昨夜も6時間睡眠、30分ほどお昼寝できたことでなんかと生き返りました。足腰の疲れが抜けきれず外は暑かったこもあって夕方になってようやく外へ気分転換に出ました。明日の花組大劇場千秋楽ライブビューイング、なぜか13時30分からだと思い込んでいたので12時に就労場所を出るつもりで時間給を申請しましたが間に合わないことに気づきました。締日の都合で明日から入力してもらわなければならない書類を、ためていた引き出しから所定の場所に移す、そして午後たまっていく書類を引き出しにいれておいてほしいと頼む、それだけのために出勤しようとしています。ちょうど書類がどんどんきてしまうタイミング。次の締日まで一週間あるのでボランティア残業して挽回する覚悟。11時30分に出発するように休暇申請を訂正しようかな。火曜日電話当番になっていたのはかわってもらいました。なかなか大変。それでも宝塚大劇場で雪組を観劇した6月20日の頃と比べると、あからさまなわたしの悪口はきこえてこなくなったし意地悪度もかなり下がりました。教えてもらえるだけマシで幕間ハロワに電話した追い詰められ感を思うと格段に進歩しました。ここまで自分が努力したということ。
前置きが長くなりましたが、『壬生義士伝』、ライブビューイングで脚本のどうなのかなあっていうところに気づいたところがなかったわけではないですが、ひたむきに一日一日を生き延びていく寛一朗としづの姿に、生きるということの壮絶さをおしえられた作品でした。大劇場遠征時「くすのき」でお昼をいただいていたとき向かい側に座ったカップル?ご夫婦?は原作ファンで初観劇だった様子。男性の原作ファンも納得の舞台になっていたと思います。
真彩希帆ちゃん、二役。出番は少なかったですが、薪を背負って新撰組に入隊した寛一郎を思う時のしづの歌声が鈴の鳴るように響いてきて沁みました。声量があるのをおさえてかぼそい声でしづの心で歌う。クリスティーヌを経ての歌声はさらに表現力に磨きがかかりました。しづによく似た両替商の娘みよと寛一郎がお見合いをしたあとの「七夕の幻想」の場面も沁みました。寛一郎との出会いが描かれていませんが一目惚れした?寛一郎にに死んでほしくない一心で自分と結婚してほしいと申し出たみよと、みよにしづの面影をみた寛一郎、二人で蛍をみて南部を思い、みよをみつめる寛一郎がみていたのはみよではなくしづでした。ライブビューイングの大画面に映る寛一郎の表情からはそれがはっきりと観客に伝わってきました。手をつないでいたのはみよではなくしづ。こういうところに望海風斗さんの芝居力のすごさを感じます。みよは寛一郎の心がわかったかな、切ないですね。寛一郎亡きあともみよはずっと寛一郎の面影を心に抱きながら生きていくのかな。そんな余韻が残る場面でした。振り付けはプログラムをみると若央りささん、わたしの中で永遠のベルナール、大活躍で嬉しいです。
望海さんと真彩ちゃん、寄り添うトップコンビではないですが歌うまどうしで、声の相性のみならず芝居も相性がよくて、他にはない相手役同士、望海さんには真彩ちゃん、真彩ちゃんには望海さんなんだなと思いました。二人の小さな幸せのある作品をみたいとのご意見をみかけましたがはげしく同意します。最期を迎える直前這いつくばって、お金を数えてこれで子どもたちにこんなものを買ってやれる、しづにはこんなものを買ってやれると血だらけになりながら嬉しそうな表情の寛一郎。南部弁のこなれ感、しづと子どもたちにみせる優しさと家族を食べさせるために人を斬る剣客としての冷徹さ、幕府が倒れ闘う相手がいなくなったあと己の義のために待つのは死だとわかっていながら戦いを挑んでいく南部の武士としての誇り。ヒーローではない寛一郎を主役として成立させたのは望海さんの力ですね。寛一郎は戦いで命をおとしたのかと初見では思いましたが、さらなる切ない展開が待っていました。
