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たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

手術などしたくない

2021年10月10日 22時27分39秒 | 日記
 10月にしては暑い毎日、体がひどくだるいのは低気圧と寒暖差のせいなのか。昨夜は眠剤を控えなければとがんばった結果、3時間あまりの睡眠。明日のこと、これから先のことを考えると不安と絶望に頭が支配されて緊張してしまい、二度寝できませんでした。お昼寝もできませんでした。10時の予約、初診は15分前までに来てくださいなんて、わたしには早すぎます。パートタイムの仕事に出勤する時と同じ時刻に目覚めなければなりません。起き上がって体を動かすことができるでしょうか。行きたくないので体がおもいです。

 また当事者の会の投稿を読んでみました。突然変形性股関節症の末期と宣告される、手術は回避したいけれど手術しないと痛みはなくならない。医師にとってはよくある手術でも一人一人みんな生活があるからかんたんなことではない。ものすごく悩む。手術を決意する時十字架にかけられるような気持ちだという方が。必ずしも末期症状=手術しかないということでもないようで医師によって意見は様々。初診の画像診断で痛みをとるには手術しかないと言った医師に、なんどか受診しているうちにこの人はいろいろと知っている人だとわかってくると手術は不要と言われたという方も。画像をみるよりも話をきいてくれるようになったとか。変形がひどくなると人口股関節に置き換える前に骨移植が必要になっててくるなんておそろしい。

 医師との相性もあります。わたしは苦手です。一回や二回では話せない。いやですね。こんな試練、到底無理でこわれます。遺伝による生まれつきのもので自分で選びとることはできなかった試練ならこの道の医師たちが健診でわかって受診した時将来に向けてやってはいけないこと、生活の中で気をつけていかなければならないこと、将来的に生じるリスクを保護者に指導してくれればよかったのに、そんな時代ではなかったですかね。

 週3日のパートタイムの仕事では収入足りませんが、下手に21時間を超えてしまうと働き損。60歳すぎてもわずかな収入から社保をむしりとるように法改正されていたとは力が抜けます。ねんきん定期便によるとわたしが63歳から年金受給開始すると年間30万円ぐらい。死ぬまで変わらないとあるので、事業主負担分もあわせて今まで納めてきた保険料を回収するには半世紀以上かかることになります。まともな金額になるのは支給開始年齢を70歳にした場合ですが、死んでもそこまで働くことはできないので、せめて65歳からの支給見込み額を63歳から支給してほしい。そしたらもう少し楽なのに、パートタイムで働きながらどうにかやっていけるのに、不安と絶望ばっかり。厚労省があの手この手で払わないようにしたいのミエミエ。手術してよくなったらまたいろいろできると希望をもつことはむずかしい。エネルギーをもって動けるのはあと10年ぐらいでしょうか。そんなにもうやれないです。自分、最後はどうなっていくのでしょうか。
 
 今日のカフェブレイク、キキずんのいい距離感のトークが放送されたのか、2週間後のyoutubeアップが楽しみです。



 吉村和敏さんがいよいよプリンス・エドワード島に向かわれるそうで、ライブ配信が楽しみです。





 心も体もおもいですがいろいろと片付けて5時間は眠らなければなりません。

「コロナで1.3億人がうつ、不安障害 女性や若者多数―英医学誌」

2021年10月10日 13時21分05秒 | 気になるニュースあれこれ
2021年10月9日(土)時事トッドコムニュースより、

「英医学誌ランセットは8日、新型コロナウイルスの影響により、2020年に全世界で約1億3000万人が大うつ病性障害(うつ病)や不安障害になったとする論文を掲載した。女性や20代前半の若者が多かった。コロナと精神疾患の関係について、世界規模で調査・分析したのは初めてという。」

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021100900246&g=int


ブロードウェイミュージカル『ニュージーズ』-日生劇場で開幕

2021年10月10日 00時44分01秒 | ミュージカル・舞台・映画
ブロードウェイミュージカル『ニュージーズ』上演決定
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/426f04855b45afb83292509f1b5680d3

