「ここウォルナット・グローヴは、「大きな森」と違って、森が少なく、木材がなかなか手に入らない。丸太小屋といっても、何人もの家族が暮らせる家は、男一人ではすぐには建てられないのだ。だから開拓者たちは、ローラ一家のように土手のほら穴に住んだり、芝の根が食い込んだ硬い芝土を四角く切り出して煉瓦のように積んだ家ソッド・ハウスに住んだのだ。
クリークに沿って歩きながら、ローラとメアリがならんで走って遊んだ大きな岩はどこだろうと探した。するとクリークのほとりに、大岩(ビック・ロック)の看板が立っていた。クリークの氾濫で泥をかぶり、地中に埋まっているものの、たしかにあった。
一家は、土手の穴に一年住んだのち、クリークのそばにガラス窓の入った明るい家を建てた。それもゴードン氏の農地の中だ。ゴードン夫妻は、農地を買ったときも、そこに建っていた一家の古い家を壊して廃材でニワトリ小屋を作ったときも、ここがインガルス一家ゆかりの土地だとはつゆ知らず、あとで驚いたという。ゴードン氏は亡くなり、夫人も今は住んでいないが、息子さんたちのサマーハウスがある。」
(松本侑子著『アメリカ・カナダ物語紀行』平成21年幻冬舎文庫、180-182頁より引用しています。)

花が咲いていました。

大岩。

クリークの水辺。


周囲の景色。

移動するバスの車窓から。
クリークに沿って歩きながら、ローラとメアリがならんで走って遊んだ大きな岩はどこだろうと探した。するとクリークのほとりに、大岩(ビック・ロック)の看板が立っていた。クリークの氾濫で泥をかぶり、地中に埋まっているものの、たしかにあった。
一家は、土手の穴に一年住んだのち、クリークのそばにガラス窓の入った明るい家を建てた。それもゴードン氏の農地の中だ。ゴードン夫妻は、農地を買ったときも、そこに建っていた一家の古い家を壊して廃材でニワトリ小屋を作ったときも、ここがインガルス一家ゆかりの土地だとはつゆ知らず、あとで驚いたという。ゴードン氏は亡くなり、夫人も今は住んでいないが、息子さんたちのサマーハウスがある。」
(松本侑子著『アメリカ・カナダ物語紀行』平成21年幻冬舎文庫、180-182頁より引用しています。)

花が咲いていました。

大岩。

クリークの水辺。


周囲の景色。

移動するバスの車窓から。
