人が前回述べたようにJリーグで最も多く前線に上がるその穴埋めも、中村、吉村がこなしている。
さらに、このチームのDFも現在までのところ、Jリーグナンバーワンと言えるのではないか。センターバックのバヤリッツァのタックル数はJリーグ第7位だし、もう一人のセンターバック吉田とともに守備の空中戦にもきわめて強い。こうして『竹内、阿部のサイドバック二人が前線に攻め上がり、クロスを上げて得点』というクロス数Jリーグナンバーワンの戦術は、二人のセンターバックと中村、吉村のカバーによって支えられていると言えるのである。

最後に対戦相手選手の言葉をあげて、グランパスの守備特徴を締めくくろう。第2節に0対2で負けた、前年度アジアチャンピオン・浦和のDF・堀之内 聖 選手である。
「相手が開始直後から予想以上に前から追ってきたので、最終ラインでボールを回しているところを狙われました。こちらが余裕を持ってボールを回せないようなプレスだったし、そこで奪われてリズムを完全に狂わされました。(中略)まともにボールを前に運べないし、寄せの速さに戸惑った部分は大きいですね」                                     
 (続く)

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