 2020年4月8日の中止発表から1年5カ月、京本大我君主演のブロードウェイミュージカル『ニュージーズ』が、日生劇場にて無事開幕しました。日生劇場さんのツィートが嬉しい。https://twitter.com/nissaytheatre 気になって帰りにまた有楽町駅まで足を延ばしたい思いにかられましたが、痛みと痺れが走っているので自粛。観劇された方々のツィートを拝見したところでは、ダンスがすごい、二幕にはタップダンスもある、京本パパがさっそく御観劇、開演30分前と15分前に大我君のアナウンスが流れる、大我君の挨拶、去年中止になって不甲斐ない思いもしたけれど今日で報われたと。大我君に呼ばれて小池修一郎先生が登場、2014年東宝エリザのオーディションでルドルフに大我君を選んだ時のエピソードやジャニーさんも喜んでいるはずとベタぼめだった、カーテンコールの三回目は大我君が一人で登場した、ゆうみちゃんがすごく可愛かった、霧矢さん歌すごくうまかった、などなど。

 昨年コロナ禍で真っ先に不要不急と言われて、舞台が社会のすみっこへとすみっこへと追いやれていくのをみるのはつらかった、中止の文字をみるのはつらかった。演出作品が何本中止になったわからない小池先生も本当によかった。11月17日の梅田芸術劇場千穐楽まで無事に公演できますように。わたしの観劇予定はまだ先。這っていくことはできませんが必ず行くとの気持ちを強く持って生きます。チケット、コンビニで発券しなくちゃ。

SixTONES 京本大我、ミュージカル『ニュージーズ』に込める情熱 ストイックな姿勢で稽古に打ち込む実直な姿
https://realsound.jp/2021/10/post-877074.html

 清史郎君がカーテンコールで号泣していたと。

 昨年公演中止が発表された日の清史郎君のインスタグラムを読みながら、どれほど悔しいことかと涙しました。コロナ禍で社会から真っ先に不要不急といわれて大好きな舞台がすみっこへすみっこへと追いやられていくのをみるのはつらかった。今読み返しても涙が出ます。ここにもう一度引用させていただきます。

「皆さま、健康な日々を過ごされていますでしょうか。僕はとても元気です。

 本日、5月8日に日生劇場にて初日を迎え、東京、そして大阪で上演する予定でした、Disney 『NEWSIES』The Broadway Musicalの全公演中止が発表されました。この作品を楽しみにして下さった皆様、本当に本当に申し訳ございません。

ブロードウェイで上演されていたディズニーミュージカルの”日本初演キャスト”としてこの作品に(出演)できることの喜びと誇りを胸に、これまで稽古に励んできました。
一つ一つのシーンをカンパニー全員で丁寧に作り、作品が完成に近づけば近づくほど、一刻も早くお客様にこの作品をお届けしたい!という思いがこみ上げるばかりでした。

覚悟はしていました。ただ正直なところ、まだ実感が湧いていません。いや、実感が湧いているのか湧いていないのかすらも分からない、と言った方が合っているかもしれません。
ですが、今は皆さん一人一人の命と、周りの人達の命を守るべき時です。世界中の皆さんが一刻も早くこの闇から抜け出すために、やれることをやりたいと思います。

皆様もご自愛下さい。

加藤清史郎」

夢と希望があると思える場所、非不要非不急。心の糧は人生に必要。















「ホワイトライオンの赤ちゃん@姫路セントラルパーク」

2021年10月09日 00時34分05秒 | 気になるニュースあれこれ
【どうぶつ園のニューフェース】ホワイトライオンの赤ちゃん@姫路セントラルパーク
https://www.youtube.com/watch?v=ljBYQ4hj1mI

 いいニュース、掘り起こし。

 7月30日に帝王切開で誕生した時にはほとんど息をしていなかったホワイトライオンの赤ちゃんが元気に成長中。10月1日より来園者の前にお目見えしています。疲れていないかちょっと心配。たぶん近くに住んでいらっしゃるであろう常連の方々がアップしてくださる動画や写真を拝見すると、飼育員さんたちの愛情たっぷりで赤ちゃんも安心して甘えている様子。

 ライム仔くん、やさしい目をしています。

姫路セントラルパーク【サファリ】
https://www.instagram.com/hcpsafari/

 

