誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

木灰から灰汁作り

2020-12-05 17:10:33 | 田舎日記

     蒟蒻を作るための灰汁を準備します。

   一言で” 灰汁 ”と言うけれど、灰汁を作るための灰は木の種類によって左右されて

   竹や杉などの灰で作った灰汁では、蒟蒻が固まりませんし色味も味も違うそうです。

   田舎の姉たちに聞いて、薪用にとっておいたクヌギを燃やして木灰を作ることにしました。

     雑物が混ざらないように、ドラム缶の焼却器で燃やします。

    どれ位の薪で、いくらの灰が取れるか計量しておきます。

    薪を燃やすだけなので、何も考えなく良いし暖が取れます。

    10kgの薪を燃やしてできた灰は、たったのこれだけでした。 

    木灰を篩に掛けて、燃え残りの炭を取り除いたら250gしか残りませんでした。

   原料10kgが、1/40になって、これじゃ~目標の灰汁1Lを作るのは無理かなぁ~

   参考資料に依ると、『3.5kgの木灰から4升出来る』から、250gから500ml出来そうです。にいおると

   1kgの蒟蒻芋からコンニャクを作るには、灰汁が200~230cc必要だから、2回分は確保できたかな

   もっと薪(20kg)を燃やしてたくさんの木灰を作って、数回分の灰汁を作っておこうと思います。

   余談ですが、   

    灰汁用の灰を作りながら、焼き芋も焼きました。

    新聞紙にくるんで⇒濡らして⇒アルミホイルで包んで⇒火中にポイッ

     紅あずまの方が甘くてホクホク、ほくほくつkりながら

    パープルスイートロードは、横に割れないよど繊維質が多いです。

   寄り道が長くなりましたが、話を灰汁に戻しましょう。

    次は、灰を濾す為の道具を作りましょう。

   ザルに奇麗な藁敷き灰を入れたら、土手を作って空池状にして水を濾しますが

   奇麗な藁が手元にないので、『 棕櫚の皮 』を使って空池を作ろうと思います。

     田舎ならどこの家でもある『 棕櫚の木 』皮を使って縄や箒を作ったり

    雨具代わりの蓑も作ったりと昔は活躍した植物です。

     8枚剥ぎ取ってきました。

     硬い部分をたたいて鞣しながら奇麗に洗います。

     お天道様でカラカラに乾燥させて、叩いて最後のゴミを落とします。 

     では、早速灰汁を作ってみましょう。

    シュロの皮、キッチンペーパー、笊、灰汁受け、木灰

    笊にキッチンペーパーと棕櫚の皮を広げて敷きます。

     木灰を擂り鉢状に入れます。

     熱湯をゆっくり回し掛けていきます。

     最初の1滴が落ちてくるのが待ち遠しかった。

     1回目の濾液(灰汁)ですが、なんだか色合いが薄いような気がします。(琥珀色になる予定でしたが・・)

    少し舐めてみたけど、ピリッとした刺激がありません。

     濾液をもう一度回し掛けて、濃縮?したけど余計に薄くなってしまいました。

    舐めてみてもピリッした刺激は出来ていないようです。

    これじゃ~コンニャクの凝固剤に使えないかも知れませんね。m(_ _)m

     次回は、20kg以上を燃やしてたくさんの木灰を作ろうと思います。

    灰汁を作る手順も、笊+新聞紙(6~8枚)で濾過しようと思います。

    但し、この日に作った灰汁も凝固剤として試してみるつもりです。

コメント (2)
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