誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

地コンニャクを作る。(灰汁の試験)

2020-12-13 16:06:58 | レシピ

    コンニャクから地コンニャクを作りました。

    木灰から作った” 自家製の灰汁 ”が果たして上手くコンニャクを凝固させるか試験です。

    取り掛かる前に、全ての道具を準備します。

    おっと、大事なトランジスターラジオとコーヒーも

   もっとと真剣に取り組むべきと言う、もう一人のyamahiroも居ます。

     自家栽培で収穫したコンニャク芋

   コンニャク芋は、きれいに洗って傷んでいる部分と芽を取り除きピーラーで皮をむきます。

   少し皮が残っている方が、黒い点々が残って地コンニャクらしく仕上がります。   

   **かぶれるので、必ずビニール手袋をします。

    ①皮が付いたまま約600g,②皮をほどほど剥いたら550g,③奇跡的にジャスト1/2に\(◎o◎)/!

    クヌギを燃やした灰から作った凝固剤の灰汁 

    木灰から灰汁作りPart-2 - 誘われて、山・あ・る・記 ← 灰汁作りの奮闘編

    ①竹串が通る程度に芋を茹でます。②ミキサーに入れ易い様に4~5cm角に切ります。

   ③コンニャク芋135g+ぬるま湯200ccを投入(2回に分けて、芋275g+ぬるま湯550cc)。

   ④ミキサーですり潰します。 ⑤渦の目が出来たら撹拌終了~

   これからがコンニャク作りの大事なポイントです。

     ①ミキサーからコンニャク液を大きなボウルに移します。

     ②木灰から作った灰汁100ccを投入します。

     ③手早く満遍なく混ぜ合わせます、最初はサラサラで少しづつ粘りが出て来ます。

     ④ん?しっかり混ぜ合わせますが、なかなか粘りが出て来ません

     こりゃ~やばい!心配していた灰汁の出来が現実の物になりそうです。(^_^;)

     この結果を見て、コンニャク芋の半分は炭酸ナトリウムの凝固剤を使いました。

    灰汁を入れて混ぜ合わせたあと少し寝かせたら整形します。

   ①1人は、手を水で濡らして、適当な大きさに切り分けます。

   ②もう一人は、手に灰汁を付けて凸凹を均して形を整えます。

   ③木灰の灰汁で作ったコンニャクです。

    硬さが足りずにどんどんペッタンコになってしまいました。

   ④炭酸で作ったコンニャク、色も市販のコンニャクみたいにグレーです。

    化学薬品の方が成形時の硬さも良い線行っていると感じました。

     仕上げの茹上げ~灰汁抜きです。

    ①木灰灰汁のコンニャク、ドロドロに溶けちゃうのではないかとハラハラドキドキ

     10分~20分経過、溶け出す気配は見られず一安心です。

    ②炭酸ナトリウムのコンニャクですが、成形時とは全く異なった事件が起きました。

     表面には異常はなさそうですが、裏側がドロドロに溶け始めて茹でることが出来なくなりました。

     《 末尾を見て下さい 。》

    ③木灰灰汁のコンニャクは30分茹でて、粗熱が取れたら水を入れ替えて灰汁を抜きます。

    ④1時間後、もう一度水を入れ替えたら完成(1ヶ月保存可能だそうです。)

    だは、食してみましょう~😋 

     わさび醤油(左)と柚子胡椒醤油でコンニャクのお刺身を戴きます。

    うん、紛れもないコンニャクです。😋

    市販のコンニャクのような匂いもえぐみも全くありません。

    But、箸で挟むとグニャッと曲がって、地コンニャクに求める硬さ有りません。

    シコシコした歯触りも味(コンニャクは味無し?)も余り感じません。(有りません)

    木灰灰汁で凝固したし失敗ではないが、食べたいコンニャクじゃないし成功でなし

     今回で4回目になりますが、毎回違ったコンニャクが出来て謎だらけです。

    心配していた木灰灰汁のコンニャクが出来て、助っ人の炭酸ナトリウムのコンニャクが失敗

    今後に確認したいこと

    ①芋を下茹でしないで摺り下ろして使う。

    ②ミキシング時に加えるぬるま湯の量と温度

    ③ミキシングの時間

    灰汁については、①もう一度木灰の量と濾液のバランス②ピザ屋さんの木灰を使う

    ③市販(鹿児島県では市販有り)の灰汁、④炭酸ナトリウム&炭酸カルシュームの違い(濃度も) 

    炭酸ナトリウムのコンニャクその後

    茹でる途中でドロドロの溶け出したコンニャクは、廃棄予定だったが遊び心が湧いて☝

    もう一度ミキサーにかけて、木灰灰汁で凝固させてみることにしました。

    一旦凝固したコンニャクだったので、ミキサーを回すために多量のぬるま湯が必要にななります。

    3回に分けてミキサーに掛けた後、灰汁を100cc入れてグルグル掻き混ぜましたが固まる気配無し

    30分寝かせても手で掴めず、ヘラを使ってお湯を沸かした鍋に投入

     えっ?なに?

    「すぐに崩れて溶けちゃうだろう」の予想だったが、なんと段々硬くなってくるじゃですか\(◎o◎)/!

  

     30分茹でて粗熱をとり水に晒して灰汁抜きしたコンニャク

    鍋に入れるときに柔らかすぎたので、形は凸凹になりました。

    でも、触った感じは目指す地コンニャクに近い物になっていました。

     食します。

    触ったときの感触と歯触りは別物で、やはりクニュッとして美味しくない=不味い!

    1回目に化学薬品を使ったので、コンニャクの特製が消されてしまったのかも知れません。

    失敗 ⇒ 廃棄 ⇒ 遊びを加える ⇒ 食品に復活?

    コンニャク作り、益々謎が深まりました。(>_<)

コメント (2)
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