たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

宙組『NEVER SAY GOODBYE』-東京宝塚劇場千穐楽ライブ配信(2)

2022年05月12日 02時07分14秒 | 宝塚
宙組『NEVER SAY GOODBYE』-東京宝塚劇場千穐楽ライブ配信
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/40483e9791e7367dc02da49d242d2860


 春瀬央季さんの退団挨拶、真風さんへのお礼の言葉はもちろんのこと、一個上のキキさん、一個下のずんちゃんと呼びかけて、後ろを振り向いた時、画面には映りませんでしたが空気が動いた感がありました。一緒にやれてよかったという言葉にキキちゃんたちが反応していたのでしょう。あたたかい時間が舞台の上に流れているのが画面越しにもつたわってきました。同期からのお花渡しは、早乙女わかばちゃん。大千穐楽のピーター、こんなに綺麗な方だったのだと今さらですが目をみはるぐらい美しくてキラキラと輝いていました。退団していくジェンヌさんはどうしてこんなに光っているのか。キャサリンに思いが通じない表情が切なすぎました。

 瀬戸花まりさん、最後の娘役さん開演前アナウンスでした。拍手が起きていました。ジョルジュ@真風涼帆さんの運命を暗示する占い師アニータ、「一枚のカードに~♪」、一枚一枚アニータがめくるカードにはジョルジュの運命が暗示されていました。カードをめくりながら語られる物語は、ジョルジュが戦場で最期を迎える覚悟を決めたであろう伏線が隠されている場面。ジョルジュはここでキャサリンは出会うべくして出会った人であることを確信し、銃をもって立ち上がった市民たちの姿をカメラに収めたら、彼女に託すことを決意したのでしょう。カードをめくりながら物語るように歌うアニータ、声がドラマでした。最後の最後にこんなふうに歌でお芝居ができる方なのかと。2010年初舞台、宙組の娘役最上級生となって一作での退団は惜しまれますが、退団挨拶の清々しい表情はやり切った感でした。納得のタイミングだったのでしょうね。サン・ジョルディのお祭りの場面で同期のしどりゅう(紫藤りゅうさん)とペアで踊るのを見届けられたこと、観客として幸せでした

 キャサリン@じゅんはなちゃん、宝塚大劇場千穐楽ライブ配信、東京宝塚劇場で2回観劇、そして東京宝塚劇場千穐楽ライブ配信、キャサリンとして物語と共に強くたくましい女性へと成長していきました。雪組でヒロイン経験を積んで真風さんの相手役として宙組に異動してきたじゅんはなちゃん、不思議な魅力を持った娘役さんと思います。雪組時代の『炎のボレロ』『ハリウッド・ゴシップ』『キャプテンネオ』とオンデマンド配信でみましたが、今ここまで大人っぽいのは真風さんとの化学反応によるものなのか。真風さんと組んだことで本来持っている大人っぽい魅力が引き出されたということなのか。コンビって不思議ですね。地声の低い声のソロ歌唱にきびしい声もあるようですが、いい意味で宝塚の娘役っぽくなくてわたしは好きです。特にアギラール@ずんちゃん(桜木みなとさん)に記憶を失う薬を注射されたあとの「愛の真実」、初演で和央ようかさんと雪組時代もあわせると何年も一緒に過ごした花ちゃん(花總まりさん)のために書き下ろされたであろう歌詞を、今の宙組のキャサリンとして生きていました。劇場での2回目の観劇時には、ものすごく声量豊かになったと思いました。どんどんよくなりました。アメリカ人の金髪、じゅんはなちゃん、よく似合っています。公演プログラムに掲載されたレスリー・キーさん撮り下ろしのキャサリン、ものすごく雰囲気があってかっこいいです。(まかキキがカッコいいのは言うまでもありません。) 

 ナウオンステージでは、まかキキの漫才トークに大きなリアクションでとっても楽しそうに笑っているじゅんはなちゃん、安定のまかキキに見守られてのびのびとやれているのでしょう。健康的な笑顔が爽快です。フィナーレの男役マントをほめまくるじゅんはなちゃん「稽古場でみていて、よく飛ばないなと思います」、キキちゃん「メリーポピンズみたいに」と傘をもって飛ぶ仕草、真風さん「芹香さん、今日は2階に来ましたとか・・・、飛ばないよ」、フィナーレの大羽根の色がお揃いなのが嬉しそうなじゅんはなちゃん、3人お揃いでお送りしていますとすっかり息のあったトリデンテ、
 
 『NEVER SAY GOODBYE』、愛ちゃんもご観劇。フィナーレのテンションの上がり方は、わたしたちとすっかりお仲間で微笑ましいです。真風さんかっこよすぎる、キキちゃんには「犯罪やで」って伝えたって。OGのみなさま、退団されるとすっかりただの宝塚ファン。嬉しいですね。

「元星組・愛月ひかるさん 3週連続インタビュー【前編】」
https://otonamuse.jp/people/9762/

 カフェブレイクで流れるフィナーレ、キキちゃん、ずんちゃん、瑠風くん、風色くん、それぞれのアングルも全体もテンションあがってYouTubeで何回でも永遠に見続けられます。劇場では夢か幻のようでした。ボーっとなっている間にあれよあれよと秒で終わってしまったので、何十回でもみたいです。全てを一瞬忘れさせてくれます。ジェンヌさんたちも振付がかっこいいかっこいいと相当テンション高く、ものすごく楽しみながらやっていたみたいです。誰もが幸せになれるこんな世界、宝塚だけ。唯一信じられるもの、他になにを信じられなくても、安心して信じることができるものはほとんどないのだとわかった中、フィナーレヤバすぎるのだけは信じて間違いありませんでした。





阪急交通社貸切公演のポストカード、





雪組がおくれて無事に初日を迎えられたようです。残念ながら阪急交通社貸切公演のチケットは幻になりましたが友の会のチケットがあります。生き延びなければなりません。


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