黙ってやるということ

2022-09-26 12:33:29 | 学習塾・勉強の仕方
以前何かの本で読んだことがあります。 プロになり立ての ボクサーは、1ラウンド3分 という時間の区切りを体に覚えさせるために、 普段の生活でも3分ごとにアラームが なるように セットしているのだそうです(全員がやっているわけではないでしょうが)。

藤原正彦さんの本を読むと、そこにプロの数学者の日常がよく描かれているのに気がつきます。プロの数学者は年中数学のことばかり考えているのだそうです。本当に年中です。 一分一秒も怠りなく数学のことだけを考えているのだそうです。

プロとしてはまあこういう言い方も 必要なのだと思います。 個人的にはそれをあまりあからさまに言ってほしくないなと思います。黙ってやれと。

昨日テレビを見ていたら 北アルプスの三俣山荘の小屋番のことを やっていました。山がきれいだし小屋も素敵だし、 良い内容だと思いますが 、小屋番の 人達がカタることカタること。山の景色は魅力的ですが、あんたの人生観なんてどうでもいいんだよ、と。見ていて興ざめでした。

NHK ではよく百名山などやりますが、私が好きなのは ナレーション抜きの音楽だけのやつ。 ナレーションがあって、例えば女性の声で「うわー」とか 「かっわいい~」とか言われると即チャンネルを変えます。

撮りためていた番組の中で 司馬遼太郎が三浦半島を周遊した時のことを 特集したものがありました。 番組の案内が岡田准一。 軍師官兵衛ですね。 うまい 俳優だなと 思いますが この番組の 彼はいけません。やたらと語尾上げ語尾伸ばし、ら抜き言葉の連発に がっかりでした。 黙っていれば賢そうなのになあと。
男は黙って仕事をする。 これですね、やっぱり。

私は嫌いですがワタミの社長は 社員に向かって 1日24時間 1年365日仕事のことだけを考えろ と言うのだそうです。 彼の立場でそれを言えばこれはもう明らかな労働基準法違反であり、それをさせる企業はブラックということになるのでしょうが、言わんとすることはわからないでもありません。 

四の五の言わんと黙って己のやるべき事に専念しろと。
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