紹介状うけとり

2021年10月08日 22時31分23秒 | 日記
 9月17日に電話で依頼したとき10月上旬になりますと言われた紹介状、電話から一週間後には準備できていたっぽい。相談室のソーシャルワーカーさん?に断られた右膝のレントゲン写真の画像をコピーしたCD-Rもついていました。医師の判断なのか、わたしの言ったことが伝えられたのか? 9月24日作成と印字されています。確約できないからクレームにならないよう、かなり余裕をみた日程を伝えられたということなのでしょう。できましたと連絡をもらえるシステムではないし、こういうものなんだと思うしかないのでしょうが、生活あるしこの10日ほどの差は大きいです。痛みと痺れのつらさ以上に心が疲れてしまいました。行きたいわけではない、医者など苦手、行きたくないですが子宮の中から?
?なので仕方ないじゃないですか。総合病院の初診、受付は9時から10時の間というので10時に変更してもらいましたがわたしには早いので非常につらい。体が動くでしょうか、頭も動かないと困ります。とにかく乗り換えなしで行けるバスに乗って着いたらコンビニのイートインで腹ごしらえしようと考えてはいますが面接と同じレベル、いやそれ以上にエネルギーのいること、行かなくてすむなら行きたくないです。

 昨日久しぶりに平日朝のバス、通勤のピークはやや過ぎた時間、おそらく9時から始まる病院に行くであろう高齢の方々がたくさんいらっしゃいました。仕事に行くようにこうして朝一番で病院に行くんですね。わたしが乗ろうとしているバスもいっぱいですかね。高齢化率の高い車内は優先席が空いていても坐りづらい。一般席に坐っていて自分より後のバス停から乗ってくる方々に譲ってくれんのかみたいな目でみられるのもいやなので坐れたらタブレット端末から宝塚の配信を聴きながら窓の外を眺めます。

 ランドマークとなる高層建物がみえているのに遠いところにいくのは、一瞬涼しくなったと思ったら暑さぶり返しでいちだんと疲れました。空には夏雲。この先なにが起こっていくのでしょうか。明日は出勤したい、少しでも稼がなければなりません。こんなポンコツに声かけてもらえてありがたいこと。平日の往復はもう自分には非常にきついとわかりました。明日は土曜日。無事に体がうごくでしょうか。スマホとタブレット端末の充電器を持って歩くのは荷物が一段と重くなりますが昨晩のことを考えると不安なので持ち歩きます。東日本大震災以降、簡易トイレもひとつはずっと鞄の中に入れています。いろいろとストックを確認しないと。そしていろいろと整理していかないとです。

 天引きは増えるばかり、せめて消費税率を下げてほしいと思います。

30年間変わらなかった日本の賃金 首相が掲げる所得倍増には課題山積
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4d0425689e94ce4c647f7dd58b0e8ab45a9babc

秋のカナダ

2021年10月08日 13時33分33秒 | 日記
遠いプリンス・エドワード島の空
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/cd02b6c50bd0b5762bb09c6a3f1edda4


 写真家の吉村和敏さんが無事カナダに入国されました。エア・カナダで成田→バンクーバー→モントリオール→ケベック・シティへ。このあとプリンス・エドワード島に行かれるのでしょう。ツィッターに黄葉・紅葉の風景写真を投稿してくださっています。

https://twitter.com/KazYoshimura/status/1446130171459735561

 自分はこの世にいる間もう行くことはできないであろう場所たちを旅している気分になります。TimHortonの紙コップも懐かしい。体の小さい日本人にはスモールサイズが日本のトールサイズぐらいで閉口したことも思い出。今夜22時か23時頃(日本時間)、ケベックシティからYouTube配信があるそうです。カナダは10月8日の朝、私は明日またパートタイムの仕事で出勤しようとしているのでアーカイブになるでしょうか。

 写真は2012年10月、プリンス・エドワード島のシャーロットタウン。





















 昨日ターミナル駅で成田エクスプレスのチケット半額になるサービスのアナウンスをしていました。空港にいくためではなく、通勤・通学で利用する人がたくさんいらっしゃるのかな。いつかまた、いつかまた、この世にいる間に成田エクスプレスで空港に行って飛び立ちたい。叶わない夢、飛行機が飛び立つ光景をみるには羽田空港にいけばいいか。この先、この世にいる間にいろいろと落ち着く日がもしも訪れるならまた英語をかじったりもしたいです、訪れるならばですが・・・。

