今日、九時過ぎに教室を出た際、道の反対側でいつも頑張っているけいおう学院さんの電気が消えて真っ暗になっていました。クルマに乗っての帰途、立場交差点の手前の森塾さんも、休みではなかったものの、どこかしら閑散とした雰囲気、その先深谷交差点を左折した先にある明光さんもはやこの時間に既に真っ暗、原宿交差点手前の湘南学院さんも同じく真っ暗と、どうしたことでしょう、寒々とした雨の夜そのままに、今日の学習塾界隈は皆さん静寂の下で息を潜めていたかのようでした。
今年の夏、三年ぶりに行われた京都の祇園祭に行きました。何度行っても決して飽きることのない祭です。あのコンコンチキチの祭囃子を、それが行われている最中に聞くだけで身体中の血液がふつふつと沸騰するかのような興奮を覚えます。
中学の歴史の授業の中で、ほんのちょっと、この祇園祭に触れるところがありますが、子供たちのほぼ全員が、全くこれに興味を示しません。そこには祭の大きな写真も添えられているのですが、「それがなにか?」といった顔で、私もここで祭の意味やたのしさを力説しても仕方ないので通りいっぺんの説明だけして次に移るのを常としていますが、残念は残念です。
社会という科目にとどまらず、英語でも数学でも、子供達が興味や関心を持とうとしないものを教えるのは大変です。そこをうまくクリアできれば、その先はかなり平坦な理解の道が続いているのですが。