彩風咲奈さんの大野次郎右衛門、和装では長い足がわからないのが残念でしたがまたまた芝居力の進化を感じさせてくれました。新撰組の場面が圧倒的に多かったので出番が多くなかったですが存在感がありました。今回は竹馬の友に切腹を申し渡さなければならないむずかしい役。感情をおさえなければならない場面が多かったですね。ひとり最期を迎えようとする寛一郎のために自ら握り飯をつくってやることが心情の表現。手代の佐助の透真かずきさんがすごくいい芝居をしているというつぶやきをみかけたので注目してみました。猫背気味の立ち居振る舞いといい、握り飯を握る時の手つきといい、なんでもないような細かい所作が佐助そのものでした。大野次郎右衛門の長男千秋はどなたかなとプログラムをみると綾凰華さん、星組から移動した男役さんですね、線がすごく美しい方だと思いました。これからまだまだ雪組生になじんでいけるかな。沖田総司の永久輝せわさん、「(谷を)斬っちゃいましょうか」っていう時のにやり感が絶妙でした。咳き込む姿をみせるのが斎藤一だけだったり、繊細な演技をみせるところが芝居の雪組味、乃奏はるとさん演じる谷の逃げ足の速さとへっぴり腰具合も雪組味。層の厚さを感じさせる舞台でした。
カーテンコールで花組へ組み替えとなるお二人の挨拶がありました。二年ぶりに戻る朝月希和さん、「じじ(この日で退団した鳳華はるなさん)と一緒に退団するような気持ちになってしまいました」「二年とは思えないぐらい雪組になじんでいました」と。永久輝せわさんも「じじと一緒に退団していくみたいで・・・」と。望海さん「いやいやこれからですよ」みたいなフォロー。時間的に余裕のある感のゆったりムードのカーテンコールでした。ライブビューイングをみようになって、毎回こうして退団者がいるのだということにびっくり。初舞台生が入団すれば去っていくものもいる、こうして105年続いてきているんだなあと。
6月20日(木)の宝塚大劇場。
2018年2月3日(土)の東京宝塚劇場。
2018年2月25日(土)の東京宝塚劇場。
2018年3月17日(土)の東京宝塚劇場。
昨年のことなのにもっとずっと長い時間が流れたような感覚です。時は確実に流れていきます。
キラキラの日比谷は聖地でした。心の逃げ場所でした。郷里近郊劇場ないわけではないですが、気持ち的にすごく遠くって今は宝塚大劇場だけが聖地かな。
明日はみりおさんが大劇場卒業。来週は5日間フル、ぞっとするので考えない、考えない。その次の週はまた三連休で紅さんと愛理さんが宝塚を卒業。早いといえば早いです。
明日無理してしまいます。今夜眠れるかな。
次回の雪組公演のポスター。見逃せないオーラをはなっています。なんだかこのメンバーはこれが最後だと感じさせる雰囲気をまとっているような・・・。
前置きが長くなりましたが、『壬生義士伝』、ライブビューイングで脚本のどうなのかなあっていうところに気づいたところがなかったわけではないですが、ひたむきに一日一日を生き延びていく寛一朗としづの姿に、生きるということの壮絶さをおしえられた作品でした。大劇場遠征時「くすのき」でお昼をいただいていたとき向かい側に座ったカップル?ご夫婦?は原作ファンで初観劇だった様子。男性の原作ファンも納得の舞台になっていたと思います。
真彩希帆ちゃん、二役。出番は少なかったですが、薪を背負って新撰組に入隊した寛一郎を思う時のしづの歌声が鈴の鳴るように響いてきて沁みました。声量があるのをおさえてかぼそい声でしづの心で歌う。クリスティーヌを経ての歌声はさらに表現力に磨きがかかりました。しづによく似た両替商の娘みよと寛一郎がお見合いをしたあとの「七夕の幻想」の場面も沁みました。寛一郎との出会いが描かれていませんが一目惚れした?寛一郎にに死んでほしくない一心で自分と結婚してほしいと申し出たみよと、みよにしづの面影をみた寛一郎、二人で蛍をみて南部を思い、みよをみつめる寛一郎がみていたのはみよではなくしづでした。ライブビューイングの大画面に映る寛一郎の表情からはそれがはっきりと観客に伝わってきました。手をつないでいたのはみよではなくしづ。こういうところに望海風斗さんの芝居力のすごさを感じます。みよは寛一郎の心がわかったかな、切ないですね。寛一郎亡きあともみよはずっと寛一郎の面影を心に抱きながら生きていくのかな。そんな余韻が残る場面でした。振り付けはプログラムをみると若央りささん、わたしの中で永遠のベルナール、大活躍で嬉しいです。