 

ミュージカル『ナイツ・テイル』-帝国劇場で開幕

2021年10月07日 23時26分20秒 | ミュージカル・舞台・映画
“キング・オブ・帝国劇場”堂本光一「今でも緊張」主演ナイツ・テイル初日
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202110060000627.html 

ミュージカル『ナイツ・テイル』、梅田芸術劇場公演が一部中止となり心配しましたが、10月6日、帝国劇場にて無事開幕しました。『レ・ミゼラブル』の初演オリジナル版を演出したロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身のジョン・ケアードさん脚本・演出。キング・オブ・帝国劇場の井上芳雄さんと堂本光一君の共演が話題の作品。芳雄さん、稽古中にはだいもん(望海風斗さん)の神奈川芸術劇場コンサートにゲスト出演してくれて、これからだいもんを守るって言ってくれたとか。芳雄さんが忙しいということは日本のエンターテイメントが動いているということ。ルドルフデビューの時から拝見しているので芳雄さんが舞台に立つ姿をみると、勝手に懐かしい人に会ったような安心感。

(写真は日刊スポーツさんより)



 日生劇場では昨年春目前で中止を余儀なくされた『ニュージーズ』が開幕を迎えようとしています。キャストのみなさんのツィッターからあふれてくる熱量がすごい、ワクワクします。



 現実は希望をもてることがなにひとつありません。この先もないだろうと思います。劇場は夢と希望があると思える大切な場所。非不要非不急。









 このブログを書き始めた時、久々に緊急地震速報がきました。倒れる心配のあるものは持っておらず無事です。大きな揺れでした。固まっていました。東日本大震災を思い出します。帰宅難民となった翌朝眠れないまま陽がのぼると動き始めた地下鉄に乗ると車内に一斉にこの音が鳴り響いたこと、今も体に刻み込まれています。明日のことは誰にもわかりません。現実を忘れる時間も大切にしていこうと思います。この世を旅立つ時できるだけ悔いのないよう財布と時間の許す範囲で観劇していきます。

紹介状を受け取りにいかなければなりません

2021年10月07日 00時01分55秒 | 日記
 3日ほど暑い日が続き今日も昼間は暑かったですが、夕方になって急に冷えてきました。明日はまたパートタイムの仕事で出勤しようとしていますが動けるでしょうか。買い物などして部屋に戻りパソコンを立ち上げるため机の前に坐ってしまうと、ばらくそのまま動けなくなってしまうのは加齢と変形性股関節症の末期による疲労のどちらでしょうか、両方でしょうか。立ち上がることがすごくきつくなってきました。いろいろとすませてごはんを食べる体制が整うまで坐らないよう心がけなければなりません。

 10月上旬と言われた紹介状、会計に問い合わせてみるとできているとの回答。文書料はかからないようですが受け取りにいかなければなりません。金曜日にいくという前提で総合病院の整形外科の予約を火曜日から月曜日に変更しました。近くて遠いリハビリ専門のところ、2回の乗り継ぎ、出勤の翌日に体が動くでしょうか。土曜日はまた出勤の予定。4月末までフルタイムで1時間以上のところへ通勤していたのがうそのように体がきついことを自覚。出勤は週3日が限界、無理に無理して週4日のお給料から社保とられてしまっては働き損、在宅で請け負える出来高払いの仕事をみつけたいけれど何かに秀でたスキルがあるでなし、システムに入力する仕事だとネットワークに入ったりセキュリティのことがあるからむずかしいでしょうか。わからないことがある時きくことができないのも大変。でも週3日のお給料では足りないのでなんとかしなければなりません。どうすればいいのかわかりませんが・・・。

 ずっと気をはっていたのでここまで自覚できていませんでしたが、この痛みと痺れではやはり手術しかないと言われてしまうでのしょうか。丁寧な説明をきくことができるものなのでしょうか。5分か10分の診断で手術したら楽になる、手術しかないとか言われても納得できません。隔世遺伝により?子宮のなかですでに脱臼していた?なんてわたしは知らない、乳幼児のときのことなんて自分ではわからない。いつ発症したのか自分ではわからない。わたしの責任ではない。

