誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

ロングタイムの山歩き

2019-10-14 17:10:34 | 山歩き

    久住-黒岳を歩きました。(黒岳って山名はありませんが・・・)

   鹿児島のIさん夫妻から、「3連休にお休みが取れたから、黒岳を山歩きしたい。」と

   そして、口には出さないものの、白水鉱泉ルートをナビして欲しい要望がプンプン臭う

   一丁やったるかぁ~と、誘われて、黒岳のお山歩となりました。

    ロングタイムな事から、男池の駐車場で6時に待ち合わせ、1台車をデポして白水鉱泉からスタート予定

   しかし、Iさん夫妻と歩くのは今回で2回目、相手の技量も体力も未知数、しかも奥さんは経験2年チョイ

   白水鉱泉から、前半に岩場の急登の連続で体力を消耗しては、後半が大変かと急遽予定を変更して、

   男池~ソババッケ~風穴~天狗岩~高塚~前岳~白水鉱泉でスタートと相成った。(白水鉱泉に1台デポ)

    6:30-男池管理人小屋をスタート

   5月以来の山同行、隠し水までは傾斜も緩いしウオーミングアップに最適なコースです。

     たくさんのサラシナショウマがお出迎え♫

    こんなんも、たくさん咲いていました。

   お茶にするもよし、葉の白和えもよし、花をハーブ茶で・・こんなこと怖いですね(O_O)

    隠し水を過ぎると、一気に斜度が増してきます。

   黒土はズルズル滑るけど、木の根の階段が大分助けてくれます。

 

     7:35-最初のチェックポイントは、ソババッケでした。

    水補を兼ねて、5分の休憩タイムをとったら、大戸越分岐を左に奥セリを目指します。

    (カメラワークは、お休みでした。)

    8:20-奥セリを通過しましたが、紅葉の始まりを期待していたけど、色付いた木は見られません。

     この時期の紅葉は、精々この程度です。

    本格的な紅葉は、2週間ほど先じゃないでしょうか?

     代わりに、苔むした岩と羊歯の緑が目に優しく映りました。

    奥セリから傾斜は緩むが、登山道は大小の石を右に左に除けながらの歩きで体力を消耗します。

     8:50-第2チェックポイントの風穴に到着です。

    設定時間通りに歩いていたので、Iさんに風穴入りを勧めたが、興味を示しつつも入穴せず。

    風穴で、水補と若干のエネルギー補給を済ませると、黒岳の急登に挑みます。

   カミさんに先頭を立って貰ったのだが、ロープ場や岩場だと超スローなカミさんの早いこと

   最後尾から、フウフウハアハア息を切らせながらやっとの思いで付いて登りました。

     風穴~天狗別れの中間地点付近です。

    木の葉が色付かずに落ちていて、今年の紅葉は期待が薄いかも知れませんね。

    9:45-風穴から、35分とやや快速電車並みに登ってきました。

   ここから天狗岩をピストンなので、ザックデポを問うと開口一番に訓練の言葉が返ってきた。

   ザックデポを提案した自身がチョット恥ずかしかった。(^^;)

