前回、先日のセミナーで話題にあがったうちのひとつである「親の問題」について書きました。
誤解のないよう書き足しますが、書いたのはあくまで「比較的勉強の苦手な子の学習塾における指導面で問題となることが見受けられた事例」としてであって、そこで書いた過干渉というのも、それがその家庭教育方針であるのなら、それはそれでこちらが何かを言う話ではないということです。
学習塾はあくまで学習塾であって、子供の人格面の教育を担うものではないというのが、少なくとも私個人の考え方です。
中には「いやいやそうではないでしょう。塾もそこのところはになってもらわないと」という方がいるかもしれません。それであったら、そこで初めて「でしたらその一環として塾で行っている学習指導に沿うよう親御さんの方でも少し妥協してください。」と言えます。
実際、セミナーの中でも、そうした時にいかに穏やかに、且つ友好的効率的に塾の願いと助言とを親御さんに伝達するかについて、そもそもそういうことは全くもって遠慮することではなく、堂々と、しかし粛々と実行(伝えること)するべきだという意見が大勢でした。