望海さんと真彩ちゃん、寄り添うトップコンビではないですが歌うまどうしで、声の相性のみならず芝居も相性がよくて、他にはない相手役同士、望海さんには真彩ちゃん、真彩ちゃんには望海さんなんだなと思いました。二人の小さな幸せのある作品をみたいとのご意見をみかけましたがはげしく同意します。最期を迎える直前這いつくばって、お金を数えてこれで子どもたちにこんなものを買ってやれる、しづにはこんなものを買ってやれると血だらけになりながら嬉しそうな表情の寛一郎。南部弁のこなれ感、しづと子どもたちにみせる優しさと家族を食べさせるために人を斬る剣客としての冷徹さ、幕府が倒れ闘う相手がいなくなったあと己の義のために待つのは死だとわかっていながら戦いを挑んでいく南部の武士としての誇り。ヒーローではない寛一郎を主役として成立させたのは望海さんの力ですね。寛一郎は戦いで命をおとしたのかと初見では思いましたが、さらなる切ない展開が待っていました。
彩風咲奈さんの大野次郎右衛門、和装では長い足がわからないのが残念でしたがまたまた芝居力の進化を感じさせてくれました。新撰組の場面が圧倒的に多かったので出番が多くなかったですが存在感がありました。今回は竹馬の友に切腹を申し渡さなければならないむずかしい役。感情をおさえなければならない場面が多かったですね。ひとり最期を迎えようとする寛一郎のために自ら握り飯をつくってやることが心情の表現。手代の佐助の透真かずきさんがすごくいい芝居をしているというつぶやきをみかけたので注目してみました。猫背気味の立ち居振る舞いといい、握り飯を握る時の手つきといい、なんでもないような細かい所作が佐助そのものでした。大野次郎右衛門の長男千秋はどなたかなとプログラムをみると綾凰華さん、星組から移動した男役さんですね、線がすごく美しい方だと思いました。これからまだまだ雪組生になじんでいけるかな。沖田総司の永久輝せわさん、「(谷を)斬っちゃいましょうか」っていう時のにやり感が絶妙でした。咳き込む姿をみせるのが斎藤一だけだったり、繊細な演技をみせるところが芝居の雪組味、乃奏はるとさん演じる谷の逃げ足の速さとへっぴり腰具合も雪組味。層の厚さを感じさせる舞台でした。
カーテンコールで花組へ組み替えとなるお二人の挨拶がありました。二年ぶりに戻る朝月希和さん、「じじ(この日で退団した鳳華はるなさん)と一緒に退団するような気持ちになってしまいました」「二年とは思えないぐらい雪組になじんでいました」と。永久輝せわさんも「じじと一緒に退団していくみたいで・・・」と。望海さん「いやいやこれからですよ」みたいなフォロー。時間的に余裕のある感のゆったりムードのカーテンコールでした。ライブビューイングをみようになって、毎回こうして退団者がいるのだということにびっくり。初舞台生が入団すれば去っていくものもいる、こうして105年続いてきているんだなあと。
6月20日(木)の宝塚大劇場。
2018年2月3日(土)の東京宝塚劇場。
2018年2月25日(土)の東京宝塚劇場。
2018年3月17日(土)の東京宝塚劇場。
昨年のことなのにもっとずっと長い時間が流れたような感覚です。時は確実に流れていきます。
キラキラの日比谷は聖地でした。心の逃げ場所でした。郷里近郊劇場ないわけではないですが、気持ち的にすごく遠くって今は宝塚大劇場だけが聖地かな。
明日はみりおさんが大劇場卒業。来週は5日間フル、ぞっとするので考えない、考えない。その次の週はまた三連休で紅さんと愛理さんが宝塚を卒業。早いといえば早いです。
明日無理してしまいます。今夜眠れるかな。
次回の雪組公演のポスター。見逃せないオーラをはなっています。なんだかこのメンバーはこれが最後だと感じさせる雰囲気をまとっているような・・・。