行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

景気はどうなるパート2

2008-10-24 18:35:49 | Weblog
今日の株価はついに7600円台へ最安値を付けた。朝のニュースでソニーが今年度の決算で6割の減益を発表したのと昨晩グリーンスパン元FRB議長が議会証言でこの危機はまだ続くといった証言が出たからだ。
ソニーショックといっても言っても良いが、内容はお粗末、ユーロが120円台になったのでそれだけで1300億円も減益となるとのこと、世界企業であれば為替対策ができてると思っていたが?キャタピラーやIBMなど米国の多国籍企業はユーロに対しドル高になったが決算は増益を維持している。超円高はすでに1995年4月80円を経験しており、世界に冠たるソニーが巨額な為替差損をここで味わうとは経営者失格、私は株主でないが次の株主総会では責任を追及されるだろう。
昨日今回の金融危機の責任探しに言及したが早速議会でグリーンスパン元FRB議長が召喚され、低金利政策で住宅バブルを生み出し、かつサブプライムローンの発生責任を追及された。私はこの点、ブログで彼の責任ありとかつて書かせて貰ったが、さらに投資銀行のデリバティブ政策を肯定した点でも責任がある。いずれにせよ規制緩和してチェックを怠った結果で、彼は銀行経営者を信用しすぎたと弁解している。
今朝のニュースでは日本でもかなり貸し渋りがひどくなってきて中小企業が倒産しだしたらしい、運転資金を絞られたらひとたまりもない、また銀行や信用金庫は金利をこの際上げようとしているが世界で一番低い預貯金金利でのんびり経営をしている日本の銀行や信用金庫はむしろこの際貸出金利を下げるべきである。金融庁はしっかり監視して存在価値を示してほしい。
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