 天気予報をチェックしようとヤフーをひらいてしまうと不安と絶望ばかり。保証人いないしその間の生活補償がない、その先に希望がみえないのにどうして手術などできるでしょう。こんな過酷なことを受けいれることはできずもう終わりなんだなあって思います。無理ですよ、無理。手術なんてありえない。病院など行きたくないです、行きたくない。気持ちがもちません。

 出かけるときは不安神経症とのたたかい。夜しいんとなると気持ちがどうにも落ち着かず、眠剤でも朝まで眠れないことが多いので朝早いのは特にきつい。それでも不安神経症とのたたかいに勝つためには横にならなければなりません。もがきながらでも横になるだけでいくらか疲れはとれます。不安神経症とのたたかいの連続。

 また荷物を増やしてしまいましたが、『プロミセス・プロミセス』のチラシ、真風さんフェルゼン&キキトワネットちゃんの舞台写真をゲットしてきたのでお守りがわりに鞄の中へ。これ以上モノを増やさないようにしていますが宝塚の公演プログラムと舞台写真は自分に許します。


 

『カール・ロジャーズ入門-自分が”自分”になるということ』より-「フォーカシング」

2021年10月06日 15時40分48秒 | 本あれこれ
『カール・ロジャーズ入門-自分が”自分”になるということ』より-「ロジャーズとトランスパーソナリズム」

https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/fdb1cd1b0d5da488e934d765f83ceeb4




「フォーカシング(Focusing)は、ユージン・ジェンドリンが開発した「自分のこころのメッセージを聴く方法」です。今のところ、これが一番ピッタリくる説明でしょう。

 フォーカシングを理解する上でも、それが生み出された次のような背景を知っておくことが役に立ちます。ジェンドリンは、その実証研究の中で、うまくいっているセラピィでは、クライエントの内面で、自分自身の「感じ」の流れ(=体験過程)に触れていく内的な体験プロセスが生じていることを発見しました。逆に、そうしたプロセスが生じていないクライエントを相手にどれほど回数を重ねてカウンセリングを続けたところで、いっこうにらちがあかないということを発見したのです。そこで、「では自分の体験過程に触れたり問い合わせたりできない人に、その方法を教えていけばいいのではないか」-そう思ってジェンドリンが開発した方法が、フォーカシングなのです(近田,1997)。

 言い方を変えれば「うまくいっているカウンセリングの中で、クライエントの心の中で起きていることのエッセンスを取り出し、それを学ぶことができるように体系化したもの」-それがフォーカシングというわけです。ですから、しっかりフォーカシングを学べば、深まりのあるカウンセリングにおけるのと同様の体験をすることができるはずです。

 フォーカシングにもいろいろなやり方がありますが、今私が気に入っているのは、アン・ワイザー・コーネルのフォーカシングです(Comell,1993
)。その基本ステップを説明しましょう。

(1)からだの内側に注意を向ける

 目をつむり、まず両手、次に両足、そして座っていて触れている部分が「どんな感じがしているか」注意を向けていきます。そしてさらに、からだの内側の中心部、特に喉、胸、胃、お腹のあたりの「感じ」に注意を向けます。「何かつまっている感じ」「すっきりした感じ」「重い感じ」など、いろいろな感じが出てくるでしょう。

(2)フェルト・センスを見つける。フェルト・センスが浮かび上がるよう働きかける

 フェルト・センス(からだの内側で感じられる「感じ」) はすでにそこにある場合もあるし、それが出てくるようやさしく働きかけることが必要な場合もあります。まず、からだの内側で気づいていることに注意を向けていきます。それが見つからない場合には、「私の生活はどんな具合かな」と自分に聞いてみて、いい感じが得られるかどうかを確かめてください。いい感じがしても、うまくいっていない感じがしても、その「感じ」がまさにフェルト・センス。あなたに何かを語りたがっています。それでもうまくいかなかったら、自分が取り組む必要のある「問題」を選び、「あの問題についてからだの内側ではどんな感じがしているか」たずねてみてください。フェルト・センスが出てきたら、それがどんなものでも、それに「こんにちわ」と挨拶して迎えてあげましょう。その「感じ」とちょうどよい距離を保つために、それのとなりに座っているような感じでいてください。あなたは、これからその「感じ」が何を語るのか、その聴き手になってください。