   ここから天狗岩までは、30分の所要時間だったが、昨夜の雨の影響か岩が滑って難儀した。

     10:15-天狗岩です。

    天狗岩は、阿蘇山~大船山~平治岳~由布岳~鶴見岳~高崎山など最高の展望と

    天狗岩に立つという恐怖のスリルが味わえる、黒岳最高のポイントです。

    白い文字の岩が天狗岩ですが、登るのは簡単ながら戻るときがメチャ怖い

    この日は風も強かったこともあるが、4人誰しもチャレンジする者はいなかった。

    天狗岩に注目しがちですが、プチ由布岳もしっかりチェックしましょう。

   手前の岩の双耳岩と奥の由布岳の双耳峰がそっくりです。

   10:55-やばい!タイムオバ-です。

   天狗岩で遊び過ぎちゃいました。

   慎重に、且つ急ぎ足で天狗別れに戻り、急登を息切らせながら登って黒岳の最高峰へ

    天狗別れから高塚山への登り、短いながらも結構な急登です。

     11:30-黒岳の最高峰の高塚山1578mです。

   黒岳=天狗岩,高塚山,上台,上台ウツシ,前岳の総称です。

   この日も、6人の登山者が黒岳って何処?と、中でも熊本の2名は高塚から上台ウツシ近くまで探したと

   ランチタイムの時間ですが、高塚山の山頂は狭くて、4人が食事する場所がない

   上台まで約40分我慢して貰うことにして高塚山を後にする。(これも失敗!)

   歩けど歩けどGPSもスマホも持たない私は、なかなか”上台”の位置が特定できない。

    上台を目指して、小薮の登山道を歩き続けます。

   12:40-エネルギー切れでダウン寸前になり、ようやくランチとなったのでした。

   ***ホラッ、今日の山ランチメニューです。

   零余子入りのご飯パン+たっぷり具入りの塩ラーメン+仕上げにはコーヒーもネッ♫

   残念ながら、Photoはお蔵入りしちゃってお見せできません。

    ランチ場所から振り返る。

   しかしこの地点から、上台ウツシ~前岳がとんでもない苦難の道のりだった。

   苔むした岩場の下り、下っては登り返しのアップダウンの連続に悲鳴が絶えない。

   カメラもぶつけたら大変と、ザックに仕舞い込んでは、岩場歩きのサポートに専念です。

    13:40-数回のアップダウン後、やっと上台ウツシの文字を見つけた。

   スタートして既に7時間を経過していて、まだゴールまでは2時間を要しそうです。

   ピッチを上げようにも、岩場を苦手とするカミさんに追い打ちを掛ける様に滑る岩場の連続

    急がなくて良いよ~

   そこは右足から先にね~

   気は焦るも急かすの危険極まりないので、日没覚悟に切り替えて安全第一で歩く


    時間は押しても展望所では足を止めて、山は愉しまなくちゃ~

    15:15-前岳に到着しました。

   長いね~、良く歩いてきたけど、まだ残りの行程が1時間30分はあるよ~

   更に岩場の難所は続き、I夫人の脚にも疲れが見え始め、2度3度お尻が地面とキスする羽目に

   疲れて歩いているのに”頑張れ”の言葉は禁物で、励ましの言葉を笑いに変えて後押しする。

     おっ、ウインナーをぶら下げた様な姿の”ツチアケビ”を発見しました。

    ”食べられるのかなぁ~”って、私は、ゴール時間が気になって思考できません。<(_ _)>

     16:45-白水別れ、ようやくゴール見えた来ました。

    カミさんの脚にもI夫人の脚にも、元気が蘇ってきました。

    最後の励ましの声を掛け、傾斜の緩くなった登山道を下っていくと人工建造物が見える。

    ゴールの白水鉱泉だよ~  

    17:10-ゴ~~ル

   やったね!

   男池をスタートして、ランチ休憩を含むとは言え10時間40分の超ロングタイムの山歩きでした。

   *私のプランでは、15時にゴールだったので、とんでもない設定ミスでした。

   下山口が、北東に有る事を考えると、もう少し早く下山しないと不味いですね。

   それに、疲れた脚で上台~前岳の岩場の急坂下りはいけなかった。

   辛い場所を登り使っていたら、高塚山(天狗岩)~風穴~ソババッケ~男池が楽だったかな

   同行の3名様、コース設定ミスをお詫びいたします。🙇

   追記:黒岳~大船山の紅葉はまだ先のようです。

      暖冬が予想されているので、余り期待しない方が良さそうな気がします。

      白水鉱泉から上台ウツシまで、シャクナゲ群生地になっています。

      前回登ったときの素晴らしかったシャクナゲを思い出しました。

      5月末~6月初旬がお勧めです。

   以上、長い稚拙な報告にお付き合い有難うございました。

コメント (2)
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