灰汁作りPart-2です。
前回、250gの木灰から450mlの灰汁を作りましたが、色も薄く刺激も無かった。
原因は今一ですが、木灰が250gと少なかったことも1因と考て改めて木灰を作りました。
まだ硬い橡(左)と樫(右)の薪、燃える炎も力強さを感じて出来る灰に期待が膨らみます。
一意専心と言う言葉があるけど・・・・、今日は行きます。
端から見ると、遊んでいるようにしか見えないので、二刀流?いや三刀流でお仕事です。
右手は、使い古しのフライパンで、「鷹の爪」と「一味唐辛子」の下処理をします。
左手は、落花生や栗を煎る装置で落花生を煎ります。
3時間かけて、27kgの薪を燃やして出来た熾き混じりの木灰です。
まだ熾きが残っているので、一晩を置いてから篩に掛けて木灰だけを取り出します。
篩に掛けて燃えかすの熾きを取り除きます。
じゃ~ん
樫と橡の薪27kgから木灰が550g取れました。
この木灰から、改めて1000ccの灰汁作ろうと思います。
灰汁受けに笊をセットして、新聞紙を8枚敷き木灰を平らになるように広げます。
出来るだけゆっくり抽出したいので新聞紙を8枚としました。
アツアツの熱湯をゆっくり回し掛けながら注ぎ掛けます。
最初の1雫が落ちるまで、15分掛りました。
灰汁が500mlになった時点で、火口湖?を崩して作り直します。(全ての木灰から抽出したくて)
濾液が800mlに溜まるまでお湯を注ぐ予定だったが、濾液が思ったより薄いので650mlで止め
最初の注ぎ入れから、145分で濾液が落ちなくなりました。
グラスに灰汁を入れてみたら、琥珀色と言えば琥珀色なんだけど濃くありません。
指先に灰汁を付けて舐めると、前回よりはピリッと感じるものの物足りません。
何故だ?何故だ?わっから~~ん😢
結局、目標より300ml少ない700mlの灰汁(本当に灰汁なのか?)できました。
右=前回作った自前の灰汁、左=今回の灰汁
今回の灰汁作りも怪しい結果となりました。
近いうちに、助っ人の『 炭酸ナトリウム 』を準備して、コンニャクを作ってみたいと思います。
「 灰汁作りを振り返って 」
1回目の灰汁作りでの失敗因は、燃やした木の種類ではなくて、薪の状態が悪かったのでは?
と考えて、今回は朽ちていない綺麗な薪を使ったから大丈夫だろうと思っていました。
しかし、結果としては、1回目の灰汁と2回目の灰汁に大差は無いようで、燃やした薪の影響じゃないようです。
1回目に使った薪は、2019年の11月から、薪用に短く切断して野晒しにしていました。
薪じゃなくて、朽ち木と言うべき状態でした。
カラカラに乾燥しているけど、朽ちる直前のブカブカになっている物が多かった。
今回は、7月に新しく作った樫の木の薪とクヌギの硬い薪(叩いて乾いた音のする物)を使った.
灰の絶対量が大きなウエイトを占めるのかなぁ~(灰の層の厚みvs濾過速度(抽出効果))
自前の灰汁を使って蒟蒻芋から地コンニャクを作ってみないと空論に過ぎませんね。m(_ _)m