(3)ハンドルを手に入れる

 ハンドルは、からだで感じている「感じ」にぴったりの言葉やイメージ、音、ジェスチャーなどのことです。「このからだの感じには、どんな言葉やイメージがぴったりくるか」そう自分にたずねてみてください。言葉やイメージが浮かんできたらその「感じ」にぴったりくるかどうかを確かめます。もし「違う」という答えが返ってきたら、もっとぴったりきて、「そうだ」という答えがその「感じ」のほうから返ってくるまで続けていきます。途中で、いつの間にか「頭で」考えてしまうことがよくあります。そんな時は、その都度「からだの内側」の「感じ」に戻ったり、その考えを「感じ」のレヴェルに落として、どんな感じがするかを味わうことが大切です。

(4)その「感じ」といっしょにいる

 ハンドルを手に入れたら、気持ちを楽にしてしばらくその「感じ」といっしょにいてみましょう。その「感じ」をいじくるのではなく、ただその「感じ」と「いっしょにいる」のです。「『それ』といっしょにいても大丈夫かどうか」自分に聞いてみてください。そして、じゅうぶんにいっしょにいた後で、「『それ』は何を私にしってもらいたいんだろう」「ここにもっと何かありそうな感じがあるだろうか」と、自分に問いかけてみてください。そこでもし「もっと何かありそうな感じ」がしたら、また新しいハンドル(言葉やイメージ)を見つけて、その感じといっしょにいてください。つまり、「もう終わりにしてもかまわない」という感じが起こるまで、(2)フェルト・センス→(3)ハンドル→(4)いっしょにいること→(2)フェルト・センス→(3)ハンドル→(4)いっしょにいること・・・というサイクルをくり返していくのです。

(5)終わりにする

「今終わりにしてもかまわないか、もっと何か起こってほしいか」を自分の「感じ」にたずねてみます。「問題が片づいた」とか「解決した」といった感じがしている必要はありません。「今やめることがしっくりくるかどうか」それだけが大切です。終わりにすると決めたら、次の機会に、今回たどりついた「感じ」に戻れるよう、それを呼び戻してくれるイメージシンボルを見つけておいてください。今回のセッションで起きたことを振り返るのにじゅうぶん時間をかけ、それを覚えておけるようにします。自分のからだの「感じ」から出てきたものは、それがどんなものであれ、感謝の気持ちをこめてていねいに受けとめ、ゆっくりとセッションを終えます。

 フェルト・センスには(1)「からだの感じ(圧迫された感じ、重い感じなど)」(2)「感情的性質(イライラする、悲しいなど)」(3)「イメージやシンボル(木の枝、蟹など)」(4)「生活とのかかわりやストーリー(「職場のあの人について」など)」という四つの側面があります。フォーカシングが深まるにつれて、四つの側面のすべてが現れてきます。

 また時折誤解している人がいますが、フォーカシングは(目をつむって意識を集中する、という形は似ていても)瞑想法ではありません。ただし、フォーカシングを身に付けていれば、さまざまなセラピィや瞑想やセーリング法をより効果的に体験することができるようになります。というのもフォーカシングは、からだの内側の「感じ」に触れることを通して自分の心のメッセージに耳を傾けるという、きわめて基本的な技能だからです。」



まっすぐに伸びる木
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/009edf563e2fc64edb7b70fa92044887

雪組『CITY HUNTER』『Fire Fever』-10月5日東京宝塚劇場

2021年10月06日 01時29分02秒 | 宝塚
 不安と絶望の現実から逃れて、夢と希望があると思える場所を無事に往復してきました。2階席後方、はしっこの席で助かりました。手術しかないのかと考えると胃の痛みがとまりませんが劇場の中にいる間は忘れました。





