コンニャクから地コンニャクを作りました。
木灰から作った” 自家製の灰汁 ”が果たして上手くコンニャクを凝固させるか試験です。
取り掛かる前に、全ての道具を準備します。
おっと、大事なトランジスターラジオとコーヒーも
もっとと真剣に取り組むべきと言う、もう一人のyamahiroも居ます。
自家栽培で収穫したコンニャク芋
コンニャク芋は、きれいに洗って傷んでいる部分と芽を取り除きピーラーで皮をむきます。
少し皮が残っている方が、黒い点々が残って地コンニャクらしく仕上がります。
**かぶれるので、必ずビニール手袋をします。
①皮が付いたまま約600g,②皮をほどほど剥いたら550g,③奇跡的にジャスト1/2に\(◎o◎)/!
クヌギを燃やした灰から作った凝固剤の灰汁
木灰から灰汁作りPart-2 - 誘われて、山・あ・る・記 ← 灰汁作りの奮闘編
①竹串が通る程度に芋を茹でます。②ミキサーに入れ易い様に4~5cm角に切ります。
③コンニャク芋135g+ぬるま湯200ccを投入(2回に分けて、芋275g+ぬるま湯550cc)。
④ミキサーですり潰します。 ⑤渦の目が出来たら撹拌終了~
これからがコンニャク作りの大事なポイントです。
①ミキサーからコンニャク液を大きなボウルに移します。
②木灰から作った灰汁100ccを投入します。
③手早く満遍なく混ぜ合わせます、最初はサラサラで少しづつ粘りが出て来ます。
④ん?しっかり混ぜ合わせますが、なかなか粘りが出て来ません
こりゃ~やばい!心配していた灰汁の出来が現実の物になりそうです。(^_^;)
この結果を見て、コンニャク芋の半分は炭酸ナトリウムの凝固剤を使いました。
灰汁を入れて混ぜ合わせたあと少し寝かせたら整形します。
①1人は、手を水で濡らして、適当な大きさに切り分けます。
②もう一人は、手に灰汁を付けて凸凹を均して形を整えます。
③木灰の灰汁で作ったコンニャクです。
硬さが足りずにどんどんペッタンコになってしまいました。
④炭酸で作ったコンニャク、色も市販のコンニャクみたいにグレーです。
化学薬品の方が成形時の硬さも良い線行っていると感じました。
仕上げの茹上げ~灰汁抜きです。
①木灰灰汁のコンニャク、ドロドロに溶けちゃうのではないかとハラハラドキドキ
10分~20分経過、溶け出す気配は見られず一安心です。
②炭酸ナトリウムのコンニャクですが、成形時とは全く異なった事件が起きました。
表面には異常はなさそうですが、裏側がドロドロに溶け始めて茹でることが出来なくなりました。
《 末尾を見て下さい 。》
③木灰灰汁のコンニャクは30分茹でて、粗熱が取れたら水を入れ替えて灰汁を抜きます。
④1時間後、もう一度水を入れ替えたら完成(1ヶ月保存可能だそうです。)
だは、食してみましょう~😋
わさび醤油(左)と柚子胡椒醤油でコンニャクのお刺身を戴きます。
うん、紛れもないコンニャクです。😋
市販のコンニャクのような匂いもえぐみも全くありません。
But、箸で挟むとグニャッと曲がって、地コンニャクに求める硬さ有りません。
シコシコした歯触りも味(コンニャクは味無し?)も余り感じません。(有りません)
木灰灰汁で凝固したし失敗ではないが、食べたいコンニャクじゃないし成功でなし
今回で4回目になりますが、毎回違ったコンニャクが出来て謎だらけです。
心配していた木灰灰汁のコンニャクが出来て、助っ人の炭酸ナトリウムのコンニャクが失敗
今後に確認したいこと
①芋を下茹でしないで摺り下ろして使う。
②ミキシング時に加えるぬるま湯の量と温度
③ミキシングの時間
灰汁については、①もう一度木灰の量と濾液のバランス②ピザ屋さんの木灰を使う
③市販(鹿児島県では市販有り)の灰汁、④炭酸ナトリウム&炭酸カルシュームの違い(濃度も)
炭酸ナトリウムのコンニャクその後
茹でる途中でドロドロの溶け出したコンニャクは、廃棄予定だったが遊び心が湧いて☝
もう一度ミキサーにかけて、木灰灰汁で凝固させてみることにしました。
一旦凝固したコンニャクだったので、ミキサーを回すために多量のぬるま湯が必要にななります。
3回に分けてミキサーに掛けた後、灰汁を100cc入れてグルグル掻き混ぜましたが固まる気配無し
30分寝かせても手で掴めず、ヘラを使ってお湯を沸かした鍋に投入
えっ?なに?
「すぐに崩れて溶けちゃうだろう」の予想だったが、なんと段々硬くなってくるじゃですか\(◎o◎)/!
30分茹でて粗熱をとり水に晒して灰汁抜きしたコンニャク
鍋に入れるときに柔らかすぎたので、形は凸凹になりました。
でも、触った感じは目指す地コンニャクに近い物になっていました。
食します。
触ったときの感触と歯触りは別物で、やはりクニュッとして美味しくない=不味い!
1回目に化学薬品を使ったので、コンニャクの特製が消されてしまったのかも知れません。
失敗 ⇒ 廃棄 ⇒ 遊びを加える ⇒ 食品に復活?
コンニャク作り、益々謎が深まりました。(>_<)