『CITY HUNTER-盗まれたXUZ-』

 齋藤先生らしく「開演5分前」「まもなく始まるよ」、そして『CITY HUNTER-盗まれたXUZ-』と映像が出ましたが2階席後方からわたしのスマホの使い方ではこんなんでした。雰囲気だけ。新宿の街が昭和の終わりから平成にかけての雰囲気満載でした。沙月愛奈さんが演じる占い師、新宿の母がモデルですよね。原作を知らないまま観劇しましたが、宙組ホームズと同じく、原作ファンにはたまらないネタ満載なんだろうなと思いました。たぶん原作のエピソードとキャラクターをもりこめるだけもりこんだのかな。ちょっと急ぎ足の感もありましたが、宝塚との親和性がなさそうな主役が軸の作品を原作の世界観そのままに宝塚らしく仕上げ舞台。「キャッツアイ」を同じ作者なんですね。一世を風靡したTMネットワークの「Get Wild」、アニメ「シティーハンター」の主題歌だったとは知りませんでした。巨大な雑踏の街、新宿に似合う曲。咲ちゃん(彩風咲奈さん)が宇都宮隆さんと似ているようにもみえました。他にも世代的になんか知っているなっていう曲があったような気がしますがタイトルとか全くわかりません。真琴つばささんの『BLUE・MOON・BLUE』で大劇場デビューした齋藤先生、たぶん同世代より少し下ぐらいかな。雰囲気がわかるわかるという感。

 個性的なキャラクターがたくさん登場するので一回ではなかなか認識しきれませんでした。咲ちゃんと希和ちゃんがトップコンビになったと同時に雪組の作品の雰囲気が180度かわったことにちょっと最初頭がついていきませんでした。最後に息子を撃つお父さんや盟友に切腹を申し渡す大名をやっていた咲ちゃんがスミレコードぎりぎりのちとスケベなカッコよくない役をやっていることが不思議でした。トップスターになったんだなあとしみじみ。ペタンコ靴はいているのに、足が長い。首すじを隠せない衣装でハードボイルドな着こなし、そんなにかっこよくないかもしれない役をすごくかっこよくみせているところさすがです。希和ちゃん(朝月希和さん)、可愛さとグラマラスのバランスが絶妙。あーさ(朝美絢さん)らしいアメリカ人。縣千くん、頭をバンダナでおおって原作では丸坊主の役どころ、インパクトありすぎ。雪組でいちばん気になる綾凰華くん、その芝居心が好きなのですが出番多くないながら今回も印象的、コートにサングラスのあの雰囲気は射抜かれます。そっと煙草を吸う場面があるようなので1か月後は見逃さないようにしなくては。



『Fire Fever』、

 稲葉先生が特に力を入っていた咲ちゃんだけが男役のラインダンス、この場面に出ていないのは組長の奏乃はるとさんと直後の場面に出る久城あすさんだけ。上級生男役もダルマで足上げ、上手から下手まで79名の組子がそろってのラインダンスは見ごたえあります。宙組の大カンカンの時のように側転したり、それぞれ技を繰り出すタカラジェンヌの身体能力はすごいです。そのあとの永遠の場面、希和ちゃんも男役に戻った綾凰華くんもひたいに凄い汗。ほとんど踊りっぱなしのショー、20年以上前に観劇していた頃も思いましたが、1時間半の芝居のあとにこうしてハードなショーを一時間。しかも一日に二回。生演奏は本当に贅沢なひととき。

 オンデマンド配信された大劇場公演初日のカーテンコールで咲ちゃんが言ってくれているように不安な現実をひととき忘れることができました。そして少しばかり心が元気になりました。感謝しかありません。また復習しながら少しずつ思い出していきたいです。
 














ブロードウェイミュージカル『ニュージーズ』上演決定
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/426f04855b45afb83292509f1b5680d3

『ジャック・ザ・リッパー』の公演が無事に終わった日生劇場は『ニュージーズ』の開幕を待つ。舞台稽古が本日から始まったようです。小池修一郎先生、コロナ禍で何本の演出作品が中止になったことか、9日の初日を無事に迎えられることを祈っています。そして自分無事に観劇できますように・・・。









 10月上旬、明日あたりはもう初旬ではなく上旬でしょうか。紹介状はあるか問い合わせなければなりません。昨日3週間ぶりにいったかかりつけ医には上旬なんだから早く電話しないとって言われました。電話苦手で好きではないのでなかなかできません。明日しないとです。木曜日はまた出勤。